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○個別事項(その4)について-7-2 (14 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00120.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第497回 11/17)《厚生労働省》 |
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摂食・嚥下チームの介入による効果②
中 医 協
総 - 4
元.11.27
(改)
○ 脳卒中患者のうち多職種で構成される嚥下チームが組織された後では、入院期間中のWBC及びCRPの
基準値以上の患者、肺炎患者数が有意に少ない。
○ 嚥下チームが介入することが、肺炎発症の減少に有意に関係している。
【対象・方法】
2009年4月から2014年3月までに入院した急性期脳卒中患者を対象とした。
医師、歯科医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、管理栄養士、歯科衛生士、薬剤師から構成される嚥下チームが組
織された2009年4月~2011年3月までをチーム組織前(n=132、平均年齢70.0±12.2歳)とし、2011年4月~2014年3月までをチー
ム組織後(n=173、平均年齢70.1±11.5歳)として比較・検討を行った。
表 入院期間中の各項目の患者数
60
P<0.05
P<0.05
50
組織前
組織後
40
P<0.05
30
表 肺炎との関係をコックス比例ハザードモデルを用いた一変量解析
20
ハザード比
95%信頼区間
P値
入院時NIHSS※
(1ポイント増加毎)
1.11
1.08-1.14
<0.0001
嚥下チームの介入
0.39
0.18-0.81
0.01
※:National Institute of Health Stroke Scale(NIHSS)は、脳卒中重症度評価スケール
であり、点数が高いほど重症度も高くなり、最大42点。
10
0
発熱
(38℃以上)
WBC
CRP
(10,000/μl以上) (2.0mg/dl以上)
肺炎
※:WBC:White blood cell、CRP:C-reactive protein
出典:Aokiら、PLoS ONE.11(5)、2016より図表は保険局医療課が作成
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中 医 協
総 - 4
元.11.27
(改)
○ 脳卒中患者のうち多職種で構成される嚥下チームが組織された後では、入院期間中のWBC及びCRPの
基準値以上の患者、肺炎患者数が有意に少ない。
○ 嚥下チームが介入することが、肺炎発症の減少に有意に関係している。
【対象・方法】
2009年4月から2014年3月までに入院した急性期脳卒中患者を対象とした。
医師、歯科医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、管理栄養士、歯科衛生士、薬剤師から構成される嚥下チームが組
織された2009年4月~2011年3月までをチーム組織前(n=132、平均年齢70.0±12.2歳)とし、2011年4月~2014年3月までをチー
ム組織後(n=173、平均年齢70.1±11.5歳)として比較・検討を行った。
表 入院期間中の各項目の患者数
60
P<0.05
P<0.05
50
組織前
組織後
40
P<0.05
30
表 肺炎との関係をコックス比例ハザードモデルを用いた一変量解析
20
ハザード比
95%信頼区間
P値
入院時NIHSS※
(1ポイント増加毎)
1.11
1.08-1.14
<0.0001
嚥下チームの介入
0.39
0.18-0.81
0.01
※:National Institute of Health Stroke Scale(NIHSS)は、脳卒中重症度評価スケール
であり、点数が高いほど重症度も高くなり、最大42点。
10
0
発熱
(38℃以上)
WBC
CRP
(10,000/μl以上) (2.0mg/dl以上)
肺炎
※:WBC:White blood cell、CRP:C-reactive protein
出典:Aokiら、PLoS ONE.11(5)、2016より図表は保険局医療課が作成
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