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○個別事項(その4)について-7-2 (24 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00120.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第497回  11/17)《厚生労働省》
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摂食嚥下支援加算についての課題と論点
(摂食嚥下支援加算について)
・ 令和2年度診療報酬改定において、摂食嚥下障害を有する患者に対する多職種チームによる効果的な介入の推進の観点から、経口
摂取回復促進加算に係る要件等を見直し、摂食嚥下支援加算とした。
・ 全国リハビリテーション医療関連団体協議会における調査によると、摂食嚥下支援加算の届出施設は回復期リハビリテーション病
院のうち、約1割であった。
・ 摂食嚥下支援加算を算定している病院のうち、摂食嚥下認定看護師の配置を行っている病院の割合は、約3割であった。
・ 入棟時に経腸栄養であった患者について、入院中の摂食嚥下支援加算の算定有無で分け、退棟時に3食経口摂取が可能となり経腸
栄養から離脱できた患者の割合は、加算の算定ありの場合の方が算定なしの場合に比較して高かった。
・ 摂食嚥下支援加算における要件のうち、満たすことが難しい施設基準は、最も多いものが「摂食嚥下支援チームの設置」であり、
満たすことが難しいチームの職種は、看護師(経験5年以上かつ適切な研修を修了した者)、歯科衛生士、言語聴覚士の順であっ
た。

(療養病棟における嚥下機能評価等の取り組みについて)
・ 中心静脈栄養を実施している患者のうち、嚥下リハビリ又は脳血管疾患等リハビリテーションを入院中に実施されたことのある患
者は、入院料1では約3割、入院料2では約2割、経過措置(注11)では約2割の患者が、嚥下リハビリ・脳血管疾患等リハビリ
テーションのどちらか又は両方を実施していた。
・ 嚥下機能評価の有無別に、中心静脈栄養抜去の見込みを比較したところ、嚥下機能評価ありの方が、なしに比較して抜去予定のあ
る患者の割合が高かった。
・ 日常的に嚥下機能評価(VF・VE)を実施していない医療機関と、耳鼻咽喉科医等により実施する体制のある医療機関との病院連携
が進められている。

○ 摂食嚥下支援加算について、多職種チームの設置に係る効果や課題点等を踏まえつつ、中心静脈栄養や鼻腔栄
養等を実施している患者の経口摂取回復に係る効果的な取り組みを更に促進する観点から、要件等の在り方につ
いてどのように考えるか。

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