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資料1_第10回検討会における主なご意見 (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_47155.html
出典情報 薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会(第11回 12/16)《厚生労働省》
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場面が出てくると思う。へき地の場合には、物理的に物をどう届けるか、何らか接触が
必要な行為は今の技術ではオンラインだけではどうしてもできないような場合もある。
特に今回は薬局に関する議論であり、基本的に物流の仕組みはどうしてもオンラインだ
けでどうにかすることができない部分だと思うので、ここに係る課題をどう解消してい
くかということではないか。そのときに視点として重要なのは、当然ながら最もよいの
は各専門職種がそれぞれ力を発揮していただいてというのが一番安心でもありますし、
よい診療につながることは疑いがないところではあると思うが、一方で、誰も何もして
くれる専門家がいない場合にどうしても対応できない場合に、何もしないことが適切な
対応になるのかというと、そうでもないということになると思われ、一定程度特例の検
討を考えていかざるを得ないのではないかと考えている。
14.医療体制の関係でも、看護師も含めてリソースを考えていく中で、さらにリソースが足
りないときに、どのようにして医薬品のアクセスを確保していくか。ただ、あまりへき
地・離島のほうにそういうものをたくさん置いてしまっては、薬剤の有効活用につなが
らないということもあると思うので、こういった中で現実的にどういう対策がとれるの
かを、検討していかなければいけないのではないか。
15.具体的にどのような対応が考えられるのかということについて、無薬局地域であっても
関係機関、職種の連携が密であるところは、二次医療圏という範囲の中できちんと薬剤
提供ができているのが大体であると思う。中には 30km 以上離れたところに行っていると
か、高速道路で行っているという事例もあった。また、薬剤提供とは違うが、行政から
の依頼で無薬局地区であっても、隣の薬剤師会や薬局が相談会や講演会、コロナの時期
であれば、抗原検査所の開設といった事例もあった。自治体立の薬局を計画していると
いうのもどうやらあるということも聞こえてきている。豪雪地域においては、冬季だけ
は独居の高齢者は介護施設に数か月入ってもらうという事例があって、そこで薬剤提供
が賄われている。このように地域でいろいろな工夫をしていて対応していることがわか
ったので、好事例を横展開していくことが必要。

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