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(参考資料3)「精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築に係る検討会」報告書 (26 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25241.html
出典情報 地域で安心して暮らせる精神保健医療福祉体制の実現に向けた検討会(第9回 3/16)《厚生労働省》
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ピアサポートには、当事者グループ等による仲間同士の支え合い、地域活動支援
センターや精神科病院等における当事者同士の交流会や普及啓発等精神保健医療
福祉に関する事業における役割、市町村等による精神科病院に長期在院している者
への訪問支援、雇用契約に基づいた事業所等での活動等多様な活動実態や役割があ
る。



精神障害があっても安心して自分らしく暮らすためには、精神障害を有する方等
が内面的にも、社会的にもリカバリーしていくことが重要であるとの指摘がされて
いる。
そのため、身近に経験を共有できる仲間がいることの安心感や、ロールモデルの
存在があることにより、エンパワメントを主眼としながら、内面的にも社会的にも
リカバリーしていくことができるよう、ピアサポートの活用を更に進める必要があ
る。



ピアサポート活動を行うピアサポーターがピアサポートの特性を活かし、精神障
害を有する方等を尊重した支援を実施するだけではなく、精神保健医療福祉に関わ
る多職種との協働により専門職等の当事者理解の促進及び意識の変化や支援の質
の向上、普及啓発や教育、精神保健相談、意思決定支援等に寄与することが期待さ
れる。



このような環境を整備していくために、市町村等はピアサポーターや精神障害を
有する方等の協議の場への参画を推進するとともに、都道府県等と連携しながらピ
アサポート活動の現状と課題を整理した上で、ピアサポーターの活動機会や場の創
設に取り組むことが必要である。



また、地域住民の精神障害や精神疾患への理解の促進やスティグマを解消するた
めの取組を行う必要がある。このような取組としては、例えば、ピアサポーター、
当事者団体、社会福祉協議会や民間事業者等との協働により、当事者等が集う場や
地域住民との交流の場となるカフェやサロン等を設置することなどが考えられる。



ピアサポート活動の拡充に向けては、精神障害を有する方等がどのように活動す
るのかを選択できることが重要であり、また、地域ではどのような活動や事業等に
おいてピアサポーターとの協働が求められているのかを整理する必要がある。
例えば、協議の場においてピアサポーターや精神障害を有する方等の参画を求め
意見交換をすることや、ピアサポート活動を見聞きできる場を創設する等の活動が

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