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資料6 鈴木構成員提出資料 (2 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_49259.html |
出典情報 | 「2040年に向けたサービス提供体制等のあり方」検討会(第2回 2/3)《厚生労働省》 |
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2. 「国際介護人材」の育成・就業・定着支援を都道府県で構築(及び強化)する
〇少子高齢化が進む中、国際介護人材は一時的な労働力としての役割だけでなく「中核的介
護人材」としての定着が期待される。
〇国際介護人材の就業や定着は、これまで法人や事業所等における独自の取り組みに依存
されやすく、支援体制の整備やその方法の確立は、民間のモデルケースにも大きく支えら
れてきた側面が強い。
〇学習支援教材の開発等においては、特定技能への対応をはじめとする関連施策において、
数多くの教材が生み出され、広く活用できるしくみが整備されつつある。これをより有効
に機能させるための実態的な効果検証や活用推進を強化するべきである。
〇静岡県では、令和 6 年度より「国際介護人材サポートセンター」を公的機関として開設
し、介護事業所を支援対象に、受入れ支援や定着支援の取り組みが開始された。
〇一方で、介護福祉士養成施設では、近年外国人留学生の割合が増加傾向にあり、令和6年
度入学生においては、全入学者数の5割近くを占めている状況である。
○留学生の国籍は極めて多様であるものの、公的な支援体制は十分でなく、介護福祉士養成
施設個々の対応に委ねられる実態にある。
〇このような中、外国人留学生の国家試験合格率の課題もあり、介護福祉士養成課程に必要
な 1850 時間の養成教育に加え、日本語教育の体制強化が急務となっている。
○しかし、多くの介護福祉士養成施設には日本語教員が常駐しておらず、十分な学習支援体
制は確保できていない。
○このように、国際介護人材への対応は、育成から就業、定着と一体的な支援体制を構築す
るには至っていない。したがって、地域やサービス提供体制に応じた国際介護人材の状況
や課題を整理し、必要な資源の開発や、既存の資源を効果的に活用するための自治体レベ
ルの支援体制の強化が求められる。
3.サービス提供体制における中核的介護人材としての介護福祉士の多様なキャリアモデ
ルを見える化し、人材確保・定着に向けて連動させる
○サービス提供体制における介護福祉士の役割は、多様化・高度化する介護ニーズへの対応
をふまえ、その役割と活躍の場は拡がりをみせている。
○こうした介護福祉士の活動の拡がりは、介護のしごと魅力発信等事業を通じて、広く社会
に発信する取り組みが重ねられており、介護福祉士の多様なキャリアモデルは、広報戦略
においても重要な素材となっている。
○多様なキャリアモデルには、地域課題への取り組みなど、介護事業所における介護業務以
外の役割や活動にも注目するべきである。
○こうした中、福祉基盤課福祉人材確保対策室が検討を進めている介護人材の山脈型モデ
ルの検討は、サービス提供体制と介護人材確保施策を連動させるために極めて重要であ
り、本検討会で得られる示唆を有効に取り入れるべきである。
以上
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〇少子高齢化が進む中、国際介護人材は一時的な労働力としての役割だけでなく「中核的介
護人材」としての定着が期待される。
〇国際介護人材の就業や定着は、これまで法人や事業所等における独自の取り組みに依存
されやすく、支援体制の整備やその方法の確立は、民間のモデルケースにも大きく支えら
れてきた側面が強い。
〇学習支援教材の開発等においては、特定技能への対応をはじめとする関連施策において、
数多くの教材が生み出され、広く活用できるしくみが整備されつつある。これをより有効
に機能させるための実態的な効果検証や活用推進を強化するべきである。
〇静岡県では、令和 6 年度より「国際介護人材サポートセンター」を公的機関として開設
し、介護事業所を支援対象に、受入れ支援や定着支援の取り組みが開始された。
〇一方で、介護福祉士養成施設では、近年外国人留学生の割合が増加傾向にあり、令和6年
度入学生においては、全入学者数の5割近くを占めている状況である。
○留学生の国籍は極めて多様であるものの、公的な支援体制は十分でなく、介護福祉士養成
施設個々の対応に委ねられる実態にある。
〇このような中、外国人留学生の国家試験合格率の課題もあり、介護福祉士養成課程に必要
な 1850 時間の養成教育に加え、日本語教育の体制強化が急務となっている。
○しかし、多くの介護福祉士養成施設には日本語教員が常駐しておらず、十分な学習支援体
制は確保できていない。
○このように、国際介護人材への対応は、育成から就業、定着と一体的な支援体制を構築す
るには至っていない。したがって、地域やサービス提供体制に応じた国際介護人材の状況
や課題を整理し、必要な資源の開発や、既存の資源を効果的に活用するための自治体レベ
ルの支援体制の強化が求められる。
3.サービス提供体制における中核的介護人材としての介護福祉士の多様なキャリアモデ
ルを見える化し、人材確保・定着に向けて連動させる
○サービス提供体制における介護福祉士の役割は、多様化・高度化する介護ニーズへの対応
をふまえ、その役割と活躍の場は拡がりをみせている。
○こうした介護福祉士の活動の拡がりは、介護のしごと魅力発信等事業を通じて、広く社会
に発信する取り組みが重ねられており、介護福祉士の多様なキャリアモデルは、広報戦略
においても重要な素材となっている。
○多様なキャリアモデルには、地域課題への取り組みなど、介護事業所における介護業務以
外の役割や活動にも注目するべきである。
○こうした中、福祉基盤課福祉人材確保対策室が検討を進めている介護人材の山脈型モデ
ルの検討は、サービス提供体制と介護人材確保施策を連動させるために極めて重要であ
り、本検討会で得られる示唆を有効に取り入れるべきである。
以上
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