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資料2_障害のある方に対するかかりつけ医機能について (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40880.html
出典情報 かかりつけ医機能が発揮される制度の施行に関する分科会(第6回 6/21)《厚生労働省》
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障害のある方に対するかかりつけ医機能の対応(案)②
○ 改正障害者差別解消法※が令和6年4月から施行され、事業者は合理的配慮の提供が義務となり、また、令和6年3月に同法に基づ
く「医療関係事業者向けガイドライン」(厚生労働大臣決定)が公表され、同ガイドラインにおいて、以下のように示されている。
・ 法第5条においては、個別の場面において、個々の障害者に対して行われる合理的配慮を的確に行うため、施設や設備のバリアフ
リー化、意思表示やコミュニケーションを支援するためのサービス・介助者・支援者等の人的支援、障害者による円滑な情報の取得・
利用・発信のための情報アクセシビリティの向上等といった環境の整備を事業者の努力義務としています。
・ ハード面のみならず、職員に対する研修や、規程の整備等のソフト面の対応も含まれることが重要です。
※ 令和3年6月公布、令和6年4月施行。事業者による合理的配慮の提供を義務付けるとともに、行政機関相互間の連携の強化を図るほか、相談体制
の充実や情報の収集・提供の確保など障害を理由とする差別を解消するための支援措置を強化する措置を講ずることとされた。

【対応案1】 医療機能情報提供制度の情報提供項目の見直し
○ 障害のある方が医療機関を探しやすくするため、障害者団体・関係団体との意見交換やヒアリングで意見があった項目や、障害者
差別解消法に基づくガイドラインで示されている医療機関の環境整備(施設のバリアフリー化、意思表示やコミュニケーションの支援、
情報アクセシビリティの向上、職員に対する研修等)の対応状況等について、医療機関の報告負担にも配慮した上で、報告可能な項
目を医療機能情報提供制度の情報提供項目に位置付けることを検討してはどうか。
※ 具体的な内容等は「医療機能情報提供制度・医療広告等に関する分科会」において検討

【対応案2】 医療情報ネット(「ナビイ」)の情報提供の方法の見直し
○ 医療情報ネット(「ナビイ」)の見直しに当たって、デジタル庁の「ウェブアクセシビリティ導入ガイドブック」を踏まえて改善を進める。
○ 障害のある方が医療情報ネット(「ナビイ」)を利用しやすくなるよう、トップページに利用者区分として「障害児・者、難病患者」を選択
できるボタンを設定した上で、障害児・者、難病患者向けの検索条件設定ページを作成し、障害者等で利用頻度が高い項目を検索条
件として、医療機関の検索を行えるよう、令和7年度に向けて改修を進める。
○ また、令和6年4月より開始された医療情報ネット(「ナビイ」)の利用実態等を踏まえ、引き続き改善を検討する。
※ 具体的な内容等は「医療機能情報提供制度・医療広告等に関する分科会」において検討

【対応案3】 医療機関における合理的配慮や、障害種別ごとの障害特性の理解等の促進
○ かかりつけ医機能に関する研修において、合理的配慮や障害特性の理解等に関する項目を盛り込むこととしてはどうか。
【対応案4】 かかりつけ医機能報告制度
○ かかりつけ医機能報告の報告事項については、引き続きかかりつけ医機能が発揮される制度の施行に関する分科会で検討を行う
ものであるが、その際、継続的な医療を要する者には、障害児・者、医療的ケア児、難病患者等であって継続的な医療を要する者も
含まれることを念頭に置きながら検討してはどうか。
○ かかりつけ医機能に関する協議の場の参加者について、ガイドラインに障害者団体・関係団体も記載することを検討してはどうか。10