よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


総ー1高額医薬品(認知症薬)に対する対応 (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43713.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第595回 9/25)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

ケサンラとレケンビの効能効果及び作用機序


本剤の対象疾患である「アルツハイマー病による軽度認知障害及び軽度の認知症の進行抑制 」に対する
既存の医薬品としてはレケンビがある。



本剤とレケンビの効能・効果及び作用機序は以下の表のとおりである。



両剤とも脳内アミロイドβ病理を示唆する所見が確認されている症例が投与対象であり、作用機序は脳内
アミロイドβ量を減少させることである。
ケサンラ

効能・効果

レケンビ

アルツハイマー病による軽度認知障害及び軽度の認知症の進行抑制

作用機序

本剤は、ヒト化 IgG1モノクローナル抗体で
あり、N3pG Aβ(N末端第3残基がピログルタ
ミル化されたアミロイドβ)に結合し、脳内ア
ミロイドβプラークを減少させる。

本剤は、ヒト化 IgG1モノクローナル抗体で
あり、可溶性アミロイドβ凝集体及び不溶性ア
ミロイドβ凝集体に結合し、脳内アミロイドβ
を減少させる。

組成及び化学構造

本剤は、444個のアミノ酸残基からなるH鎖
(γ1 鎖)2本及び219個のアミノ酸残基からな
るL鎖(κ鎖)2本で構成される糖タンパク質
(分子量:約 148,000)。

本剤は、454個のアミノ酸残基からなるH鎖
(γ1鎖)2本及び219個のアミノ酸残基からな
るL鎖(κ鎖)2本で構成される糖タンパク質
(分子量:約150,000)。

剤形等

注射剤(4週に1回)

注射剤(2週に1回)
※現行薬価(令和6年8月時点)
レケンビ点滴静注200mg 45,777円
レケンビ点滴静注500mg 114,443円

5