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資料3-1-1 医療機器感染症定期報告感染症別文献一覧表[343KB] (6 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_53225.html |
出典情報 | 薬事審議会 医療機器・再生医療等製品安全対策部会(令和6年度第2回 3/6)《厚生労働省》 |
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ID
感染症(PT)
出典
概要
備考
ProMED-mail
20240602.8716810
2022年に中国で発生したE型肝炎発生の原因として、ブタのレバーの加熱不良が疑われた。2022年7月
と8月、Zhejiang省Hangzhou市の老人ホームでE型肝炎の集団発生が報告された。集団発生の危険因
子を特定する為に症例対照研究が行われた。老人ホームに入所していた722人のうち、77人がE型肝炎
と診断された。そのうち18人に黄疸、発熱、食欲不振などの症状が見られた。国際食品微生物学ジャー
ナル誌に発表された研究によると、HEV感染者の平均年齢はほぼ60歳で、59人の患者が女性で、18人
が男性であった。
症例対照研究によると、ブタのレバーの摂取と食堂から提供された生野菜や果物の摂取が、この集団
感染の危険因子であった。研究者らによると、調査の結果、老人ホームの食堂は劣悪な環境であり、ブ
タレバーの調理時間が短か過ぎたという。監視ビデオによれば、食堂のスタッフは、生食用と加熱用の
食品を分けておらず、ブタのレバーの加熱時間は、わずか2分10秒であった。他の研究では、71℃
(159.8°F)でのレバー中のHEVの不活化時間は5分以上である。
食堂の衛生状態は悪く、ゴキブリが発生していた。ゾーニングが徹底されておらず、生ものと調理済み
食品の区別がなされていなかった。食器を消毒する為のスチームポットはあるが、使用頻度は低かっ
た。生ものと調理済み食品の分離が、不十分であった為、食堂スタッフの手を介して果物や野菜がHEV
に汚染された可能性があると研究者は述べている。食堂には食べ残しのサンプルはなかった。業者か
ら採取された新鮮なブタのレバーのサンプルはHEV陰性であった。管理対策としては、患者の隔離と治
療、徹底した清掃と消毒が行われ、発生後はHEVのワクチン接種が行われた。
症例の多く(70%)は不顕性感染で、アミノトランスフェラーゼ値は、正常で症状はないが、抗HEV IgM又
はRNA陽性と定義された。抗HEV IgM陽性の症例の内訳は不明であり、単離されたIgMは以前の感染に
よるものかもしれない。人獣共通感染症ジェノタイプ4の集団発生は一般的ではない。
ヒトへの人獣共通感染症の主な感染源は、遺伝子型3と4であるが、遺伝子型5、7、8や、Orthohepevirus
Cの種由来のラットHEVなど、他の動物株も人獣共通感染症の可能性がある。宿主の範囲は益々広が
り、遺伝的に分岐したHEV株の同定が技術の進歩によって可能になった為、ヘパウイルス科の分類学
は、間違いなく進化し続けるであろう。
240437
Transboundary and
Emerging Diseases.
