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資料4-2ケアマネジメントに係る諸課題に関する検討会中間整理(案) (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_46380.html
出典情報 社会保障審議会 介護保険部会(第115回 12/9)《厚生労働省》
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また、アセスメントを適切に実施し、担当する利用者と信頼関係を築くと
ともに、当該利用者の状態やニーズを踏まえた適切なサービスが提供される
よう、ケアプランの作成や、サービス担当者会議等を通じて最も適切な支援
を組み立てる行為が必要である。その後のモニタリングを通じた利用者の状
態に応じたケアプランの見直し等を含め、利用者に寄り添い、尊厳の保持と
自立支援を図っていく一連のプロセスを担うことが、居宅介護支援事業所等
のケアマネジャーに求められる役割である。



その一方で、高齢者の医療ニーズの高まりや、独居高齢者・認知症の方等
への支援の増加、世帯の抱える課題の複雑化・複合化により、利用者や家族
からの幅広い相談・依頼に、ケアマネジャーが対応せざるを得ない状況にあ
る。いわゆるシャドウワークも含めケアマネジャーの業務が増加している中、
ケアマネジャーがその専門性を生かし、個々の利用者に対するケアマネジメ
ント業務に注力し、必要な支援が適切に行われるようにするための環境整備
が必要である。



具体的には、利用者にとってより質の高いケアマネジメントを実現しつつ、
ケアマネジャーの業務負担を軽減する観点から、居宅介護支援事業所は個々
の利用者に対するケアマネジメントに重点、地域包括支援センターは社会資
源への働きかけを含めた地域全体の支援に重点を置くことが適当である。こ
の役割を中心に据えつつ、それぞれにおいて従事するケアマネジャーの業務
の在り方を考えていくことが重要である。



その際には、令和5年の制度改正を受けた居宅介護支援事業所における介
護予防支援や介護予防ケアマネジメントの実施状況を踏まえ、地域の要支援
者等に対するケアマネジメントについて、地域の実情に応じて適切に行うこ
とができるよう支援することが重要である。

(居宅介護支援事業所における業務の在り方)
○ 居宅介護支援事業所において現にケアマネジャーが実施している業務につ
いては、
① 法定業務
② 保険外サービスとして対応しうる業務
③ 他機関につなぐべき業務
④ 対応困難な業務
等に分類される。(具体的な業務のイメージについては、別添参照。)
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