モニタリング項目

グラフ

5 月 26 日 第 88 回モニタリング会議のコメント
る社会機能の低下が危惧される。また、保育園・幼稚園や小学校等でも、依然として施設内感染の発生が報告
されており、保護者が欠勤せざるを得ないことも社会機能に大きな影響を与えている。
エ）職場での感染を防止するため、事業者は、従業員が体調不良の場合に、受診や休暇取得を積極的に勧めると
ともに、テレワーク、オンライン会議、時差通勤の推進、3 密を回避する環境整備等の推進と、基本的な感染
防止対策を徹底することが引き続き求められる。
オ）今週、会食による感染が明らかだった新規陽性者数は、前週の 285 人から 214 人となった。会食は換気の
良い環境で、できる限り短時間、少人数とし、会話時はマスクを着用することを繰り返し啓発する必要があ
る。
カ）高齢者入所施設等の感染制御及び業務支援体制の強化を図る必要がある。都では、施設を対象とした専用
相談窓口を設置し、相談に幅広く対応すると共に、施設からの要請に応じ即応支援チームが 24 時間以内に現

① 新規陽性者数

地を訪問するなど、支援体制を整備し、対象施設に周知している。
①－６

今週の新規陽性者 23,854 人のうち、無症状の陽性者が 1,524 人、割合は前週の 6.4％から同じく 6.4％となっ
た。
【コメント】
ア）今週も、症状が出てから検査を受けて陽性と判明した人の割合が高かった。
イ）無症状や症状の乏しい感染者からも、感染が広がっている可能性がある。症状がなくても感染源となるリ
スクがあることに留意して、日常生活を過ごす必要がある。

①－７

①－８
①－９

今週の保健所別届出数を多い順に見ると、世田谷で 2,007 人（8.4％）と最も多く、次いで足立 1,368 人（5.7％）、
多摩府中 1,350 人（5.7％）、大田区 1,179 人（4.9％）、新宿区 1,126 人（4.7％）であった。
【コメント】
保健所では、オミクロン株の特性を踏まえ、濃厚接触者の特定、積極的疫学調査を効果的・効率的に実施し
ていく必要がある。
今週は、都内保健所のうち約 19％にあたる 6 保健所で、それぞれ 1,000 人を超える新規陽性者数が報告され
た。
【コメント】
都は、保健所に人材を派遣して支援している。療養者に対する感染の判明から療養終了までの保健所の一連
の業務を、都と保健所が協働し、補完し合いながら一体的に進めていく必要がある。
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