2023(2023)2806835
本研究の目的は、欧州8カ国の農場の家畜のブタに循環するHEV株の特徴を明らかにし、欧州全域に
おけるブタ、イノシシ、ヒトにおける亜型検出の相関性を評価することである。本研究にて、オーストリア、
ブルガリア、チェコ、ドイツ、イタリア、ポーランド、英国、オランダの農場のブタの糞便から291のHEV配
列を得た。99の非同一配列のうち、90が7つのHEV-3亜型に分類され(3a、3c、3e、3f、3g(3g-like)、3i、
3l(3l-like))、これらは欧州で既に報告されているものであった。9つのHEV-3の配列は既存の亜型には
割り当てられなかった。3e亜型が最も多く、8カ国中6カ国で検出され、次いで3fと3cが数カ国で検出され
た。
ブタで頻繁に検出されるHEV-3亜型(3e、3f、3c)とまれに検出される亜型(3g-like、3i、3l-like)の分布
は、欧州のヒト患者における検出率と相関していた。
本研究の結果から、欧州のブタでは複数のHEV-3株が広く流通していることが確認され、また異なる株
をモニタリングし、人獣共通感染経路の可能性を特定するためには、シーケンシングが必要であること
が確認された。
240298
Pennsylvania州(米国)保健省は、新型インフルエンザAウイルスによるヒト感染を報告した。患者は、イ
ンフルエンザA(H1N2)変異型(A(H1N2)v)ウイルスに感染していた。患者は18歳未満で、2024年3月9
日の週に医療機関を受診し、入院、その後回復した。保健当局によれば、患者は、発症前にブタとの接
Outbreak News Today. 触があった。追加調査の結果、患者の身近な接触者2名もブタとの接触があり、軽症であったことが判
https://outbreaknewst 明した。これは2024年に米国で報告されたA型インフルエンザウイルスによる初のヒト感染である。この
oday.substack.com/p/p 患者に関連するA(H1N2)vウイルスのヒトからヒトへの感染は、確認されていない。調査は継続中であ
H1N1インフルエ
25
ennsylvania-reports- る。
ンザ
first通常ブタに循環する(ヒトには循環しない)インフルエンザウイルスが、ヒトから検出された場合、それは
novel?utm_source=publi 「変異型」インフルエンザウイルスと呼ばれる。変異型インフルエンザウイルスによるヒトへの感染のほと
cation-search
んどは、ブタと接触した後に起こるが、ヒトからヒトへの感染も起こる可能性がある。ほとんどの場合、変
異型インフルエンザウイルスは、ヒトからヒトへ容易かつ持続的に感染する能力を示していないことに注
意することが重要である。感染のリスクを理解し、適切な公衆衛生対策を講じる為には、新型A型インフ
ルエンザウイルスによるヒトへの感染を早期に特定し、調査することが重要である。
240437
2024年1月16日、ブラジル国際保健規則(IHR)ナショナル・フォーカル・ポイント(NFP)は、ブタ由来イン
フルエンザA(H1N1)vウイルスによるヒト感染をWHOに通知した。患者は、Parana州Toledo市在住の基
礎疾患のある成人男性である。この男性は、一人暮らしであり、ブタや感染者との接触歴はなかった。
疫学調査の結果、密接な接触者は、確認されなかった。患者は、2023年12月12日に発熱、頭痛、倦怠
感、咳などの症状が現れ、12月16日に医療機関を受診し、入院した。抗ウイルス治療は受けなかった
が、2023年12月18日に完全に回復し、退院した。
2023年12月19日、インフルエンザとSARS-CoV-2の分析の為、検体がパラナ州中央公衆衛生研究所に
WHO ホームページ.
送られた。検体はリアルタイムポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)によりインフルエンザA/H1ウイルスと分
https://www.who.int/e
類された。2024年1月11日、このサンプルはRio de JaneiroのFIOCRUZ呼吸器ウイルス国立基準研究所
