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資料1 在宅医療及び医療・介護連携に関するワーキンググループにおける検討状況 (22 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27259.html
出典情報 第8次医療計画等に関する検討会(第12回 8/4)《厚生労働省》
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訪問看護ステーションの大規模化による教育機能の充実と休み方改革

大規模化事例

訪問看護の大規模化事例


公益財団法人日本訪問看護財団立あすか山訪問看護ステーション(東京都北区)

大規模化により経営が安定し、スタッフの育成に力を入れ、休み方改革にチャレンジしている事例。



利用者の想定以上の看護ケアを提供することにより利用者数が増加し、管理職のポリシーを共有した上での職場文
化・風土作りにより看護師に選ばれるステーションとなっている。

1.背景
2006年に看護師数約2.5名、利用者数32名、累積赤字が発生している
状況で所長として引き継いだ。安定した経営を目指すにはスタッフの増員によ
る利用者の増加が必要であった。2022年には看護師18名、リハスタッフ5
名、事務職員5名、ケアマネジャー1名、相談支援員3名となった。

3.効果
 所長交代3年目には利用者数も150名を超え、経営も黒字に転換。

2.取組内容
利用者数増加のポイント

 職場文化・風土づくりからケアの質が向上、口コミで利用者が増加
・ 初めは組織文化づくりに注力。所長がスタッフと同行訪問することで直接  経営が安定したことで、下記が実施できている。
考え方を共有。
・ 将来、起業するために勉強することを目的としたスタッフも採用。
・ 初回訪問当日に、患者の全身状態について主治医へレポートを送付する
・ 週1回スタッフがステーションに集まる時間を設け、勉強会、部門会議、委員
取組等が好評で、主治医やケアマネジャーから選ばれるステーションへ。
会活動等を行っており、スタッフが一体となったステーション運営を実現。
・ 在宅看取り後の家族にも丁寧に関わる等、家族が期待する以上のケアを
・ 土日祝日の待機者には平日に休みを設け、土日祝日の待機日を除いた
提供することで、利用者・家族からの口コミで新規利用者が増加。
週2日休みを目指している。
 スタッフの自律
・ スタッフの教育、研修が充実したことでスタッフの能力が向上し、どのスタッフが
・ 所長の就学を契機に、所長が不在であってもスタッフが自律して看護ケア
訪問に来てくれても大丈夫という利用者の安心感・信頼につながっている。
が継続できる組織へと変化。スタッフの能力向上により、利用者数も増加。
 東京都の訪問看護教育ステーションの指定を受け、自施設内だけでなく、地
域の訪問看護師への研修等も実施。
看護職員増加のポイント

 管理職のポリシーのPR
・ 1〜2年目は看護師がなかなか集まらなかったが、ブログ等を開始したと
ころ、所長のポリシーに共感した看護師が集まるようになった。

 ステーションの規模が大きくなるにつれて管理者の力量を要するようになり、休
み方改革にも取り組むため、ステーションの適正規模を模索している。地域の
訪問看護ニーズはあるため、サテライトの活用等を検討している。
事業者へのヒアリングをもとに医政局看護課にて作成

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