よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


04 専門家によるモニタリングコメント・意見 (9 ページ)

公開元URL https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1021348/1021411.html
出典情報 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議資料(第86回 4/21)《東京都》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

モニタリング項目

グラフ

4 月 21 日 第 86 回モニタリング会議のコメント
呼吸器又は ECMO を使用した患者数と、1 月 4 日から 4 月 11 日までの 14 週間の新規陽性者数をもとに、その割合
を計算(感染してから重症化するまでの期間を考慮し、新規陽性者数を 1 週間分減じて計算している。


⑦-1

⑦ 重症患者数

(1) 重症患者数は、前回の 23 人から 4 月 20 日時点で 15 人に減少した。また、重症患者のうち ECMO を使用し
ている患者はいなかった。
(2) 今週、新たに人工呼吸器を装着した患者は 5 人(前週は 17 人)、人工呼吸器から離脱した患者は 19 人(同
12 人)、人工呼吸器使用中に死亡した患者は 2 人(同 6 人)であった。
(3) 4 月 20 日時点で重症患者に準ずる患者は、人工呼吸器等による治療を要する可能性の高い患者等 68 人(ネ
ーザルハイフローによる呼吸管理を受けている患者 22 人を含む)
(前回は 68 人)、離脱後の不安定な患者は 12
人(同 13 人)であった。
(4) 今週、人工呼吸器を離脱した患者の、装着から離脱までの日数の中央値は 13.0 日、平均値は 17.0 日であっ
た。
【コメント】
ア)4 月 20 日時点で、重症患者数は 15 人に減少し、重症患者に準ずる患者は 80 人となった。重症化リスクの
高い 65 歳以上の新規陽性者数は、未だ高い値で推移しており、今後の動向を注視する必要がある。
イ)たとえ肺炎は軽症であっても、併存する他の疾患のため集中治療を要する患者が存在しており、オミクロン株
の特性を踏まえた重症者用病床使用率の推移を注視する必要がある。

⑦-2

(1) 4 月 20 日時点の重症患者数は 15 人で、年代別内訳は 10 歳未満 1 人、10 代 2 人、40 代 2 人、50 代 1 人、60
代 4 人、70 代 4 人、80 代 1 人である。性別では、男性 12 人、女性 3 人であった。
(2) 今週報告された死亡者数は 39 人(50 代 2 人、60 代 5 人、70 代 7 人、80 代 13 人、90 代 12 人)であった。
4 月 20 日時点で累計の死亡者数は 4,284 人となった。
(3) 年代別の人工呼吸器又は ECMO を使用した患者の割合は、40 代以下 0.01%、50 代 0.05%、60 代 0.19%、70 代
0.47%、80 代 0.48%、90 歳以上 0.14%であった。
【コメント】
ア)4 月 20 日時点で、重症患者 15 人のうち 60 代以上が 9 人と 60%を占めている。また、年代別の人工呼吸器又
は ECMO を使用した患者の割合は、40 代以下の 0.01%と比較して、50 代は 0.05%、60 代は 0.19%と高く、70 代
以上では 0.43%とさらに高くなる。高齢者の新規陽性者数及び重症患者数の推移を注視する必要がある。
-9-