よむ、つかう、まなぶ。
令和5年度「ギャンブル障害及びギャンブル関連問題実態調査」の報告書(速報) (2 ページ)
出典
公開元URL | https://www.ncasa-japan.jp/pdf/document97.pdf |
出典情報 | 令和5年度「ギャンブル障害及びギャンブル関連問題実態調査」の報告書(速報)を公表します(8/30)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
国民の娯楽と健康に関するアンケート:調査(A)主要な結果①
(1) 国民のギャンブル行動 (有効回答数 :8,898票(49.4%)〔男性4,204名、女性4,694名〕)
○ 過去1年間のギャンブル経験:男性の44.9%(1,888名)、女性の26.5%(1,243人)
○ 過去1年間にギャンブルに使った金額(1か月あたり):中央値 9,000円
○ 過去1年間に最もお金をつかったギャンブルの種類:宝くじが最多(53.3%)で、パチンコ(15.0%)が次に多い。
(2) 過去1年におけるギャンブル等依存が疑われる者(PGSI8点※1以上)の割合とそのギャンブル行動
○ PGSI8点以上(年齢調整※2後)【図表1】:全体1.7%(95%信頼区間※31.4~1.9%)、男性2.8%(同 2.3~3.3%)、女性0.5%(同 0.3~0.7%)。
○ 各年齢の有効回答数におけるPGSI8点以上の者の割合で最も高かったのは、40代が最も多く(2.4%)、次いで30代が多かった(2.1%)
であった。【図表3】
○ 過去1年間にギャンブルに使った金額(1か月あたり):中央値 6万円
○ 過去1年間に最もお金を使ったギャンブルの種類は、男性ではパチンコ(43.4%)、パチスロ(24.5%)、競馬(11.3%)の順で、女性ではパ
チンコ(60.9%)、パチスロ(17.4%)、その他※4(13.0%)の順で割合が高い。【図表2】
(3) 他の精神疾患や自殺などの関連問題
○ K6(うつ、不安のスクリーニングテスト)で比較したところ、ギャンブル等依存が疑われる者(PGSI8点以上)は、8点未満の者より有意に抑
うつ・不安が強かった。また、これまでの自殺念慮(自殺したいと考えたこと)の経験割合等についても、PGSI8点以上の者で高かった。
(4)インターネットを使ったギャンブルの現状
〇 インターネットを使ったギャンブルの購入方法については、すべての公営競技などにおいて、「主にオンライン」または「両方」で行うと回答し
た者の割合が過半数を占めた。【図表4】
(5)コロナ拡大前とのインターネット利用したギャンブル行動の変化
○ 新型コロナウイルス感染拡大前と比較し、インターネットを使ったギャンブルの利用が増えた(「新たに始めた」、「する機会が増えた」の合計)
との回答は、PGSI8点未満の者では3.6%であったのに対し、PGSI8点以上の者では19.9%であった。
(6)過去1年間で経験した宝くじの種類
○ 過去1年間で宝くじを購入した者の購入した宝くじの種類は、PGSI8点未満と8点以上の両群とも、ジャンボ宝くじ、ロト7・ロト6、スクラッ
チの順で多かった。ロト7、ロト6、ミニロト、ナンバーズ4、ナンバーズ3、ビンゴ5、着せかえクーちゃん、クイックワンについては、PGSI8点
以上の者が、PGSI8点未満の者と比較して、統計的に有意に過去1年間にギャンブルを経験した者の割合が高かった【図表5】 。
(7)ギャンブル等依存症対策の認知度
○ ギャンブル等依存症対策に関して、 PGSI 8点以上の回答者の「知っている」との回答は、「パチンコ・パチスロの入店制限」は29.6%、「競
馬・競輪・競艇・ オートレースの入場制限」は16.3%、 「競馬・競輪・競艇・ オートレースのネット投票停止」は12.6%、 「競馬・競輪・競艇・
オートレースのネット投票の購入上限設定」は16.3%、 「金融機関からの貸付制限」が19.3%であった。【図表6】
※1 PGSI(Problem Gambling Severity Index):カナダのHarold Wynne博士,Jackie Ferris博士によって開発されたギャンブル問題の自記式スクリーニングテスト。一般住民を対象とした疫学調査で使
用するために開発されたテストで,海外の多くのギャンブル問題に関する調査で用いられている。得点範囲は0点~27点で,本調査は合計8点以上の者を「ギャンブル等依存が疑われる者」とした。
※2 年齢調整:全人口における年齢構成と,本調査の回答者における年齢構成の差異の影響を取り除くため,令和5年10月1日現在人口を基準人口として補正。
