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資料2-1 職域におけるがん検診の現状と課題について (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41159.html
出典情報 がん検診のあり方に関する検討会(第42回 7/4)《厚生労働省》
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職域におけるがん検診における現状と課題
①受診率について
• 「職域におけるがん検診に関するマニュアル」(以下「マニュアル」という。)においても示されているとおり、職域におけるがん検診は、
国民に受診機会を提供するという意味でも、非常に重要な役割を担っている 。
• しかし、2023年度保険者データヘルス全数調査(以下「データヘルス全数調査」という。)によると、検診機会が提供されていない場合も
一定数みられるとともに、希望者へのオプション項目として実施されている場合もみられる。
• また、がん種によって、受診率にばらつきが生じている。

②がん検診の精度管理等について
• マニュアルにおいて、精検受診率等の精度管理指標の評価を行うことが望ましいとしている。
• データヘルス全数調査によると、要精密検査対象者を把握している保険者はおよそ3割程度にとどまっている。
• データヘルス全数調査によると、要精密検査となった者を把握していない理由として、「精密検査受診の判断は精密検査の対象者に任せてい
るため」「要精密検査対象者の把握にコスト(人的・財政的)がかかるため」「検診実施機関等が保険者に検診結果を報告していないため」
という回答が多くあがっている。

③科学的根拠に基づくがん検診の実施について
• マニュアルは、「がん対策は科学的知見に基づくもの」とするがん対策基本法及びがん対策推進基本計画の基本理念に基づき、がん検診の項
目等を設定し、職域におけるがん検診において参考となることを目指すものである。
• マニュアルの内容の理解がされていないまま検診内容を決定している保険者、理解していてもマニュアル通りに実施できていない保険者等が
みられる。

職域におけるがん検診について、受診率や精度管理の向上等のために、先進的な企業の取組等も参考にしながら、
今後どのような取組を展開していくことが考えられるか。
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