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資料4-2 概要(施策目標Ⅰ-10-1) (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_00126.html
出典情報 政策評価に関する有識者会議 医療・衛生WG(第17回 2/12)《厚生労働省》
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【概要】令和7年度事前分析表(案)(施策目標Ⅰ-10-1)
基本目標Ⅰ: 安心・信頼してかかれる医療の確保と国民の健康づく りを推進すること
施策大目標10: 全国民に必要な医療を保障できる安定的・効率的な医療保険制度を構築すること
施策目標1: データヘルスの推進による保険者機能の強化等により適正かつ安定的・効率的な医療保険制度を構築すること
現状(背景)
1. 保険者機能
・ 保険者は、加入者の立場に立って健康の保持増進を図り、もって病気の
予防や早期回復を図る役割が期待されている。また、加入者の健康の保
持増進は医療費の適正化や保険者等の財政基盤強化につながることから、
保険者は、特定健康診査及び特定保健指導の実施が義務づけられている
とともに、その他の加入者の健康保持増進のために必要な事業(保健事
業)を行うよう努めることとされている。
(参考:令和4年度の実施率)
特定健康診査:58.1%(前年度比1.6p増)、特定保健指導:26.5%(前年度比1.9p増)

2. 医療保険財政
・ 令和4年度の国民医療費は前年度に比べ3.7%増加し、46兆6,967億
円(うち、「医療保険等給付分」 21兆1,015億円、「後期高齢者医療給付分」 16兆
4,544億円)。医療費の財源は公費が37.9%、保険料が50.0%、その他
(患者負担等)が12.1%。
・ 医療保険制度間では、年齢構成による医療費の違い等による財政負
担の調整や後期高齢者医療制度を支えるための支援金の仕組みが
存在(前期高齢者納付金及び後期高齢者支援金。なお、当該拠出金負担の重い
被用者保険者に対し、高齢者医療運営円滑化等補助金により、負担の重さに応じ
た財政支援を実施)。

・ 我が国における健康寿命(日常生活に制限がない期間の平均)は令和4年では
男性72.57年、女性75.45年(【参考】平成13年の健康寿命:男性69.40年、女性72.65
年)と延伸し、医療に対する国民のニーズも多様化。また、高齢化の進行に
よる医療費の増大が進んでいる。

・ 国民健康保険については、財政運営の安定化や医療費適正化に向
けた取組を進めている(都道府県内の保険料水準の統一に向けた取組の加速

課 題 1

課 題 2

・ 健康寿命の延伸と医療費適正化を同時に図るため、保険者においては、予
防・健康づくりに資する保健事業について、その充実を図るとともに、レセプト・
健診情報等のデータの分析に基づき効率的・効果的に実施する必要がある。

達成目標1
データヘルスの推進による保険者機能の強化

【測定指標】太字・下線が主要な指標
1 加入者や企業への予防・健康づくりや健康保険の大切さについて学ぶ場の
提供等に取り組む保険者の数(アウトプット)
2 アウトカムベースでのKPI設定をしたデータヘルス計画を策定する保険者の
割合(アウトカム)
3 保険者とともに健康経営に取り組む企業数(アウトプット)

化、保険者努力支援制度(保険者の医療費適正化に向けた取組状況に応じた交
付金の交付)等)。

・ 高齢化の進行や医療の高度化等により医療費の増大が進んでい
る中、全ての国民が今後も安心して必要な医療を受けられるよう、国
民皆保険を堅持し、医療保険財政の安定化を図る必要がある。

達成目標2
保険者による適用・徴収・給付適正化等による医療保険財政の安定化
4 各医療保険制度における決算での総収支差が赤字である保険者
数の割合(アウトカム)
5 各医療保険制度の経常収支(アウトカム)
6 各医療保険制度における保険料(税)の収納率(アウトカム)
7 各医療保険制度における後発医薬品差額通知実施保険者の割合
(アウトカム)
8 後発医薬品の使用割合(最低の都道府県)(アウトカム)

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