※3 95%信頼区間:同じ調査を100回実施した場合,95回の頻度で,信頼区間内に真の値が含まれることを意味する推定値。
※4 その他には「ゲーム課金」が含まれる。ゲーム課金(ガチャ)をギャンブルとするかについては議論が残るところではあるが、今回はギャンブルの集計に含めた。
2
(1) 国民のギャンブル行動 (有効回答数 :8,898票(49.4%)〔男性4,204名、女性4,694名〕)
○ 過去1年間のギャンブル経験:男性の44.9%(1,888名)、女性の26.5%(1,243人)
○ 過去1年間にギャンブルに使った金額(1か月あたり):中央値 9,000円
○ 過去1年間に最もお金をつかったギャンブルの種類:宝くじが最多(53.3%)で、パチンコ(15.0%)が次に多い。
(2) 過去1年におけるギャンブル等依存が疑われる者(PGSI8点※1以上)の割合とそのギャンブル行動
○ PGSI8点以上(年齢調整※2後)【図表1】:全体1.7%(95%信頼区間※31.4~1.9%)、男性2.8%(同 2.3~3.3%)、女性0.5%(同 0.3~0.7%)。
○ 各年齢の有効回答数におけるPGSI8点以上の者の割合で最も高かったのは、40代が最も多く(2.4%)、次いで30代が多かった(2.1%)
であった。【図表3】
○ 過去1年間にギャンブルに使った金額(1か月あたり):中央値 6万円
○ 過去1年間に最もお金を使ったギャンブルの種類は、男性ではパチンコ(43.4%)、パチスロ(24.5%)、競馬(11.3%)の順で、女性ではパ
チンコ(60.9%)、パチスロ(17.4%)、その他※4(13.0%)の順で割合が高い。【図表2】
(3) 他の精神疾患や自殺などの関連問題
○ K6(うつ、不安のスクリーニングテスト)で比較したところ、ギャンブル等依存が疑われる者(PGSI8点以上)は、8点未満の者より有意に抑
うつ・不安が強かった。また、これまでの自殺念慮(自殺したいと考えたこと)の経験割合等についても、PGSI8点以上の者で高かった。
(4)インターネットを使ったギャンブルの現状
〇 インターネットを使ったギャンブルの購入方法については、すべての公営競技などにおいて、「主にオンライン」または「両方」で行うと回答し
た者の割合が過半数を占めた。【図表4】
(5)コロナ拡大前とのインターネット利用したギャンブル行動の変化
○ 新型コロナウイルス感染拡大前と比較し、インターネットを使ったギャンブルの利用が増えた(「新たに始めた」、「する機会が増えた」の合計)
との回答は、PGSI8点未満の者では3.6%であったのに対し、PGSI8点以上の者では19.9%であった。
(6)過去1年間で経験した宝くじの種類
○ 過去1年間で宝くじを購入した者の購入した宝くじの種類は、PGSI8点未満と8点以上の両群とも、ジャンボ宝くじ、ロト7・ロト6、スクラッ
チの順で多かった。ロト7、ロト6、ミニロト、ナンバーズ4、ナンバーズ3、ビンゴ5、着せかえクーちゃん、クイックワンについては、PGSI8点
以上の者が、PGSI8点未満の者と比較して、統計的に有意に過去1年間にギャンブルを経験した者の割合が高かった【図表5】 。
(7)ギャンブル等依存症対策の認知度
○ ギャンブル等依存症対策に関して、 PGSI 8点以上の回答者の「知っている」との回答は、「パチンコ・パチスロの入店制限」は29.6%、「競
馬・競輪・競艇・ オートレースの入場制限」は16.3%、 「競馬・競輪・競艇・ オートレースのネット投票停止」は12.6%、 「競馬・競輪・競艇・
オートレースのネット投票の購入上限設定」は16.3%、 「金融機関からの貸付制限」が19.3%であった。【図表6】
※1 PGSI(Problem Gambling Severity Index):カナダのHarold Wynne博士,Jackie Ferris博士によって開発されたギャンブル問題の自記式スクリーニングテスト。一般住民を対象とした疫学調査で使
用するために開発されたテストで,海外の多くのギャンブル問題に関する調査で用いられている。得点範囲は0点~27点で,本調査は合計8点以上の者を「ギャンブル等依存が疑われる者」とした。
※2 年齢調整:全人口における年齢構成と,本調査の回答者における年齢構成の差異の影響を取り除くため,令和5年10月1日現在人口を基準人口として補正。
※3 95%信頼区間:同じ調査を100回実施した場合,95回の頻度で,信頼区間内に真の値が含まれることを意味する推定値。
※4 その他には「ゲーム課金」が含まれる。ゲーム課金(ガチャ)をギャンブルとするかについては議論が残るところではあるが、今回はギャンブルの集計に含めた。
2