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04 専門家によるモニタリングコメント・意見 (2 ページ)

公開元URL https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1021348/1021411.html
出典情報 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議資料(第86回 4/21)《東京都》
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モニタリング項目

グラフ

4 月 21 日 第 86 回モニタリング会議のコメント
【コメント】
ア)新規陽性者数の 7 日間平均は、4 月 20 日時点で約 6,006 人/日に減少し、増加比も、前回の約 102%から今
回は約 82%に低下した。しかし、新規陽性者数は未だ高い水準にあることから、十分に下がりきらないまま
増加に転じることに、引き続き警戒が必要である。
イ)都では、東京都健康安全研究センターにおいて、オミクロン株 BA.2 系統に対応した PCR 検査を実施して
いる。4 月 5 日から 4 月 11 日の間に(PCR 検査で)オミクロン株 BA.2 系統疑いと判定された割合は、85.1%
となり、感染力がより高いとされる BA.2 系統へ、流行の主体が置き換わったと考えられる。
ウ)東京都新型コロナウイルスワクチン接種ポータルサイトによると、4 月 19 日時点で、東京都の 3 回目ワク
チン接種状況は、全人口では 49.4%、12 歳以上では 54.4%、65 歳以上では 84.2%となった。
エ)ワクチン接種による重症化の予防と死亡率低下の効果は、オミクロン株に対しても期待できる。また、ワク
チン接種者においては症状が遷延するリスクが低いとの報告があり、幅広い世代に対して 3 回目のワクチン
追加接種を強力に推進する必要がある。
オ)都内でも 5~11 歳のワクチン接種を実施している。小児においても中等症や重症例が確認されており、特
に基礎疾患を有する等、重症化するリスクが高い小児には接種の機会を提供することが望ましいとされてい
る。
カ)感染の機会をあらゆる場面で減らすとともに、換気を励行し、3 密(密閉・密集・密接)の回避、人と人と
の距離の確保、不織布マスクを隙間なく正しく着用すること、手洗いなどの手指衛生、環境の清拭・消毒(テ
ーブルやドアノブ等の消毒によるウイルスの除去等)等、ワクチン接種後も、基本的な感染防止対策を徹底
することが重要である。
キ)自分や家族が感染者や濃厚接触者となり、外出できなくなる場合を想定して、生活必需品など最低限の準

① 新規陽性者数

備をしておくことが必要である。
①-2

今週の報告では、10 歳未満 16.7%、10 代 12.9%、20 代 19.4%、30 代 18.9%、40 代 15.8%、50 代 8.4%、
60 代 3.4%、70 代 2.4%、80 代 1.5%、90 歳以上 0.6%であった。
【コメント】
ア)新規陽性者数に占める割合は、20 代が 19.4%と最も高く、次いで 30 代が 18.9%となった。また、10 歳未
満の割合も、依然として高い値で推移しており、引き続き警戒が必要である。5 歳未満はワクチン接種の対象
となっていないことからも、保育園・幼稚園での感染防止対策の徹底が求められる。
-2-