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資料3-2 アトモキセチン製剤におけるN-ニトロソアトモキセチンの検出及び発がんリスクに関する評価報告書[935KB] (2 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_42464.html |
出典情報 | 薬事審議会 医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和6年度第5回 8/28)《厚生労働省》 |
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により適宜増減するが、1 日量は 120mg を超えないこと。
2. 調査の背景
令和3年 10 月8日付け薬生薬審発 1008 第1号、薬生安発 1008 第1号、薬生監麻発 1
008 第1号「医薬品におけるニトロソアミン類の混入リスクに関する自主点検について」
に基づくリスク評価では明確なリスクは認められておりませんでしたが、原薬製造所でニ
トロソアミン類に関する評価を実施したところ、限度値を超える NDSRI が検出されたた
め、リスク再評価・調査を実施しました。
3. 調査結果
3-1.原薬アトモキセチン塩酸塩中のニトロソアミン(N-ニトロソアトモキセチン)定量
試験結果
原薬製造所にて 2018 年から 2024 年に製造した全 174 ロットについて測定を実施しまし
た。
原薬アトモキセチン塩酸塩における N-ニトロソアトモキセチン(表中では NNA と記
載)の定量結果を以下に示します。
原薬名
製造年
ロット数
最小 NNA
最大 NNA
平均 NNA
標準偏差
(ppb)
(ppb)
(ppb)
(ppb)
アトモキセチン
2018
23
282
5749
1128
1633
塩酸塩
2019
33
149
5280
681
1112
2020
37
203
5108
698
1057
2021
27
92
3444
401
654
2022
29
99
222
152
33
2023
19
35
130
72
28
2024
6
15
30
24
5
累計
174
15
5749
523
990
※原薬に対する濃度で示しています。
3-2.ニトロソアミン(N-ニトロソアトモキセチン)発生の原因
アトモキセチンは第二級アミンであるため、亜硝酸ナトリウム等のニトロソ化剤が混入
した場合には、アトモキセチン自身が反応し、N-ニトロソアトモキセチンが発生する可能
性があります。
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2. 調査の背景
令和3年 10 月8日付け薬生薬審発 1008 第1号、薬生安発 1008 第1号、薬生監麻発 1
008 第1号「医薬品におけるニトロソアミン類の混入リスクに関する自主点検について」
に基づくリスク評価では明確なリスクは認められておりませんでしたが、原薬製造所でニ
トロソアミン類に関する評価を実施したところ、限度値を超える NDSRI が検出されたた
め、リスク再評価・調査を実施しました。
3. 調査結果
3-1.原薬アトモキセチン塩酸塩中のニトロソアミン(N-ニトロソアトモキセチン)定量
試験結果
原薬製造所にて 2018 年から 2024 年に製造した全 174 ロットについて測定を実施しまし
た。
原薬アトモキセチン塩酸塩における N-ニトロソアトモキセチン(表中では NNA と記
載)の定量結果を以下に示します。
原薬名
製造年
ロット数
最小 NNA
最大 NNA
平均 NNA
標準偏差
(ppb)
(ppb)
(ppb)
(ppb)
アトモキセチン
2018
23
282
5749
1128
1633
塩酸塩
2019
33
149
5280
681
1112
2020
37
203
5108
698
1057
2021
27
92
3444
401
654
2022
29
99
222
152
33
2023
19
35
130
72
28
2024
6
15
30
24
5
累計
174
15
5749
523
990
※原薬に対する濃度で示しています。
3-2.ニトロソアミン(N-ニトロソアトモキセチン)発生の原因
アトモキセチンは第二級アミンであるため、亜硝酸ナトリウム等のニトロソ化剤が混入
した場合には、アトモキセチン自身が反応し、N-ニトロソアトモキセチンが発生する可能
性があります。
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