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参考資料 財政総論(参考資料) (2 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/202050409zaiseia.html |
出典情報 | 財政制度等審議会 財政制度分科会(4/9)《財務省》 |
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財政余力確保の重要性
参考
○ 国際的に、インフレが落ち着いた後は、将来に備えた財政余力を構築する重要性が強調されている。
○IMF “World Economic Outlook”(2024年10月)
・ 財政余力は金融安定の礎でもある。長年にわたる緩い財政政策の後、今こそ債務動態を安定させ、切望されていた財政バッファーを
再構築する時である。政策金利の低下は資金調達コストを低下させることである程度の財政緩和をもたらすが、特に長期実質金利が大
流行前の水準をはるかに上回っているため、これだけでは十分ではないだろう。多くの国では、プライマリーバランスを改善する必要がある。
・ 多くの国において定められた当初の財政計画は、パンデミックや生活費危機(cost-of-living crises)を経て、目標との乖離が強まっ
ている風潮。財政再建の道筋は狭い。財政再建を過度に遅らせることは無秩序な市場調整のリスクを高めるし、過度に急激な財政再
建は自滅的で経済活動に打撃を与える。
○OECD “Economic Outlook”(2024年12月)
・ 債務の持続可能性を確保し、政府が将来のショックに対応する余地を残し、差し迫った大きな支出圧力に対応するための財源を確
保するためには、断固とした財政措置が必要である。国ごとの状況に合わせた、信頼できる中期的な道筋の中で、歳出を抑制・再配分し、
歳入を強化するための強力な取組が、債務負担の安定を確保する鍵である。追加的に生じる財政に対する逆風に耐えられるほど成長が
堅調であれば、金融政策のスタンスがより制限的でなくなるにつれて、財政再建努力は強化されるはずである。
・ 政策の優先順位は国によって異なるが、必要としている人々に十分な支援を提供し、気候変動や高齢化といった長期的な課題に対処
するために必要な支出を確保するためには、調整のペースと性質を慎重に設計することがどこでも必要である。
○G7 財務大臣・中央銀行総裁会議声明(2024年10月25日 於:米国・ワシントンDC)
・ 健全な財政枠組みの下で、信頼に足る中期的な財政の道筋をつけることは、債務持続可能性を守り、新たなショックに対する柔軟
性を保ち、将来の財政圧力に対処するための資源を生み出し、また成長を促進する投資と構造改革を追求するために極めて重要。
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参考
○ 国際的に、インフレが落ち着いた後は、将来に備えた財政余力を構築する重要性が強調されている。
○IMF “World Economic Outlook”(2024年10月)
・ 財政余力は金融安定の礎でもある。長年にわたる緩い財政政策の後、今こそ債務動態を安定させ、切望されていた財政バッファーを
再構築する時である。政策金利の低下は資金調達コストを低下させることである程度の財政緩和をもたらすが、特に長期実質金利が大
流行前の水準をはるかに上回っているため、これだけでは十分ではないだろう。多くの国では、プライマリーバランスを改善する必要がある。
・ 多くの国において定められた当初の財政計画は、パンデミックや生活費危機(cost-of-living crises)を経て、目標との乖離が強まっ
ている風潮。財政再建の道筋は狭い。財政再建を過度に遅らせることは無秩序な市場調整のリスクを高めるし、過度に急激な財政再
建は自滅的で経済活動に打撃を与える。
○OECD “Economic Outlook”(2024年12月)
・ 債務の持続可能性を確保し、政府が将来のショックに対応する余地を残し、差し迫った大きな支出圧力に対応するための財源を確
保するためには、断固とした財政措置が必要である。国ごとの状況に合わせた、信頼できる中期的な道筋の中で、歳出を抑制・再配分し、
歳入を強化するための強力な取組が、債務負担の安定を確保する鍵である。追加的に生じる財政に対する逆風に耐えられるほど成長が
堅調であれば、金融政策のスタンスがより制限的でなくなるにつれて、財政再建努力は強化されるはずである。
・ 政策の優先順位は国によって異なるが、必要としている人々に十分な支援を提供し、気候変動や高齢化といった長期的な課題に対処
するために必要な支出を確保するためには、調整のペースと性質を慎重に設計することがどこでも必要である。
○G7 財務大臣・中央銀行総裁会議声明(2024年10月25日 於:米国・ワシントンDC)
・ 健全な財政枠組みの下で、信頼に足る中期的な財政の道筋をつけることは、債務持続可能性を守り、新たなショックに対する柔軟
性を保ち、将来の財政圧力に対処するための資源を生み出し、また成長を促進する投資と構造改革を追求するために極めて重要。
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