資料3-2-① 鈴木先生提出資料 (100 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00348.html |
出典情報 | 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第90回 7/13)《厚生労働省》 |
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神奈川県等17都道府県において、2022年4月中の全ての死因を含む超過死亡数が例年の同時期より多かった。
2022年1月から4月までの期間の全ての死因を含む全国の超過死亡数は、過去(2017~2021年)の同期間と比べて、最も
大きい規模となっている。
2022年4月中の全ての死因を含む過少死亡数が例年の同時期より多い都道府県は群馬県のみであった。
2022年1月から4月までの期間の全ての死因を含む全国の過少死亡数は、過去(2017~2021年)の同期間と比べて、群馬
県を除き同程度であった。
全ての死因を含む全国の超過および過少死亡数(1-4月)
2022年*
2021年
2020年
2019年
2018年
2017年
超過死亡数(新方式)
18122–37528
998–7981
0–338
249–6004
3906–15156
2853–17399
超過死亡数(旧方式)
15049–40129
1535–13473
42–1788
1167–9761
3155–18882
2601–19543
過少死亡数(新方式)
0–0
0–771
7537–24618
349–6193
0–456
0–93
過少死亡数(旧方式)
73–1996
284–6684
4286–26019
726–10651
98–4351
102–2938
超過死亡数「XX–YY」の解釈
o
XX=予測死亡数の予測区間上限値と観測死亡数の差分
o
YY=予測死亡数の点推定値と観測死亡数の差分
o
この範囲内に実際の超過死亡数はあり得る。
過少死亡数「AA–BB」の解釈
o
AA=予測死亡数の予測閾値下限と観測死亡数の差分
o
BB=予測死亡数の点推定値と観測死亡数の差分
o
この範囲内に実際の過少死亡数はあり得る。
* 2022/1/3-4/24の新型コロナウイルス死者数:11,005
注)
○ 2021年12月分の全死亡報告より、全国の超過および過少死亡数を、全国の毎週の死者数から直接算出した(新
方式)。従来の方法(旧方式)では、全国の超過および過少死亡数を、都道府県ごとの超過および過少死亡数の積
算として算出していた。
○ 新・旧方式の違いは、旧方式は例えばある週でA県で超過、またB県で過少が認められた場合に、それぞれを超
過と過少を分けて捉えることができる。一方で新方式は、それぞれのプラス(A県の超過)とマイナス(B県の過少)が
打ち消し合い、日本全体では、その週では超過も過少もなかったと判断されうる(見えなくなる)。
○ 日本全体における超過や過少の文脈では、新方式の方がより直接的に全国の超過と過少を評価できる。また、
その他の先行研究でも日本を評価する際はこちらの方式が採用されており、比較可能性も高い。
○ これまでの旧方式での報告(2020年は過少が多く、2021年から超過が認められる)と、整合性の点で違いはない。
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