よむ、つかう、まなぶ。
参考資料1 参考資料 (6 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26859.html |
出典情報 | 第8次医療計画等に関する検討会 在宅医療及び医療・介護連携に関するワーキンググループ(第4回 7/20)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
大規模化を経て地域で訪問看護STに求められている役割に注力
訪問看護の大規模化事例
有限会社ふれすか訪問看護ステーションみけ(東京都墨田区)
○
大規模だからこそ担える役割にシフトし、職員体制を柔軟に変更しながら、設立時に目指した地域貢献ができる訪問看
護ステーションを実現している事例。
○
スタッフの育成とオンコールの負担感の軽減に取り組み、利用者、地域の関係者等から評価され好循環となっている。
1.背景
3.効果
2003年に墨田区医師会立訪問看護ステーションより独立し、7名の看護
師とリハビリスタッフ等で開始。所長・スタッフが力を入れていきたい分野(障害
児者通所支援や小児の訪問看護等)について、独立した方がうまくいくと考え
られたため、医師会の担当者等からも応援を受け立ち上げた。2016年頃にス
タッフ約30名を経て、2022年には看護師13名、リハスタッフ5名、事務職
員3名となった。
•
•
•
2.取組内容
【受託事業の一例】
【大規模化から求められる役割に注力へ転換】
利用者が増加し、スタッフも増加
•
•
1、東京都委託事業
地域の訪問看護の供給量に鑑み
自STに求められている役割に
注力するためスリム化
①東京都訪問看護教育ステーション事業
②東京都新型コロナ感染症自宅待機者への訪問看護事業
2、墨田区委託事業
スタッフの教育体制について、看護職員はラダーを採用していたが、リハビリス
タッフの教育は看護職員と同程度に実施することは困難であった。
地域でリハビリを担う訪問看護ステーションが増加し、地域の受け皿が整い
つつあったことから、職員数をスリム化した。
①認知症初期集中支援事業(令和3年4月1日~令和4年3月31日)
②墨田区多職種連携研修(令和3年7月25日~令和4年3月31日)
③在宅人工呼吸器療養者の災害時支援マニュアル作成
【大規模化による教育、労働環境の充実】
スタッフ育成の充実
・ 東京都訪問看護ステーション協会が作成しているキャリアラダーを活用し、
新人教育、継続教育、指導者研修も実施。
オンコール体制の充実、適切な交代体制の整備
・ オンコール当番は3名体制とし、携帯電話1台目をメインスタッフが持ちサ
ブスタッフと一緒に対応。2台目を所長が持つことで、メインスタッフとサブス
タッフが相談できる体制を構築。
・ 利用者も夜に安心して眠れることが一番であるという考えのもと、平日昼間
のケアを適切に行うことで夜間のコールはほとんど鳴らない状態となっている。
スタッフの育成を充実させ、経験の浅いスタッフでも質の高いケアを実施できることか
ら、利用者の満足度が高く、ケアマネジャー等関係者からの評価も高いために新
規利用者が多く紹介されている。
利用者のうち95%以上の24時間対応の契約を受けている。
東京都や墨田区の事業を受けることで、利用者を通じた地域貢献のみならず、地
域全体に貢献している。また、委託事業を受託することで、診療報酬・介護報酬
以外の収入を得るとこができ、経営リスクの分散に繋がっている。
④新型コロナ関連
PCR検査センター運営補助、発熱外来運営、
自宅待機者への状態観察対応派遣、新型コロナワクチン接種支援
•
東京都の訪問看護教育ステーション事業を受けることにより、訪問看護師の確保・
育成・定着を支援するだけでなく、受け入れた研修生からの問い合わせもあり採
用に繋がっている。ナースバンクやハローワーク等に求人は出していないが、新卒者
からの採用問い合わせもあり、利用者、地域の関係者、研修生等から評価され好
循環となっているのではと考えている。
事業者へのヒアリングをもとに医政局看護課にて作成
6
訪問看護の大規模化事例
有限会社ふれすか訪問看護ステーションみけ(東京都墨田区)
○
大規模だからこそ担える役割にシフトし、職員体制を柔軟に変更しながら、設立時に目指した地域貢献ができる訪問看
護ステーションを実現している事例。
○
スタッフの育成とオンコールの負担感の軽減に取り組み、利用者、地域の関係者等から評価され好循環となっている。
1.背景
3.効果
2003年に墨田区医師会立訪問看護ステーションより独立し、7名の看護
師とリハビリスタッフ等で開始。所長・スタッフが力を入れていきたい分野(障害
児者通所支援や小児の訪問看護等)について、独立した方がうまくいくと考え
られたため、医師会の担当者等からも応援を受け立ち上げた。2016年頃にス
タッフ約30名を経て、2022年には看護師13名、リハスタッフ5名、事務職
員3名となった。
•
•
•
2.取組内容
【受託事業の一例】
【大規模化から求められる役割に注力へ転換】
利用者が増加し、スタッフも増加
•
•
1、東京都委託事業
地域の訪問看護の供給量に鑑み
自STに求められている役割に
注力するためスリム化
①東京都訪問看護教育ステーション事業
②東京都新型コロナ感染症自宅待機者への訪問看護事業
2、墨田区委託事業
スタッフの教育体制について、看護職員はラダーを採用していたが、リハビリス
タッフの教育は看護職員と同程度に実施することは困難であった。
地域でリハビリを担う訪問看護ステーションが増加し、地域の受け皿が整い
つつあったことから、職員数をスリム化した。
①認知症初期集中支援事業(令和3年4月1日~令和4年3月31日)
②墨田区多職種連携研修(令和3年7月25日~令和4年3月31日)
③在宅人工呼吸器療養者の災害時支援マニュアル作成
【大規模化による教育、労働環境の充実】
スタッフ育成の充実
・ 東京都訪問看護ステーション協会が作成しているキャリアラダーを活用し、
新人教育、継続教育、指導者研修も実施。
オンコール体制の充実、適切な交代体制の整備
・ オンコール当番は3名体制とし、携帯電話1台目をメインスタッフが持ちサ
ブスタッフと一緒に対応。2台目を所長が持つことで、メインスタッフとサブス
タッフが相談できる体制を構築。
・ 利用者も夜に安心して眠れることが一番であるという考えのもと、平日昼間
のケアを適切に行うことで夜間のコールはほとんど鳴らない状態となっている。
スタッフの育成を充実させ、経験の浅いスタッフでも質の高いケアを実施できることか
ら、利用者の満足度が高く、ケアマネジャー等関係者からの評価も高いために新
規利用者が多く紹介されている。
利用者のうち95%以上の24時間対応の契約を受けている。
東京都や墨田区の事業を受けることで、利用者を通じた地域貢献のみならず、地
域全体に貢献している。また、委託事業を受託することで、診療報酬・介護報酬
以外の収入を得るとこができ、経営リスクの分散に繋がっている。
④新型コロナ関連
PCR検査センター運営補助、発熱外来運営、
自宅待機者への状態観察対応派遣、新型コロナワクチン接種支援
•
東京都の訪問看護教育ステーション事業を受けることにより、訪問看護師の確保・
育成・定着を支援するだけでなく、受け入れた研修生からの問い合わせもあり採
用に繋がっている。ナースバンクやハローワーク等に求人は出していないが、新卒者
からの採用問い合わせもあり、利用者、地域の関係者、研修生等から評価され好
循環となっているのではと考えている。
事業者へのヒアリングをもとに医政局看護課にて作成
6