よむ、つかう、まなぶ。
2022年度 訪問介護の経営状況について (7 ページ)
出典
公開元URL | https://www.wam.go.jp/hp/keiei-report-r6/ |
出典情報 | 2022年度 訪問介護の経営状況について(8/9)《福祉医療機構》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
2024-002
建物に居住する利用者へのサービス提供が全体
回数は 403.6 回と非常に高く、同一の利用者へ
の 9 割を超える場合、12%減算となる新区分が
1 日に複数回サービス提供を行う事業所が一定
追加されたところだが、社会福祉法人において
数あることを示している。
は減算対象外の利用者へのサービス提供を実施
収入単価については、減算あり事業所のほう
する事業所が多く、新区分に該当する事業所は
が低いが、特定事業所加算Ⅰの取得割合が
少ないと推察する。
14.9%と比較的高く、収入単価の引き上げに取
り組む事業所が一定数含まれていることがわか
2.4
る。
営利法人の同一建物減算の有無別比
図表にはないが、従事者 1 人当たりサービス
較
提供回数の内訳について、減算あり事業所では
赤字割合に 13.1 ポイントの差があり、1 事業
所当たりサービス活動収益も 2 倍以上の差
身体介護 20 分未満の提供回数が 1,074.4 回と減
算なし事業所の 298.6 回を大きく上回っている。
営利法人で前節と同様の比較を行ったところ、 身体介護のほかの区分でも、減算あり事業所の
同一建物減算なしの事業所の赤字割合 35.2%に
ほうが回数が多くなっている。
対し、減算ありの事業所では 22.1%と一定の差
なお、社会福祉法人では減算ありの事業所で
がみられた(図表 8)
。また、サービス活動増減
も平均訪問移動時間は 13.1 分だったが、営利法
差額比率についても、減算あり法人のほうが 2.9
人の減算あり事業所では 7.3 分と短い。同一建
ポイント高くなっている。
物減算の適用を受ける利用者の割合については
この要因はこれまでみてきたとおり、サービ
報告をいただいていないため推測となるが、同
ス提供回数の差によるところが大きい。減算あ
一建物に居住する利用者へのサービス提供が多
り事業所の利用実人員 1 人当たりサービス提供
い傾向にあることがうかがえる。2022 年度と同
(図表 7)2022 年度
同一建物減算の有無別の経営状況(社会福祉法人)
社会福祉法人
n=1,322
区分
併設型事業所の割合
1 事業所当たりサービス活動収益
1 事業所当たりサービス活動費用
1 月当たりサービス提供回数
登録者数
利用実人員数
利用実人員 1 人当たりサービス提供回数
平均訪問移動時間
収入単価
特定事業所加算Ⅰ
1事業所当たり従事者数
うち介護職員数
利用実人員 10 人当たり従事者数
人件費率
経費率
減価償却費率
その他の費用率
サービス活動増減差額比率
従事者 1 人当たりサービス活動収益
従事者 1 人当たり人件費
赤字事業所割合
76.9
30,850
29,230
637.4
77.2
68.3
113.0
15.7
4,033
10.8
7.1
6.3
1.05
84.6
9.0
0.9
0.2
5.3
4,322
3,655
45.9
%
千円
千円
回
回
人
回
分
円
%
人
人
人
%
%
%
%
%
千円
千円
%
減算なし
n=831
69.9
29,824
28,544
589.5
83.4
69.8
101.9
17.2
4,216
11.0
6.9
6.1
1.00
85.0
9.5
1.0
0.2
4.3
4,313
3,667
46.2
減算あり
n=491
88.8
32,585
30,391
718.4
66.7
65.7
133.2
13.1
3,780
10.6
7.5
6.6
1.16
83.8
8.3
0.8
0.3
6.7
4,337
3,636
45.4
差
(あり-なし)
18.9
2,762
1,848
128.9
△ 16.8
△ 4.1
31.3
△ 4.1
△ 436
△ 0.4
0.6
0.5
0.16
△ 1.2
△ 1.2
△ 0.2
0.2
2.4
24
△ 32
△ 0.8
Copyright ⓒ 2024Welfare And Medical Service Agency (WAM). All rights reserved.