H1N1インフルエ mergencies/diseaseの国立インフルエンザセンターに確認の為送られ、2024年1月15日、インフルエンザA(H1N1)変異型ウ
ンザ
outbreakイルスが確認された。
news/item/2024本症例は、2024年にブラジルで報告されたインフルエンザA(H1N1)vウイルスによる初のヒト感染症であ
DON502
り、2015年以降、ブラジルのParana州で報告されたブタ変異型ウイルスによる9例目のヒト感染症例であ
る。IHR2005によれば、新型インフルエンザAウイルス変異型によるヒト感染は、公衆衛生に大きな影響
を与える可能性のある事象であり、WHOに通知しなければならない。現在入手可能な情報に基づき、
WHOは、これを散発的なケースとみなしている。ヒトの間で地域レベルで広がる可能性、及びヒトを介し
た国際的な感染拡大の可能性は低いと考えられる。WHOは、引き続き、ヒト又は動物の健康に影響を
及ぼす可能性のある循環インフルエンザウイルスに関連したウイルス学的、疫学的、臨床的変化を検
出する為の世界的な監視と、リスク評価の為のタイムリーなウイルス共有の重要性を強調している。
240437
23 E型肝炎
24
26
E型肝炎
27 Q熱
IDWR. 25:5152(2023)2-2
2023年12月27日集計分。Q熱1例 感染地域:愛媛県_感染源:ウシ
6/6
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感染症(PT)
出典
概要
備考
ProMED-mail
20240602.8716810
2022年に中国で発生したE型肝炎発生の原因として、ブタのレバーの加熱不良が疑われた。2022年7月
と8月、Zhejiang省Hangzhou市の老人ホームでE型肝炎の集団発生が報告された。集団発生の危険因
子を特定する為に症例対照研究が行われた。老人ホームに入所していた722人のうち、77人がE型肝炎
と診断された。そのうち18人に黄疸、発熱、食欲不振などの症状が見られた。国際食品微生物学ジャー
ナル誌に発表された研究によると、HEV感染者の平均年齢はほぼ60歳で、59人の患者が女性で、18人
が男性であった。
症例対照研究によると、ブタのレバーの摂取と食堂から提供された生野菜や果物の摂取が、この集団
感染の危険因子であった。研究者らによると、調査の結果、老人ホームの食堂は劣悪な環境であり、ブ
タレバーの調理時間が短か過ぎたという。監視ビデオによれば、食堂のスタッフは、生食用と加熱用の
食品を分けておらず、ブタのレバーの加熱時間は、わずか2分10秒であった。他の研究では、71℃
(159.8°F)でのレバー中のHEVの不活化時間は5分以上である。
食堂の衛生状態は悪く、ゴキブリが発生していた。ゾーニングが徹底されておらず、生ものと調理済み
食品の区別がなされていなかった。食器を消毒する為のスチームポットはあるが、使用頻度は低かっ
た。生ものと調理済み食品の分離が、不十分であった為、食堂スタッフの手を介して果物や野菜がHEV
に汚染された可能性があると研究者は述べている。食堂には食べ残しのサンプルはなかった。業者か
ら採取された新鮮なブタのレバーのサンプルはHEV陰性であった。管理対策としては、患者の隔離と治
療、徹底した清掃と消毒が行われ、発生後はHEVのワクチン接種が行われた。
症例の多く(70%)は不顕性感染で、アミノトランスフェラーゼ値は、正常で症状はないが、抗HEV IgM又
はRNA陽性と定義された。抗HEV IgM陽性の症例の内訳は不明であり、単離されたIgMは以前の感染に
よるものかもしれない。人獣共通感染症ジェノタイプ4の集団発生は一般的ではない。
ヒトへの人獣共通感染症の主な感染源は、遺伝子型3と4であるが、遺伝子型5、7、8や、Orthohepevirus
Cの種由来のラットHEVなど、他の動物株も人獣共通感染症の可能性がある。宿主の範囲は益々広が
り、遺伝的に分岐したHEV株の同定が技術の進歩によって可能になった為、ヘパウイルス科の分類学
は、間違いなく進化し続けるであろう。
240437
Transboundary and
Emerging Diseases.
