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議題3 参考資料5(先-5) (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_42187.html
出典情報 先進医療会議(第134回 8/8)《厚生労働省》
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Receptive 群に近い妊娠率になることが想定されます。そのため、2群の Outcome に差
が出ない状態になることが、ERA が有効であることの証明になると考えております。
2. p8 の主要評価項目には「ERA 実施直後の胚移植あたり妊娠率」という指標があり、ここ
からは ERA の結果が Receptive か Non Receptive にかかわらず胚移植を実施するように
も読めるのですが、こういった方法も実施されるのでしょうか。こちらであれば Receptive 群
と Non Receptive 群で妊娠率等を比較することには意味があると思いますが、Non
Receptive と分かっていて胚移植を行うことは臨床的および倫理的な観点から問題はない
でしょうか。
【回答】
ERA の結果が Non Receptive であった場合は、移植する時期を調整した上で胚移植を
行うため、Non Receptive の時期に胚移植を行うことは想定しておりません。
また「ERA 実施直後の胚移植あたり妊娠率」については、ERA の検査結果に基づいて
実施した初回の胚移植における妊娠率、という意図となり、
① Receptive 群:検査周期同様に、黄体ホルモン投与開始日から5日目に胚移植を
行う
② Early- Receptive 群または Late- Receptive 群:黄体ホルモン投与時間を±12
時間調整した上で移植を行う
③ Pre-Receptive 1Day 群:黄体ホルモン投与開始日から6日目に胚移植を行う
④ Pre-Receptive 2Day、Post-Receptive 群:検査時期をずらして再検し、①~
③の結果が得られた場合は、その結果に基づいて移植を行う
という治療戦略により移植を行った場合の妊娠率等を検討致します。
3. 今回の研究においては、系列の 3 つのクリニックで多施設研究を行われる、ということ
ですが、今回のデータ収集において一般化可能性を高めるために、もう少し多くの施設で
共同してデータ収集をする方が良いと思うのですが、系列外の医療機関も含めた多施設
共同研究は可能でしょうか?
【回答】
日本医療研究開発機構(AMED)成育疾患克服等総合研究事業において、
「卵子活性化
・タイムラプス・ERA の有効性・安全性検証による生殖補助医療のエビデンス創出(研
究機関令和3年4月~令和6年3月)」という研究課題を採択いただいていますが、そ
の研究の一環として、令和4~5年度は JISART※加盟施設と共に前方視的コホート多施
設共同研究を予定しております。ロードマップに当該多施設共同研究について追記致
しました。


JISART:日本生殖補助医療標準化機構(不妊治療を専門とする 31 クリニックによって結成された

一般社団法人

以上

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