よむ、つかう、まなぶ。
入-2 (51 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000183658_00028.html |
出典情報 | 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和3年度第6回 8/27)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
救急医療管理加算に関する現状・課題と論点
(救急医療管理加算1)
○ 救急医療管理加算1については、患者の状態のばらつきや施設間の判断に係るばらつきが大きいことを踏まえ、令和2年度改定にお
いて、入院時の状態に係る指標及び実施した主要な検査等の記載を求め、適切な評価に資するよう取組を行った。
○ 救急医療管理加算1の算定患者の状態指標の分布を改定前後で比較すると、「意識障害又は昏睡」、「呼吸不全又は心不全で重篤
な状態」の患者については、状態指標の軽い層の算定割合は改定後に減少していた。
○ 一方で、「ショック」、「広範囲熱傷」の状態の患者については、改定前後で算定患者の状態指標の分布に明らかな変化はみられな
かった。
○ 救急医療管理加算1算定患者で状態指標が軽い患者層の医療機関ごとの分布を改定前後で比較すると、「意識障害又は昏睡」及び
「呼吸不全又は心不全で重篤な状態」については、状態指標の軽い層に対して当該加算を算定する保険医療機関の割合は減少して
いた。
○ 「ショック」及び「広範囲熱傷」については、改定前後で状態指標の軽い層に対して当該加算を算定する保険医療機関の割合に明らか
な変化はみられなかった。
(救急医療管理加算2)
○ 「ア~ケに準ずる重篤な状態」の基準が明確でないことや、どの項目に準じているかが明確ではないことを踏まえ、令和2年度改定に
おいて、どの項目に準じているか並びに入院時の状態に係る指標及び実施した主要な検査等の記載を求め、適切な評価に資するよう
取組を行った。
○ 救急医療管理加算2を算定する患者の内訳は、救急医療管理加算1の内訳とは異なり、「その他重症な状態」である患者の割合が最
も高く、60%以上を占めていた。
○ 各状態指標ごとの患者分布と比較すると、救急医療管理加算2の算定患者は救急医療管理加算1の患者と比較して状態指標の軽
い患者層の割合が高かった。
○ 「その他重症な状態」の患者の内訳をみると、「脳梗塞」「腎臓又は尿路の感染」「股関節・大腿近位の骨折」「肺炎」「ヘルニアの記載
のない腸閉塞」の患者が多かった。これら患者においては、状態項目ア~ケのいずれかに含まれると考えられるものも存在した。
【論点】
○ 救急医療管理加算は緊急入院が必要な重篤な状態の患者に対する医療の評価であることを前提として、
患者の状態を適正に評価していくための判断基準等について、どのように考えるか。
51
(救急医療管理加算1)
○ 救急医療管理加算1については、患者の状態のばらつきや施設間の判断に係るばらつきが大きいことを踏まえ、令和2年度改定にお
いて、入院時の状態に係る指標及び実施した主要な検査等の記載を求め、適切な評価に資するよう取組を行った。
○ 救急医療管理加算1の算定患者の状態指標の分布を改定前後で比較すると、「意識障害又は昏睡」、「呼吸不全又は心不全で重篤
な状態」の患者については、状態指標の軽い層の算定割合は改定後に減少していた。
○ 一方で、「ショック」、「広範囲熱傷」の状態の患者については、改定前後で算定患者の状態指標の分布に明らかな変化はみられな
かった。
○ 救急医療管理加算1算定患者で状態指標が軽い患者層の医療機関ごとの分布を改定前後で比較すると、「意識障害又は昏睡」及び
「呼吸不全又は心不全で重篤な状態」については、状態指標の軽い層に対して当該加算を算定する保険医療機関の割合は減少して
いた。
○ 「ショック」及び「広範囲熱傷」については、改定前後で状態指標の軽い層に対して当該加算を算定する保険医療機関の割合に明らか
な変化はみられなかった。
(救急医療管理加算2)
○ 「ア~ケに準ずる重篤な状態」の基準が明確でないことや、どの項目に準じているかが明確ではないことを踏まえ、令和2年度改定に
おいて、どの項目に準じているか並びに入院時の状態に係る指標及び実施した主要な検査等の記載を求め、適切な評価に資するよう
取組を行った。
○ 救急医療管理加算2を算定する患者の内訳は、救急医療管理加算1の内訳とは異なり、「その他重症な状態」である患者の割合が最
も高く、60%以上を占めていた。
○ 各状態指標ごとの患者分布と比較すると、救急医療管理加算2の算定患者は救急医療管理加算1の患者と比較して状態指標の軽
い患者層の割合が高かった。
○ 「その他重症な状態」の患者の内訳をみると、「脳梗塞」「腎臓又は尿路の感染」「股関節・大腿近位の骨折」「肺炎」「ヘルニアの記載
のない腸閉塞」の患者が多かった。これら患者においては、状態項目ア~ケのいずれかに含まれると考えられるものも存在した。
【論点】
○ 救急医療管理加算は緊急入院が必要な重篤な状態の患者に対する医療の評価であることを前提として、
患者の状態を適正に評価していくための判断基準等について、どのように考えるか。
51