よむ、つかう、まなぶ。
資料3-1-1 医療機器感染症定期報告感染症別文献一覧表[343KB] (4 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_53225.html |
出典情報 | 薬事審議会 医療機器・再生医療等製品安全対策部会(令和6年度第2回 3/6)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
ID
感染症(PT)
15 炭疽
16
狂犬病
17 狂犬病
18
病原体耐性
出典
概要
備考
Trop Med Health.
50(2022)52
ウガンダ南西部キルフラ県カゾ郡に位置するサブ・カウンティのエンガリで2018年5月に発生した皮膚炭
疽症と死んだウシの肉の消費との関連を明らかにするため、ウシの肉を受け取った世帯を対象に後ろ
向きコホート研究を実施した。2018年5月1日から26日までにキルフラ県の住民に新たな皮膚病変(丘
疹、小水疱、痂皮など)が生じた場合をヒト皮膚炭疽が疑われる症例と定義した。確定症例は、PCR検
査で検出された炭疽菌陽性の病変を有する症例とした。その結果、コホート内の95例において皮膚炭
疽症が疑われる患者22例(年齢4~64歳)を確認し、2例が確定症例であった。流行曲線は、炭疽症疑い
で急死したウシが食肉処理された5月6日から、複数の点源による曝露があったことを示している。ウシ
の肉を受け取った世帯では、屠殺、皮剥ぎ、廃棄物の清掃、肉の運搬に関わると感染リスクが増加する
ことが示された。以上より、皮膚炭疽症の集団発生は、炭疽菌感染したウシの死骸の取り扱いによって
引き起こされたことが明らかになった。
240394
ProMED-mail
20240204.8714658
2024年2月2日(金)
出典:アインニュース
サウスカロライナ州保健環境管理局(DHEC)は、サウスカロライナ州のプロスペリティで発見されたウシ
が狂犬病陽性であることを確認した。4人が曝露され、医療提供者に紹介された。また、11頭の乳牛が
狂犬病の乳牛に曝露された可能性があり、DHECの公衆衛生獣医師と、Clemson University Livestock
Poultry and Health(CULPH)の州の獣医師が、適切な安全対応措置を決定するために相談を受けてい
る。この乳牛は2024年1月31日に検査のためDHECの研究所に提出され、2024年2月1日に狂犬病であ
ることが確認された。
サウスカロライナ州の法律では、DHECが承認し、米国農務省(USDA)が認可したワクチンを用いて、全
てのイヌ、ネコ、フェレットに狂犬病の予防接種を行い、ペットを狂犬病から継続的に保護するために、頻
繁に再接種することが義務付けられている。家畜は狂犬病に感受性があり、USDAが承認した狂犬病ワ
クチンがある家畜は全てワクチン接種を受けるべきである。しかしながら、ウシ及びウマは最も頻繁に報
告される感染家畜種である。認可されたワクチンが入手できない種(ヤギやブタ)で、ヒトと頻繁に接触す
るか、又は価値があると考えられる種にもワクチンを接種すべきである。DHECの狂犬病プログラム責任
者であるTerri McCollister氏は、「ペットと家畜を自分の狂犬病ワクチン接種を最新の状態にすること
は、動物を所有する責任である」と述べた。狂犬病の予防接種については、ペットのワクチン接種状況を
最新の状態に保つことが重要である。狂犬病ワクチンの接種は、当該疾病を防ぐ最も簡単で効果的な
方法の1つとされている。このウシは、2024年にサルーダ郡で狂犬病陽性を示した最初の動物である。
今年、州全体で7例の狂犬病動物が発生している。2002年以降、サウスカロライナ州は年間平均約148
例の陽性症例を報告している。2023年に、サウスカロライナ州で確定した狂犬病患者78例のうち1例が
サルーダ郡にいたことが確認されている。
240245
Viruses. 16(2024)464
仮性狂犬病は、ヘルペスウイルス科に属する仮性狂犬病ウイルス(PRV)によって引き起こされる急性
の発熱性感染症である。PRV感染は、ブタ、ウシ、ヒツジ、ネコ、イヌなどの家畜や野生動物など幅広い
哺乳類で報告されており、中でもブタはPRVの唯一の宿主である。中国で2017年以降に報告された30
例のヒトPRV感染症例について、広域抗ヘルペスウイルス薬や統合治療が主に適用されたが、全患者
が最終的に死亡又は様々な神経学的後遺症を発症しており、本研究にて、一般的に使用されている抗
ヘルペスウイルス薬(アシクロビルなど)のPRVに対する抑制効果を評価したところ、限界があることが
判明した。本研究では、抗PRV薬のハイスループット・スクリーニング法を確立し、FDA承認薬2104種の
スクリーニングに利用した。ブリンシドフォビルは、in vitro及びin vivoでヒト由来PRV株hSD-1/2019に対
して顕著な抗ウイルス効果を示した。この効果的な抗PRV薬は、PRV感染の臨床治療にとって大きな意
義がある。
240298
Comparative
Immunology,
Microbiology and
Infectious Diseases.
