モニタリング項目

グラフ
⑤

⑤ 救急医療の東京
ルールの適用件数
⑥－１

4 月 21 日 第 86 回モニタリング会議のコメント
東京ルールの適用件数の 7 日間平均は、前回の 119.4 件/日から 4 月 20 日時点で 102.7 件/日に減少した。
【コメント】
ア）東京ルールの適用件数は減少したものの、高い水準で推移しており、救急医療体制に未だ影響が残っている。
イ）救急車が患者を搬送するための現場到着から病院到着までの活動時間は、短縮傾向ではあるが、新型コロナ
ウイルス感染症流行前の水準と比べると、依然延伸したまま推移している。
(1) 入院患者数は、前回の 1,975 人から、4 月 20 日時点で 1,772 人に減少した。

(2) 都は病床確保レベル 3（7,229 床）を各医療機関に要請しており、4 月 21 日時点での確保病床数は 6,560 床で
ある。
(3) 新たに入院した患者は前週の 1,187 人から今週は 1,094 人となった。また、入院率は 2.4％（1,094 人/今週の
新規陽性者 44,798 人）であった。
(4) 陽性者以外にも、陽性者と同様の感染防御対策と個室での管理が必要な疑い患者について、都内全域で約 185
人/日を受け入れている。
【コメント】
ア）今週新たに入院した患者数及び入院患者数は減少したが、入院患者数に占める 60 代以上の割合は約 70％と
⑥ 入院患者数

未だ高い値であり、今後の動向を注視する必要がある。
イ）新型コロナウイルス感染症のために確保した病床の使用率は、4 月 20 日時点で 24.2％（1,747 人/7,229 床）
となった。
ウ）都では、入院重点医療機関、高齢者施設等におけるスクリーニング検査の実施に加え、自宅や高齢者施設へ
の往診等による中和抗体薬及び抗ウイルス薬投与の体制を整備しており、国によるこれらの検査キットやワク
チンの確保と、治療薬の安定的な供給が求められる。
エ）入院調整本部への調整依頼件数は、4 月 20 日時点で 75 件に減少したものの、透析、介護を必要とする者や
妊婦等、入院調整が難航する事例も引き続き発生している。入院調整本部では、重症度別の入院調整班や、転
退院、保健所、往診等の支援班を設置し、中和抗体薬等の担当とも連携して対応している。
⑥－２

4 月 20 日時点で、入院患者の年代別割合は、80 代が最も多く全体の約 27％を占め、次いで 70 代が約 21％で
あった。

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