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資料3 令和3年度事業最終報告2(国立がん研究センター中央病院) (22 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25107.html |
出典情報 | 高齢者医薬品適正使用検討会(第15回 4/13)《厚生労働省》 |
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ポリファーマシー対策チームカンファレンスの成果
カンファレンス検討症例
Aさん、70歳代、男性
入院目的:胆嚢癌疑い 遠位胆管狭窄
G8スコア:12点
チェックシートでの特記事項:なし
併存疾患:胃GIST部分切除、右頸部内頚動脈狭窄、急性
硬膜下血腫
入院時持参薬 (他院からの処方)
1. エチゾラム錠0.5mg 1回1錠 1日3回毎食後
2. シロスタゾール錠50mg 1回1錠 1日2回朝夕食後
3. アピキサバン錠5mg 1回1錠 1日2回朝夕食後
4. ボノプラザンフマル酸塩錠20mg 1回1錠 1日1回朝食後
5. アムロジピン錠5mg 1回1錠 1日2回朝夕食後
6. アジルサルタン錠20mg 1回1錠 1日2回朝夕食後
7. メコバラミン錠500mcg 1回1錠 1日2回朝夕食後
8. ベプリジル塩酸塩錠50mg 1回1個 1日2回朝夕食後
入院後の経過
2021/01/10 入院
2021/01/11 内視鏡的逆行性胆管膵管造影、ステント留置
2021/01/20 退院
カンファレンスでの検討内容
入院時、アムロジピン以外の薬剤を⾃己中断しており、
アドヒアランス不良。
アピキサバンとシロスタゾールは内頚動脈狭窄に対し
て処方されていたが、抗血栓症薬の2剤併用は出血リ
スクが懸念された。心房細動を有している可能性を考
慮し、アピキサバンを継続しシロスタゾールは中止。
メコバラミンは内頚動脈狭窄に対して処方されていた
が、継続の意義が薄いと考えられるため中止。
ベプリジルはQT延長等のリスクを考慮し、直近の心電
図より難治性の不整脈ではないことを評価して中止。
シロスタゾール、メコバラミン、ベプリジルの3剤を中止
その他の処方薬は入院中に内服を再開し、服薬を継続す
るよう指導実施
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カンファレンス検討症例
Aさん、70歳代、男性
入院目的:胆嚢癌疑い 遠位胆管狭窄
G8スコア:12点
チェックシートでの特記事項:なし
併存疾患:胃GIST部分切除、右頸部内頚動脈狭窄、急性
硬膜下血腫
入院時持参薬 (他院からの処方)
1. エチゾラム錠0.5mg 1回1錠 1日3回毎食後
2. シロスタゾール錠50mg 1回1錠 1日2回朝夕食後
3. アピキサバン錠5mg 1回1錠 1日2回朝夕食後
4. ボノプラザンフマル酸塩錠20mg 1回1錠 1日1回朝食後
5. アムロジピン錠5mg 1回1錠 1日2回朝夕食後
6. アジルサルタン錠20mg 1回1錠 1日2回朝夕食後
7. メコバラミン錠500mcg 1回1錠 1日2回朝夕食後
8. ベプリジル塩酸塩錠50mg 1回1個 1日2回朝夕食後
入院後の経過
2021/01/10 入院
2021/01/11 内視鏡的逆行性胆管膵管造影、ステント留置
2021/01/20 退院
カンファレンスでの検討内容
入院時、アムロジピン以外の薬剤を⾃己中断しており、
アドヒアランス不良。
アピキサバンとシロスタゾールは内頚動脈狭窄に対し
て処方されていたが、抗血栓症薬の2剤併用は出血リ
スクが懸念された。心房細動を有している可能性を考
慮し、アピキサバンを継続しシロスタゾールは中止。
メコバラミンは内頚動脈狭窄に対して処方されていた
が、継続の意義が薄いと考えられるため中止。
ベプリジルはQT延長等のリスクを考慮し、直近の心電
図より難治性の不整脈ではないことを評価して中止。
シロスタゾール、メコバラミン、ベプリジルの3剤を中止
その他の処方薬は入院中に内服を再開し、服薬を継続す
るよう指導実施
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