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資料4 日本放射線腫瘍学会 提出資料 (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_55468.html
出典情報 がん診療提供体制のあり方に関する検討会(第17回 3/21)《厚生労働省》
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患者の集約化による医師の経験蓄積とそれに伴う治療成績の向上や
有害事象発生率の減少について
症例数の多い施設(HVRF)と少ない施設(LVRF)で根治的放射線治療を受けた患者のアウトカムを比
較した研究を系統的レビューとメタアナリシスで分析
対象疾患:頭頸部がん(HNC)の7研究、子宮頸がん4研究、前立腺がん4研究、膀胱がん3研究、肺
がん2研究、肛門がん2研究、食道がん、脳腫瘍、肝臓がん、膵臓がんが各1研究
結果:メタアナリシスにより、HVRFはLVRFと比較して死亡リスクが低いことが示された(HR,
0.90; 95% CI, 0.87-0.94)。
頭頸部がんと前立腺がんにおいて、ボリュームとアウトカムの関連性が最も強く示された。
結論:ほとんどのがん種において、放射線治療ボリュームと患者アウトカムの間に関連性が認め
られた。ボリュームとアウトカムの関連性が強いがん種については、放射線治療の集約化を検討
する必要があるが、公平なアクセスへの影響も考慮する必要がある。
考察: high-volume施設の高精度治療における臓器輪郭設定や小線源治療など複雑な手技におけ
る高い専門性が良好なアウトカムにつながっている

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