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資料6 全国がん登録情報の国外提供に係るルールの整理 (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44078.html
出典情報 厚生科学審議会 がん登録部会(第29回 10/7)《厚生労働省》
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(参考)5大陸のがん罹患(CI5)やCONCORDに全国がん登録情報を提供する意義



5大陸のがん罹患(CI5)は、他国と比較可能ながん罹患データの国際データブックである。
CONCORDは、特定の病院からのサンプリング等によらない、偏りのないがん患者及び医療機関のデータで生
存率を国際比較できる代表的な統計である。



国際的な動向と比較した場合の、日本の現状を確認できる。



がん罹患:肺がん、子宮頸がん、大腸がん、乳がんでは年齢調整罹患率が高く、増加傾向




がん予防対策(たばこ対策、ワクチン接種)の強化、がん検診促進

がん生存率:消化器のがんの生存率は世界で最も高い国の1つ。皮膚の悪性黒色腫、造血器腫瘍は他の地域
より低い結果


医療水準が国際的に見ても高水準であることが確認でき、がん検診や一般的な関心の高さが早期発見に繋
がり、良好な生存率に貢献していると考えられた。



日本のがん対策を評価するためには、罹患率や生存率を他国と比較することが有用である。



日本の現状をふまえ、重点的に取り組むべきがん対策(特にがん予防、がん検診)について示すことが出来た



全国がん登録情報が貴重な情報源として世界のがん対策に貢献するとともに、国内のがん対策へのフィード
バックにより、国民にも還元されることが期待できる
国立がん研究センターへ聴取の上で厚生労働省健康・生活衛生局がん・疾病対策課において作成