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議題1 別紙2 (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41117.html
出典情報 先進医療会議(第133回 7/4)《厚生労働省》
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別紙2-1
先進医療B
評価委員

第161回先進医療技術審査部会
令和6年5月15日

資料1-1

総括報告書に関する評価表(告示旧 45)

主担当:

真田

副担当:

伊藤

技術専門委員:

松下

先 進 医 療 マルチプレックス遺伝子パネル検査
の名称
申 請 医 療 岡山大学病院
機関
医療技術
の概要

腫瘍細胞に発生している遺伝子変異を明らかにする「がん遺伝子パ
ネル検査」は、がんゲノム医療において不可欠な検査である。
TruSight Oncology 500(TSO500)は 523 遺伝子をターゲットとす
る DNA+RNA アッセイであり、mutation やコピー数異常、融合遺伝子、
また Microsatellite Instability(MSI)や Tumor Mutation Burden
(TMB)のような免疫療法バイオマーカーの正確な測定も可能である。
本試験では、抗悪性腫瘍薬による治療を検討している、またはその
可能性がある、治癒切除不能または再発の病変を有するがん患者を対
象として、がん関連遺伝子の変異、増幅、融合を1回のアッセイで検
出可能なマルチプレックス遺伝子パネル検査試薬(TSO500)を用いた
解析を行い、actionable な遺伝子異常を有する患者の割合を求める
ことで、遺伝子プロファイリング検査の臨床的有用性を検証する。
○主要評価項目:Actionable な遺伝子異常が検出される患者の割合
○副次評価項目:シークエンス成功割合、対応する治療薬が投与され
た割合、承認体外診断薬との結果の一致割合
○予定症例数:250 例(登録症例数:250 例)
○試験期間:2020 年 12 月~2023 年5月

医 療 技 術 ○有効性の評価結果
の試験結


解析が成功した 248 症例のうち、100 症例(40.3%、95%CI:34.2%
-46.4%)でエビデンスレベル 3A 以上の遺伝子バリアントが検出さ
れた。この値は、TSO500 に収載されている治療介入への判断根拠と
なり得る actionable な遺伝子変異が1つ以上検出される期待値を約
40%としたエンドポイントの登録数設定根拠に合致した結果であっ
た。
がん腫を問わず、すべての解析症例全体のおよそ 30%で治療介入

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