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資料3 令和3年度事業最終報告2(国立がん研究センター中央病院) (30 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25107.html
出典情報 高齢者医薬品適正使用検討会(第15回 4/13)《厚生労働省》
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6.

現時点での業務手順書の有効性と課題について

有効性

 ポリファーマシー業務を開始するにあたり、作業工程の手順がわかりやすく記載されている。
→ チームを立ち上げまでの工程を円滑に行うことができた。

 様式事例集に具体例が示されており、運営要領や薬剤管理サマリーのひな型作成の際に非常に
参考になった。→ 作成にかかる労力・時間の短縮につながった。
 ポリファーマシー業務を運用することで、実際に処方の見直しにつなげることができた。
結果的に、ポリファーマシーに関連する診療報酬の算定取得にもつながった。

課題

 ポリファーマシー関連の患者向け資材は学会HP等で⾃由に入手できるが、医療関係者向けのも
のがない。院内に周知する際に、自院の担当者が独自で資材を作成する必要があり負担となる。
→ 手順書内に、ポリファーマシーの啓発活動を行う際に活用できる医療スタッフ向けの資材
を紹介いただけると、活動の一助になるのではないか。
 薬剤師主導でチームを立ち上げる際は、当院の医師と地域の医師との連携体制の構築が難しい。
 患者が様々な地域から来院されている場合、かかりつけ医やかかりつけ薬局も多様であり、地
域連携の実現が難しい。
→ 病院の特徴ごとに地域連携の在り方は多様であることから、手順書に、病院機能・特徴を
踏まえた地域連携の具体例・モデルケースを盛り込んでいただけると、施策を立てる上で参考
になるのではないか。

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