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○個別事項(その4)について-7-2 (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00120.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第497回  11/17)《厚生労働省》
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中 医 協

摂食・嚥下チームの介入による効果①

総 - 4

元.11.27

(改)

○ 医師、摂食・嚥下障害看護認定看護師、言語聴覚士、管理栄養士等による多職種から構成される摂食・嚥
下チームの介入により、摂食・嚥下機能の維持・改善に効果がみられている。
■ 摂食・嚥下チームの介入による効果

参考:研究におけるチーム介入の流れ図

ESS(摂食状況スケール)

DSS(摂食・嚥下障害重症度スケール)

(n=998)

経口(普通食)

嚥下に軽度の問題がある

経口(嚥下食)

嚥下に問題があるが誤嚥なし

経口摂取>経管栄養

誤嚥の可能性がある

経口摂取<経管栄養

水を誤嚥する

経管栄養のみ

食物を誤嚥する

61.9%

66.4%

唾液を誤嚥する

27.8%

初回
介入時

介入
1週間後

介入
1週間後

最終
観察時

最終
観察時

【参考】摂食・嚥下チームにおける各職種の役割例
計画・評価等

○嚥下内視鏡検査
○嚥下造影

医師、歯科医師
摂食・嚥下障害看護認定
看護師
言語聴覚士
理学療法士、作業療法士
管理栄養士

嚥下評価

○嚥下機能の総合評価
○診療計画の立案
○リハビリ方針の決定
○摂食姿勢、介助方法、食
具、食事形態の検討

○嚥下機能の観察・評価
○反復唾液嚥下テスト(RSST)
○改訂水のみテスト(MWST)
○食物テスト

嚥下訓練
○実施内容の評価

○リハビリ計画の立案
○嚥下訓練の実施
○実施内容の評価

口腔ケア

摂食・嚥下チームによるラウンド
VEによる嚥下評価

・食事形態、摂食姿勢の調整
・病棟看護師による嚥下リハビリテーション
・言語聴覚士による嚥下訓練
・必要時、VFによる嚥下評価

<研究の概要>

○最終観察時までの日数:平均24日(1~337日)
○介入内容:嚥下リハビリテーションの実施10.1%、
言語聴覚士による摂食訓練の実施14.9%、
上記両方の実施14.9%
認定看護師によるフォローのみ33.9%

患者・家族への指導

その他

○歯科診療
○病棟看護師への指導
○外来看護師や在宅における関係者との連携

○口腔状態の評価
○口腔ケア

○摂食時の注意点、口腔ケア、
嚥下訓練の方法等の指導

○食事形態等の工夫の対応
○嚥下機能に影響を及ぼす薬剤の抽出、処方提案
○服用薬の剤形や服用方法等の提案

薬剤師
歯科衛生士

スクリーニング
(MWST、RSST)

○対象:摂食・嚥下障害を有する患者998名
【性別】 男性638名、女性360名 【年齢】 平均74歳
【主傷病】 脳卒中46.0%、その他の脳疾患15.9%、呼吸器疾患7.8% 等

・摂食・嚥下障害の重症度が低い患者の割合が増加
(p<0.001)

・経口で摂取可能な患者の割合が増加
・ESSスコア改善43.0%、不変54.6%、悪化2.4%

職種の例









主治医

リハビリ
担当医

摂食・嚥下障害看護
認定看護師

正常範囲内

46.8%

摂食嚥下
障害を
有する患者

病棟の
担当看護師

(n=998)

○口腔ケア

【出典】(上図)Jpn J Rehabil Sci 2015;6: 50-55をもとに保険局医療課にて作成 (下表)Jpn J Rehabil Sci 2015;6: 50-55、耳鼻58:261-267,2012、日摂食嚥下リハ会誌14(3):219-228,2010、奥村.第2回日本老年病薬学会学術大会をもとに保険局医療課にて作成

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