106(2024)102139
本研究は、米国における統合サーベイランスの一環として収集された3つのサンプリング源(糞便、食肉
小売、ヒト)において報告されたβラクタマーゼの分布を調べることを目的としたものである。2002年から
2021年までの米国抗菌薬耐性モニタリングシステム(NARMS)のデータを検索・解析した。大腸菌、サル
モネラ・エンテリカ、カンピロバクター、赤痢菌及びビブリオからは、合計115個のβラクタマーゼ遺伝子
が検出され、このうち35遺伝子は糞便分離株から、32遺伝子は食肉小売株から、104遺伝子はヒト分離
株から検出された。大腸菌の3遺伝子(blaCMY-2、blaTEM-1A、blaTEM-1B)、サルモネラ・エンテリカの
6遺伝子(blaCARB-2、blaCMY-2、blaCTXM-65、blaTEM-1A、blaTEM-1B、blaHERA-3)、カンピロバク
ター属の2遺伝子(blaOXA-61、blaOXA-449)が、食用動物(ウシ、ニワトリ、ブタ、シチメンチョウ)及びヒ
トから検出された。blaCTXM-55は4つの食用動物由来の大腸菌分離株で検出されたが、blaCTXM-15と
blaCTXM-27はウシとブタでのみ検出された。サルモネラ・エンテリカでは、blaCTXM-2、blaCTXM-9、
blaCTXM-14、blaCTXM-15、blaCTXM-27、blaCTXM-55、blaNDM-1がヒト分離株でのみ検出された。
blaOXAsとblaCARBは細菌特異的であり、それぞれカンピロバクター属とビブリオ属で検出された唯一の
βラクタマーゼ遺伝子であった。検出されたβラクタマーゼ遺伝子の割合は細菌によって異なった。本
研究は、米国の食用動物及びヒトの細菌から検出されたβ-ラクタマーゼ遺伝子に関する知見を提供し
たが、これは「ワンヘルス」インターフェースにおける臨床的に重要なβ-ラクタマーゼの分子疫学をより
よく理解するために必要である。
240298
4/6
感染症(PT)
15 炭疽
16
狂犬病
17 狂犬病
18
病原体耐性
出典
概要
備考
Trop Med Health.
50(2022)52
ウガンダ南西部キルフラ県カゾ郡に位置するサブ・カウンティのエンガリで2018年5月に発生した皮膚炭
疽症と死んだウシの肉の消費との関連を明らかにするため、ウシの肉を受け取った世帯を対象に後ろ
向きコホート研究を実施した。2018年5月1日から26日までにキルフラ県の住民に新たな皮膚病変(丘
疹、小水疱、痂皮など)が生じた場合をヒト皮膚炭疽が疑われる症例と定義した。確定症例は、PCR検
査で検出された炭疽菌陽性の病変を有する症例とした。その結果、コホート内の95例において皮膚炭
疽症が疑われる患者22例(年齢4~64歳)を確認し、2例が確定症例であった。流行曲線は、炭疽症疑い
で急死したウシが食肉処理された5月6日から、複数の点源による曝露があったことを示している。ウシ
の肉を受け取った世帯では、屠殺、皮剥ぎ、廃棄物の清掃、肉の運搬に関わると感染リスクが増加する
ことが示された。以上より、皮膚炭疽症の集団発生は、炭疽菌感染したウシの死骸の取り扱いによって
引き起こされたことが明らかになった。
240394
ProMED-mail
20240204.8714658
2024年2月2日(金)
出典:アインニュース
サウスカロライナ州保健環境管理局(DHEC)は、サウスカロライナ州のプロスペリティで発見されたウシ
が狂犬病陽性であることを確認した。4人が曝露され、医療提供者に紹介された。また、11頭の乳牛が
狂犬病の乳牛に曝露された可能性があり、DHECの公衆衛生獣医師と、Clemson University Livestock
Poultry and Health(CULPH)の州の獣医師が、適切な安全対応措置を決定するために相談を受けてい
る。この乳牛は2024年1月31日に検査のためDHECの研究所に提出され、2024年2月1日に狂犬病であ
ることが確認された。
サウスカロライナ州の法律では、DHECが承認し、米国農務省(USDA)が認可したワクチンを用いて、全
てのイヌ、ネコ、フェレットに狂犬病の予防接種を行い、ペットを狂犬病から継続的に保護するために、頻
繁に再接種することが義務付けられている。家畜は狂犬病に感受性があり、USDAが承認した狂犬病ワ
