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04 資料2_季節性インフルエンザHAワクチンの推奨株に関する今後の方針について (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43169.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 研究開発及び生産・流通部会(第35回 9/2)《厚生労働省》
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WHOのワクチンの価数に関する推奨内容の変更について


近年、WHOでは、季節性インフルエンザワクチンを4価で製造することを推奨していた。しかし、2024シーズン
の南半球向けの推奨事項(2023年9月)において、B/山形系統を除いた3価のワクチンを使用することを推奨した
(なお、4価のワクチンを継続使用する場合について、B/山形系統の推奨株も引き続き記載されていた)。



2024年2月に発表された2024/25シーズンの北半球向けの推奨事項においても、上記と同様の価数に関する推奨
内容が維持されており、概要は以下のとおり。

WHO 2024–2025年の北半球シーズンに用いるインフルエンザ
ワクチンの推奨構成(2024年2月29日)(要約)

・ 2023年9月以降に系統が特定されたB型株は全てビクトリア系統
であり、山形系統の自然感染は2020年3月以降確認されていない。
・ WHOインフルエンザワクチン構成諮問委員会は、B/山形系統の
抗原をインフルエンザワクチンに含める正当性は既に失われており、
ワクチンから除外すべき、という見解を示している。
・ 4価ワクチンから3価ワクチンへの移行は、各国・地域政府の
権限において意思決定すべき事項であり、使用するワクチンの構成
・剤形の承認も各国・地域政府が責任を負う。
・ 4価ワクチンの使用を継続する場合には、過去の推奨事項と同様、
B/山形系統の株(B/Phuket/3073/2013類似株)を含めることを
引き続き推奨している。

出典

Recommended composition of influenza virus vaccines for use in the 2024-2025 northern hemisphere influenza season, WHO

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