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参考資料3_第1回検討会資料「関係者が保有している情報」 (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23451.html
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製薬企業(ワクチンメーカー)が所有している情報
⚫ ワクチンメーカーでは生産量、出荷量等の自社データを管理するだけでなく、卸売販売業者から医療機関への販売実績を日々、卸
売販売業者から入手し、自社システムで管理している。
⚫ 各社のシステム内で必要な業務に支障は生じないが、独自マスタで運用しており、各社のデータを統合することは容易でない。
自社管理している
主なデータ

生産量、卸売販売業者への出荷量、メーカー在庫量(それぞれ商品別・規格別の数量) 〔更新頻度(注1):日次〕
(注1)更新頻度の詳細は企業により異なる場合があるため、代表的な
<商品コード・マスタデータ>統一商品コードマスタ
ケースを記載している(以降同様)
<卸売販売業者マスタ>自社の独自コードで管理
<納入医療機関マスタ>自社の独自コードで管理

外部から入手して
管理している主な
データ

1. 自社製品の医療機関への販売実績(納入)データ(卸→医療機関) 〔更新頻度:日次〕
<主なデータ項目>商品別・規格別の数量、納入日、納入先(注2)
(注2)通常は医療機関だが、地域により二次卸を利用している場合や保健所、自治体への納入等、医療機関以外が最終納入先として扱われるケースも存在

<データの入手方法> JD-NET等を経由して卸売販売業者から入手
<データの入手根拠>ワクチンメーカーと卸売販売業者の民民契約
<商品コード・マスタデータ>統一商品コードマスタ
<医療機関マスタデータ>卸売販売業者各社別で設定している医療機関コードを、ワクチンメーカーが自社システムで独自コード
に変換して管理(卸売販売業者とワクチンメーカーが連携してマスタ情報も各社で更新している。)







2. 自社製品の卸売販売業者の在庫量 〔更新頻度:月次〕(注3)
<データの入手方法>JD-NET等を経由して卸売販売業者から報告(注4)
<データの入手根拠>ワクチンメーカーと卸売販売業者の民民契約
<商品コード・マスタデータ>統一商品コードマスタ
法的に保管義務
のある情報

標準化・データクリーニン
グの状況

(注3)在庫情報の管理方法は、製薬企業と卸売販売業者により様々
であり、情報入手方法、頻度は企業により異なる。
(注4)取引先卸ごとのデータであり、情報粒度は異なる。
また、卸売販売業者からのデータのほか、主に出荷量と納入量を
用い理論在庫にて管理している場合もある。

医療機関への販売実績(商品別・規格別の数量、納入日)
保存期間:10年
根拠条文:薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)
第六十八条の二十二(生物由来製品に関する記録及び保存)





JD-NETで卸売販売業者とやり取りをする情報は、「業界標準マニュアル」に基づいて入力されるためデータ項目は統一されている。
商品のコードは統一商品コードが用いられている場合が多いが、例外も存在する。
納入先医療機関のコード:ワクチンメーカー各社の独自コードが多い。
管理している情報はIR情報等の公表情報の根拠データとして活用されているため、一定の信頼性は認められる。

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出典:関係者ヒアリング情報に基づき作成 2