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参考資料4:第2期循環器病対策推進基本計画 (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_46343.html
出典情報 循環器病対策推進協議会(第13回 12/12)《厚生労働省》
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2.循環器病の特徴並びに循環器病対策に係るこれまでの取組及び課題
(循環器病の特徴)
循環器病は、1で述べたとおり加齢とともに患者数が増加する傾向にあり、悪
性新生物(がん)と比べても循環器病の患者の年齢層は高い5が、他方で、乳幼
児期、青壮年期、高齢期のいずれの世代でも発症するものでもあり、就労世代の
患者数も一定程度存在することにも留意が必要である。このように幅広い年代
に患者が存在することから、ライフステージ6にあった対策を考えていくことも
求められる。
循環器病対策を総合的かつ計画的に進めるに当たっては、循環器病の特徴を
踏まえた取組を進めることが重要であり、まずは、この特徴を関係者等が適切に
理解することが肝要である。
循環器病の多くは、運動不足、不適切な食生活、喫煙等の生活習慣や肥満等の
健康状態に端を発して発症する生活習慣病である。生活習慣病の経過は、生活習
慣病の予備群から、生活習慣病の発症、重症化・合併症の発症、生活機能の低下・
要介護状態へと進行するが、患者自身が気付かない間に病気が進行することも
多い。ただし、この経過のいずれの段階においても、生活習慣の改善や適切な治
療によって予防・進行抑制が可能であるという側面もある。
また、循環器病には、生活習慣にかかわらず、先天性疾患、遺伝性疾患、感染
性疾患、加齢などを原因とする疾患等、様々な病態が存在する。
循環器病は、急激に発症し、数分や数時間の単位で生命に関わる重大な事態に
陥り、突然死に至ることがある。たとえ死に至らなくとも、特に脳卒中において
は重度の後遺症を残すことも多い。しかし、発症後早急に適切な治療が行われれ
ば、後遺症を含めた予後が改善される可能性がある。
回復期及び慢性期には、急性期に生じた障害が後遺症として残る可能性があ
るとともに、症状の重篤化や急激な悪化が複数回生じる危険性を常に抱えてい
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令和2(2020)年「患者調査」
(厚生労働省)
健康増進法に基づき策定された国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な
方針(平成 24 年厚生労働省告示第 430 号)では、
「ライフステージ」は「乳幼児期、青壮年
期、高齢期等の人の生涯における各段階をいう」としている。
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