資料3-3 西浦先生提出資料 (176 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00348.html |
出典情報 | 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第95回 8/18)《厚生労働省》 |
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するCOVID-19の疫学動態に関する検討
京都大学大学院医学研究科環境衛生学
【背景・目的】
日本では、COVID-19流行の制御に関して次第にDowngradeする政策判断が展開されつつある。エンデミック化
する過程は、その疫学的な帰結について十分に理解することが不可欠であることから、簡易的な数理モデルを利
用して日本が国として抱えるリスクについて定性的および定量的に理解することを目的とする。
【方法】
SIRS (Susceptible-infectious-recovered-susceptible)モデルを用いて、一定の時間当たりの率で感染から守ら
れる獲得免疫が失われることを加味したモデルを用いて検討を行った。同モデルでは以下のコンパートメントの通
り、予防接種あるいは自然感染によって得られた免疫が一定の率で失われるものとする。免疫持続期間は指数分
布に従うものと仮定し、その平均滞在期間(平均免疫保持期間)をDi日とする。また、感染性期間は平均Dd日の指
数分布に従うものとする。その際、以下の2つを用いた検討を行った:
1.年齢構造を持たないSIRSモデル
2.年齢構造化SIRSモデルを利用した検討(今回の報告では既存の文献紹介にかえる)
免疫の喪失, Di [days]
S
I
感染
R
回復
Dd [days]
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