7
建物に居住する利用者へのサービス提供が全体
回数は 403.6 回と非常に高く、同一の利用者へ
の 9 割を超える場合、12%減算となる新区分が
1 日に複数回サービス提供を行う事業所が一定
追加されたところだが、社会福祉法人において
数あることを示している。
は減算対象外の利用者へのサービス提供を実施
収入単価については、減算あり事業所のほう
する事業所が多く、新区分に該当する事業所は
が低いが、特定事業所加算Ⅰの取得割合が
少ないと推察する。
14.9%と比較的高く、収入単価の引き上げに取
り組む事業所が一定数含まれていることがわか
2.4
る。
営利法人の同一建物減算の有無別比
図表にはないが、従事者 1 人当たりサービス
較
提供回数の内訳について、減算あり事業所では
赤字割合に 13.1 ポイントの差があり、1 事業
所当たりサービス活動収益も 2 倍以上の差
身体介護 20 分未満の提供回数が 1,074.4 回と減
算なし事業所の 298.6 回を大きく上回っている。
営利法人で前節と同様の比較を行ったところ、 身体介護のほかの区分でも、減算あり事業所の
同一建物減算なしの事業所の赤字割合 35.2%に
ほうが回数が多くなっている。
対し、減算ありの事業所では 22.1%と一定の差
なお、社会福祉法人では減算ありの事業所で
がみられた(図表 8)
。また、サービス活動増減
も平均訪問移動時間は 13.1 分だったが、営利法
差額比率についても、減算あり法人のほうが 2.9
人の減算あり事業所では 7.3 分と短い。同一建
ポイント高くなっている。
物減算の適用を受ける利用者の割合については
この要因はこれまでみてきたとおり、サービ
報告をいただいていないため推測となるが、同
ス提供回数の差によるところが大きい。減算あ
一建物に居住する利用者へのサービス提供が多
り事業所の利用実人員 1 人当たりサービス提供
い傾向にあることがうかがえる。2022 年度と同
(図表 7)2022 年度
同一建物減算の有無別の経営状況(社会福祉法人)
社会福祉法人
n=1,322
区分
併設型事業所の割合
1 事業所当たりサービス活動収益
1 事業所当たりサービス活動費用
1 月当たりサービス提供回数
登録者数
利用実人員数
利用実人員 1 人当たりサービス提供回数
平均訪問移動時間
収入単価
特定事業所加算Ⅰ
1事業所当たり従事者数
うち介護職員数
利用実人員 10 人当たり従事者数
人件費率
経費率
減価償却費率
その他の費用率
サービス活動増減差額比率
従事者 1 人当たりサービス活動収益
従事者 1 人当たり人件費
赤字事業所割合
76.9
30,850
29,230
637.4
77.2
68.3
113.0
15.7
4,033
10.8
7.1
6.3
1.05
84.6
9.0
0.9
0.2
5.3
4,322
3,655
45.9
%
千円
千円
回
回
人
回
分
円
%
人
人
人
%
%
%
%
%
千円
千円
%
減算なし
n=831
69.9
29,824
28,544
589.5
83.4
69.8
101.9
17.2
4,216
11.0
6.9
6.1
1.00
85.0
9.5
1.0
0.2
4.3
4,313
3,667
46.2
減算あり
n=491
88.8
32,585
30,391
718.4
66.7
65.7
133.2
13.1
3,780
10.6
7.5
6.6
1.16
83.8
8.3
0.8
0.3
6.7
4,337
3,636
45.4
差
(あり-なし)
18.9
2,762
1,848
128.9
△ 16.8
△ 4.1
31.3
△ 4.1
△ 436
△ 0.4
0.6
0.5
0.16
△ 1.2
△ 1.2
△ 0.2
0.2
2.4
24
△ 32
△ 0.8
Copyright ⓒ 2024Welfare And Medical Service Agency (WAM). All rights reserved.
7