2023(2023)2806835
本研究の目的は、欧州8カ国の農場の家畜のブタに循環するHEV株の特徴を明らかにし、欧州全域に
おけるブタ、イノシシ、ヒトにおける亜型検出の相関性を評価することである。本研究にて、オーストリア、
ブルガリア、チェコ、ドイツ、イタリア、ポーランド、英国、オランダの農場のブタの糞便から291のHEV配
列を得た。99の非同一配列のうち、90が7つのHEV-3亜型に分類され(3a、3c、3e、3f、3g(3g-like)、3i、
3l(3l-like))、これらは欧州で既に報告されているものであった。9つのHEV-3の配列は既存の亜型には
割り当てられなかった。3e亜型が最も多く、8カ国中6カ国で検出され、次いで3fと3cが数カ国で検出され
た。
ブタで頻繁に検出されるHEV-3亜型(3e、3f、3c)とまれに検出される亜型(3g-like、3i、3l-like)の分布
は、欧州のヒト患者における検出率と相関していた。
本研究の結果から、欧州のブタでは複数のHEV-3株が広く流通していることが確認され、また異なる株
をモニタリングし、人獣共通感染経路の可能性を特定するためには、シーケンシングが必要であること
が確認された。
240298
Pennsylvania州(米国)保健省は、新型インフルエンザAウイルスによるヒト感染を報告した。患者は、イ
ンフルエンザA(H1N2)変異型(A(H1N2)v)ウイルスに感染していた。患者は18歳未満で、2024年3月9
日の週に医療機関を受診し、入院、その後回復した。保健当局によれば、患者は、発症前にブタとの接
Outbreak News Today. 触があった。追加調査の結果、患者の身近な接触者2名もブタとの接触があり、軽症であったことが判
https://outbreaknewst 明した。これは2024年に米国で報告されたA型インフルエンザウイルスによる初のヒト感染である。この
oday.substack.com/p/p 患者に関連するA(H1N2)vウイルスのヒトからヒトへの感染は、確認されていない。調査は継続中であ
H1N1インフルエ
25
ennsylvania-reports- る。
ンザ
first通常ブタに循環する(ヒトには循環しない)インフルエンザウイルスが、ヒトから検出された場合、それは
novel?utm_source=publi 「変異型」インフルエンザウイルスと呼ばれる。変異型インフルエンザウイルスによるヒトへの感染のほと
cation-search
んどは、ブタと接触した後に起こるが、ヒトからヒトへの感染も起こる可能性がある。ほとんどの場合、変
異型インフルエンザウイルスは、ヒトからヒトへ容易かつ持続的に感染する能力を示していないことに注
意することが重要である。感染のリスクを理解し、適切な公衆衛生対策を講じる為には、新型A型インフ
ルエンザウイルスによるヒトへの感染を早期に特定し、調査することが重要である。
240437
2024年1月16日、ブラジル国際保健規則(IHR)ナショナル・フォーカル・ポイント(NFP)は、ブタ由来イン
フルエンザA(H1N1)vウイルスによるヒト感染をWHOに通知した。患者は、Parana州Toledo市在住の基
礎疾患のある成人男性である。この男性は、一人暮らしであり、ブタや感染者との接触歴はなかった。
疫学調査の結果、密接な接触者は、確認されなかった。患者は、2023年12月12日に発熱、頭痛、倦怠
感、咳などの症状が現れ、12月16日に医療機関を受診し、入院した。抗ウイルス治療は受けなかった
が、2023年12月18日に完全に回復し、退院した。
2023年12月19日、インフルエンザとSARS-CoV-2の分析の為、検体がパラナ州中央公衆衛生研究所に
WHO ホームページ.
送られた。検体はリアルタイムポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)によりインフルエンザA/H1ウイルスと分
https://www.who.int/e
類された。2024年1月11日、このサンプルはRio de JaneiroのFIOCRUZ呼吸器ウイルス国立基準研究所
H1N1インフルエ mergencies/diseaseの国立インフルエンザセンターに確認の為送られ、2024年1月15日、インフルエンザA(H1N1)変異型ウ
ンザ
outbreakイルスが確認された。
news/item/2024本症例は、2024年にブラジルで報告されたインフルエンザA(H1N1)vウイルスによる初のヒト感染症であ
DON502
り、2015年以降、ブラジルのParana州で報告されたブタ変異型ウイルスによる9例目のヒト感染症例であ
る。IHR2005によれば、新型インフルエンザAウイルス変異型によるヒト感染は、公衆衛生に大きな影響
を与える可能性のある事象であり、WHOに通知しなければならない。現在入手可能な情報に基づき、
WHOは、これを散発的なケースとみなしている。ヒトの間で地域レベルで広がる可能性、及びヒトを介し
た国際的な感染拡大の可能性は低いと考えられる。WHOは、引き続き、ヒト又は動物の健康に影響を
及ぼす可能性のある循環インフルエンザウイルスに関連したウイルス学的、疫学的、臨床的変化を検
出する為の世界的な監視と、リスク評価の為のタイムリーなウイルス共有の重要性を強調している。
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23 E型肝炎
24
26
E型肝炎
27 Q熱
IDWR. 25:5152(2023)2-2
2023年12月27日集計分。Q熱1例 感染地域:愛媛県_感染源:ウシ
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