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参考資料4 職域におけるがん検診に関するマニュアル(平成30年3月) (43 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26797.html |
出典情報 | がん検診のあり方に関する検討会(第36回 7/15)《厚生労働省》 |
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仕様書に明記すべき必要最低限の精度管理項目(乳がん検診)
1. 検査の精度管理
■検診項目
☐ 検診項目は、問診及び乳房エックス線検査(マンモグラフィ)とする ※。
※ 視触診は推奨しないが、仮に実施する場合は、マンモグラフィと併せて実施すること
■問診・乳房エックス線撮影(撮影機器、撮影技師)
☐ 問診では現在の症状、月経及び妊娠等に関する事項、既往歴、家族歴、過去の受診状況等を聴取する。
☐ 乳房エックス線装置の種類を明らかにし、日本医学放射線学会の定める仕様基準 注 1を満たす。
☐ 両側乳房について内外斜位方向撮影を行う。また 40 歳以上 50 歳未満の受診者に対しては、内外斜位方
向・頭尾方向の 2 方向を撮影する。
☐ 乳房エックス線撮影における線量及び写真の画質について、日本乳がん検診精度管理中央機構(旧マン
モグラフィ検診精度管理中央委員会)の行う施設画像評価を受け、A または B の評価を受ける ※。
※ 評価 C または D、施設画像評価を受けていない場合は至急改善すること。
☐ 撮影を行う撮影技師、医師は、乳房エックス線撮影、読影及び精度管理に関する基本講習プログラムに
準じた講習会 注 2を修了し、その評価試験で A または B の評価を受ける ※。
※ 上記の評価試験で、C または D 評価、講習会未受講の場合は至急改善すること。
■乳房エックス線読影
解説:外部(地域の読影委員会等)に読影を委託している場合は、委託先の状況を確認する。
☐ 読影は二重読影を行い、読影に従事する医師のうち少なくとも一人は乳房エックス線写真読影に関する
適切な講習会 注 2を修了し、その評価試験で A または B の評価を受ける ※。
※ 上記の評価試験で C または D 評価、講習会未受講の場合は至急改善すること。
☐ 二重読影の所見に応じて、過去に撮影した乳房エックス線写真と比較読影する。
■記録の保存
☐ 乳房エックス線画像は少なくとも 5 年間は保存する。
☐ 問診記録・検診結果は少なくとも 5 年間は保存する。
■受診者への説明
解説:
① 下記の 6 項目を記載した資料を、受診者全員に個別に配布する(ポスターや問診票など持ち帰れない
資料や、口頭説明のみは不可とする)
。
② 資料は基本的に受診時に配布する ※。
※ 市区町村等が受診勧奨時に資料を配布する場合もある。その場合は資料内容をあらかじめ確認し、
下記の 6 項目が含まれている場合は、検診機関からの配布を省いてもよい。
☐ 要精密検査となった場合には、必ず精密検査を受ける必要があることを明確に説明する。
☐ 精密検査の方法について説明する(精密検査はマンモグラフィの追加撮影や超音波検査、穿刺吸引細胞
診や針生検等により行うこと。及びこれらの検査の概要など)
。
☐ 精密検査結果は市区町村等へ報告すること、また他の医療機関に精密検査を依頼した場合は、検診機関
がその結果を共有することを説明する ※。
※ 精密検査結果は、個人の同意がなくても、自治体や検診機関に対して提供できる(個人情報保護法
の例外事項として認められている)
。
☐ 検診の有効性(マンモグラフィ検診には死亡率減少効果があること)に加えて、がん検診で必ずがんを
見つけられるわけではないこと(偽陰性)
、がんがなくてもがん検診の結果が「陽性」となる場合もあ
ること(偽陽性)など、がん検診の欠点について説明する。
☐ 検診受診の継続(隔年)が重要であること、また、症状がある場合は医療機関の受診が重要であること
を説明する。
☐ 乳がんがわが国の女性におけるがん死亡の上位に位置することを説明する。
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1. 検査の精度管理
■検診項目
☐ 検診項目は、問診及び乳房エックス線検査(マンモグラフィ)とする ※。
※ 視触診は推奨しないが、仮に実施する場合は、マンモグラフィと併せて実施すること
■問診・乳房エックス線撮影(撮影機器、撮影技師)
☐ 問診では現在の症状、月経及び妊娠等に関する事項、既往歴、家族歴、過去の受診状況等を聴取する。
☐ 乳房エックス線装置の種類を明らかにし、日本医学放射線学会の定める仕様基準 注 1を満たす。
☐ 両側乳房について内外斜位方向撮影を行う。また 40 歳以上 50 歳未満の受診者に対しては、内外斜位方
向・頭尾方向の 2 方向を撮影する。
☐ 乳房エックス線撮影における線量及び写真の画質について、日本乳がん検診精度管理中央機構(旧マン
モグラフィ検診精度管理中央委員会)の行う施設画像評価を受け、A または B の評価を受ける ※。
※ 評価 C または D、施設画像評価を受けていない場合は至急改善すること。
☐ 撮影を行う撮影技師、医師は、乳房エックス線撮影、読影及び精度管理に関する基本講習プログラムに
準じた講習会 注 2を修了し、その評価試験で A または B の評価を受ける ※。
※ 上記の評価試験で、C または D 評価、講習会未受講の場合は至急改善すること。
■乳房エックス線読影
解説:外部(地域の読影委員会等)に読影を委託している場合は、委託先の状況を確認する。
☐ 読影は二重読影を行い、読影に従事する医師のうち少なくとも一人は乳房エックス線写真読影に関する
適切な講習会 注 2を修了し、その評価試験で A または B の評価を受ける ※。
※ 上記の評価試験で C または D 評価、講習会未受講の場合は至急改善すること。
☐ 二重読影の所見に応じて、過去に撮影した乳房エックス線写真と比較読影する。
■記録の保存
☐ 乳房エックス線画像は少なくとも 5 年間は保存する。
☐ 問診記録・検診結果は少なくとも 5 年間は保存する。
■受診者への説明
解説:
① 下記の 6 項目を記載した資料を、受診者全員に個別に配布する(ポスターや問診票など持ち帰れない
資料や、口頭説明のみは不可とする)
。
② 資料は基本的に受診時に配布する ※。
※ 市区町村等が受診勧奨時に資料を配布する場合もある。その場合は資料内容をあらかじめ確認し、
下記の 6 項目が含まれている場合は、検診機関からの配布を省いてもよい。
☐ 要精密検査となった場合には、必ず精密検査を受ける必要があることを明確に説明する。
☐ 精密検査の方法について説明する(精密検査はマンモグラフィの追加撮影や超音波検査、穿刺吸引細胞
診や針生検等により行うこと。及びこれらの検査の概要など)
。
☐ 精密検査結果は市区町村等へ報告すること、また他の医療機関に精密検査を依頼した場合は、検診機関
がその結果を共有することを説明する ※。
※ 精密検査結果は、個人の同意がなくても、自治体や検診機関に対して提供できる(個人情報保護法
の例外事項として認められている)
。
☐ 検診の有効性(マンモグラフィ検診には死亡率減少効果があること)に加えて、がん検診で必ずがんを
見つけられるわけではないこと(偽陰性)
、がんがなくてもがん検診の結果が「陽性」となる場合もあ
ること(偽陽性)など、がん検診の欠点について説明する。
☐ 検診受診の継続(隔年)が重要であること、また、症状がある場合は医療機関の受診が重要であること
を説明する。
☐ 乳がんがわが国の女性におけるがん死亡の上位に位置することを説明する。
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