クチンがある家畜は全てワクチン接種を受けるべきである。しかしながら、ウシ及びウマは最も頻繁に報
告される感染家畜種である。認可されたワクチンが入手できない種(ヤギやブタ)で、ヒトと頻繁に接触す
るか、又は価値があると考えられる種にもワクチンを接種すべきである。DHECの狂犬病プログラム責任
者であるTerri McCollister氏は、「ペットと家畜を自分の狂犬病ワクチン接種を最新の状態にすること
は、動物を所有する責任である」と述べた。狂犬病の予防接種については、ペットのワクチン接種状況を
最新の状態に保つことが重要である。狂犬病ワクチンの接種は、当該疾病を防ぐ最も簡単で効果的な
方法の1つとされている。このウシは、2024年にサルーダ郡で狂犬病陽性を示した最初の動物である。
今年、州全体で7例の狂犬病動物が発生している。2002年以降、サウスカロライナ州は年間平均約148
例の陽性症例を報告している。2023年に、サウスカロライナ州で確定した狂犬病患者78例のうち1例が
サルーダ郡にいたことが確認されている。
240245
Viruses. 16(2024)464
仮性狂犬病は、ヘルペスウイルス科に属する仮性狂犬病ウイルス(PRV)によって引き起こされる急性
の発熱性感染症である。PRV感染は、ブタ、ウシ、ヒツジ、ネコ、イヌなどの家畜や野生動物など幅広い
哺乳類で報告されており、中でもブタはPRVの唯一の宿主である。中国で2017年以降に報告された30
例のヒトPRV感染症例について、広域抗ヘルペスウイルス薬や統合治療が主に適用されたが、全患者
が最終的に死亡又は様々な神経学的後遺症を発症しており、本研究にて、一般的に使用されている抗
ヘルペスウイルス薬(アシクロビルなど)のPRVに対する抑制効果を評価したところ、限界があることが
判明した。本研究では、抗PRV薬のハイスループット・スクリーニング法を確立し、FDA承認薬2104種の
スクリーニングに利用した。ブリンシドフォビルは、in vitro及びin vivoでヒト由来PRV株hSD-1/2019に対
して顕著な抗ウイルス効果を示した。この効果的な抗PRV薬は、PRV感染の臨床治療にとって大きな意
義がある。
240298
Comparative
Immunology,
Microbiology and
Infectious Diseases.
106(2024)102139
本研究は、米国における統合サーベイランスの一環として収集された3つのサンプリング源(糞便、食肉
小売、ヒト)において報告されたβラクタマーゼの分布を調べることを目的としたものである。2002年から
2021年までの米国抗菌薬耐性モニタリングシステム(NARMS)のデータを検索・解析した。大腸菌、サル
モネラ・エンテリカ、カンピロバクター、赤痢菌及びビブリオからは、合計115個のβラクタマーゼ遺伝子
が検出され、このうち35遺伝子は糞便分離株から、32遺伝子は食肉小売株から、104遺伝子はヒト分離
株から検出された。大腸菌の3遺伝子(blaCMY-2、blaTEM-1A、blaTEM-1B)、サルモネラ・エンテリカの
6遺伝子(blaCARB-2、blaCMY-2、blaCTXM-65、blaTEM-1A、blaTEM-1B、blaHERA-3)、カンピロバク
ター属の2遺伝子(blaOXA-61、blaOXA-449)が、食用動物(ウシ、ニワトリ、ブタ、シチメンチョウ)及びヒ
トから検出された。blaCTXM-55は4つの食用動物由来の大腸菌分離株で検出されたが、blaCTXM-15と
blaCTXM-27はウシとブタでのみ検出された。サルモネラ・エンテリカでは、blaCTXM-2、blaCTXM-9、
blaCTXM-14、blaCTXM-15、blaCTXM-27、blaCTXM-55、blaNDM-1がヒト分離株でのみ検出された。
blaOXAsとblaCARBは細菌特異的であり、それぞれカンピロバクター属とビブリオ属で検出された唯一の
βラクタマーゼ遺伝子であった。検出されたβラクタマーゼ遺伝子の割合は細菌によって異なった。本
研究は、米国の食用動物及びヒトの細菌から検出されたβ-ラクタマーゼ遺伝子に関する知見を提供し
たが、これは「ワンヘルス」インターフェースにおける臨床的に重要なβ-ラクタマーゼの分子疫学をより
よく理解するために必要である。
240298
4/6