よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料3-1_ [全ゲノム解析等実行計画2022(仮称)」(案)(概要) (12 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27458.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会全ゲノム解析等の推進に関する専門委員会(第11回 8/19)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

5.これまでの取組みを踏まえた基本方針
本実行計画においては、統一化された手法を用いて、均一で高品質な解析データを収集することとする。
解析手法が確立された技術については、以下の1)~5)の条件をすべて満たす企業に外部委託することと
する。
1)国内に解析拠点があり、アクセス権限を有する者の範囲の制限、アクセスモニタリング、本人認証の強
化(多要素認証の導入)、データの無害化、不正アクセスのリアルタイム検知等、セキュリティが担保され
②シークエンス企業
ていること。第三者によるリスク評価、セキュリティ評価を定期的に行っており、指摘があった場合には責
任者が適切に対処していること。
2)一定数以上の検体のシークエンス実績があり、多数検体のシークエンスが可能であること。
3)遺伝子検査にかかる精度管理 を実施している衛生検査所等であること。
4)ゲノム解析の先進諸国との国際共同研究にも対応できるシークエンスが可能であること。
5)均質なデータを得る観点から、統一されたシステムの次世代シークエンサーを複数台有すること。
解析・データセンターは、臨床情報等の活用・研究・創薬等の拠点であって、求められる主な役割は以下
の4つである。
1)ゲノムデータの解析(ゲノムデータベース、統一パイプライン、高度な横断的解析)
③解析・データセン
2)臨床情報等の収集(臨床情報収集システム、レポート作成システム)
ター
3)データ利活用(データシェアリングポリシー、データ利活用審査委員会、データ利活用のための研究支
援システム)
4)人材育成(ゲノム解析に係る人材育成、臨床情報等の活用に係る人材育成)
○検体の管理システム(検体集中管理センター)及び保管・管理ルール
新規の患者の検体については、既存の施設を用いて一括管理することが可能な仕組みを構築する。一方で、
一括管理する場合と同様の質で保管・管理され、必要な場合には、同様の手続きで分譲可能な体制が整備さ
れている場合に限り各医療機関での保管も可能とする。
また、各医療機関で保管されている検体も含めて、検体の種類、残量、同意の種別(産業界単独での試料の
④検体集中管理部門 分譲が可能かなど)等について、検体集中管理センターが把握できる仕組みを構築する。
既存の施設を用いた、追加解析可能な検体の一括管理を行うシステムを令和4年度中に試行的に構築し、令
和5年度以降の本格的な運用を目指す。また、検体の保管・管理ルールについては、国際的な基準に適合す
るよう、日本衛生検査所協会の専門家の協力を得て令和4年度中に標準作業手順書(臓器別の詳細なSOP:
Standard Operating Procedures)を作成する。

12