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第1章 自殺の現状 1 自殺統計でみた自殺者数の年次推移 (11 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/jisatsu/jisatsuhakusyo2024.html |
出典情報 | 令和6年版自殺対策白書(10/29)《厚生労働省》 |
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第1章
⑹
●自殺の現状
自殺の原因・動機の推移
自殺の多くは多様かつ複合的な原因及び背
景を有しており、様々な要因が連鎖する中で
因・動機は「健康問題」であった。平成19年
から令和3年までの原因・動機の推移をみる
と、
「健康問題」は平成22年以降に減少を続
われるものを自殺者1人につき1つのみ計上
し、平成19年から令和3年までは遺書等の自
次いで多い「経済・生活問題」も平成22年以
降は減少していたが、平成28年からは3,000
起きている。自殺統計原票では、原因・動機
について平成18年までは最も関係が深いと思
殺を裏付ける資料により明らかに推定できる
ものを自殺者1人につき3つまで計上可能と
し、令和4年からは遺書等に加え家族等の証
件台で横ばいとなり、令和3年は3,376件で
あった。
「家庭問題」は3,000件台、
「勤務問
題」は2,000件前後で、おおむね横ばい傾向
含め自殺者1人につき4つまで計上可能とす
る改正を行ってきた。このため、自殺の原因・
動機の推移を単純には比較できないことに留
件であった(図表1-8(1)
)
。
令和5年については、多くの項目で令和4
年と同水準であったが、
「経済・生活問題」が
言から自殺の原因・動機と考えられるものも
意が必要である。
平成19年から令和5年にかけて最も多い原
18
け、令和2年に若干増加したものの、令和3
年には統計開始以来最少の9,860件となった。
であり、令和3年はそれぞれ3,200件、1,935
5,181件と、前年の4,697件に比べ大きく増加
した(図表1-8(2)
)
。
⑹
●自殺の現状
自殺の原因・動機の推移
自殺の多くは多様かつ複合的な原因及び背
景を有しており、様々な要因が連鎖する中で
因・動機は「健康問題」であった。平成19年
から令和3年までの原因・動機の推移をみる
と、
「健康問題」は平成22年以降に減少を続
われるものを自殺者1人につき1つのみ計上
し、平成19年から令和3年までは遺書等の自
次いで多い「経済・生活問題」も平成22年以
降は減少していたが、平成28年からは3,000
起きている。自殺統計原票では、原因・動機
について平成18年までは最も関係が深いと思
殺を裏付ける資料により明らかに推定できる
ものを自殺者1人につき3つまで計上可能と
し、令和4年からは遺書等に加え家族等の証
件台で横ばいとなり、令和3年は3,376件で
あった。
「家庭問題」は3,000件台、
「勤務問
題」は2,000件前後で、おおむね横ばい傾向
含め自殺者1人につき4つまで計上可能とす
る改正を行ってきた。このため、自殺の原因・
動機の推移を単純には比較できないことに留
件であった(図表1-8(1)
)
。
令和5年については、多くの項目で令和4
年と同水準であったが、
「経済・生活問題」が
言から自殺の原因・動機と考えられるものも
意が必要である。
平成19年から令和5年にかけて最も多い原
18
け、令和2年に若干増加したものの、令和3
年には統計開始以来最少の9,860件となった。
であり、令和3年はそれぞれ3,200件、1,935
5,181件と、前年の4,697件に比べ大きく増加
した(図表1-8(2)
)
。