周産期医療体制の再検討に伴う輸血実態調査（同種血）
• 秋田県内の産科を有する医療機関15施設のうち11施設から回答が得られた。分娩取扱開業施設6施設につい
ては、血液センターからの血液納入実績が無かった。得られた11施設の合計分娩数は、秋田県内全体の分娩
数の63.7％を占めていた。
• 産婦人科におけるRBC使用量と輸血患者数に有効期間延長前（期間Ⅰ）と延長後（期間Ⅱ）での大きな差は
なかった。廃棄率については延長前（期間Ⅰ）で1.40％、延長後（期間Ⅱ）では0.45％と低下した。
• 大量出血症例については、延長前（期間Ⅰ）で2症例、延長後（期間Ⅱ）で3症例であった。1症例でRBC 12
単位の使用、4症例でRBC 10単位の使用の内訳であった。
ID
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11

血液センター 2022年Ⅰ群 2023年Ⅱ群 2022年Ⅰ群 2023年Ⅱ群 2022年Ⅰ群 2023年Ⅱ群 2022年Ⅰ群 2023年Ⅱ群
からの距離 RBC使用数 RBC使用数 RBC廃棄数 RBC廃棄数 RBC患者数 RBC患者数 RBC廃棄率 RBC廃棄率
300-200
57.0
14
0
0
7
3
0.00%
0.00%
32
300-200
91.1
0
0
0
0
0
0
0.00%
0.00%
400-300
64.9
42
40
0
0
7
9
0.00%
0.00%
500-400
6.9
44
102
0
0
10
17
0.00%
0.00%
500-400
7.2
86
32
4
0
16
5
4.44%
0.00%
600-500
7.6
108
114
0
0
22
20
0.00%
0.00%
500-400
3.8
16
12
2
0
4
2
11.11%
0.00%
700-600
40.0
40
48
0
0
10
10
0.00%
0.00%
500-400
54.7
36
62
0
0
9
14
0.00%
0.00%
200-100
53.1
0
0
0
2
0
0
－
100.00%
600-500
66.1
18
14
0
0
4
3
0.00%
0.00%
合 計
422
438
6
2
89
83
1.40%
0.45%

病床区分

12