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プレスリリース 新型コロナウイルス治療薬の特例承認について (4 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27695.html |
出典情報 | 新型コロナウイルス治療薬の特例承認について(8/30)《厚生労働省》 |
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〈SARSCoV2による感染症の発症抑制〉
17.臨床成績
17.
1.
2海外第I
I
I
相試験
(PROVENT試験)
17.
1 有効性及び安全性に関する試験
SARSCoV2による感染症に対するワクチンの効果が不十分と
〈SARSCoV2による感染症〉
考えられる若しくは接種が推奨されない、又はSARSCoV2の感
17.
1.
1国際共同第I
I
I
相試験
(TACKL
E試験)
18歳以上のSARSCoV2による感染症患者を対象としたプラセ
染リスクが高い場所若しくは状況に置かれる18歳以上の被験者
ボ対照無作為化二重盲検並行群間比較試験4)であり、本剤600mg
を対象としたプラセボ対照無作為化二重盲検並行群間比較試験6)
であり、本剤300mg
(チキサゲビマブ150mg及びシルガビマブ
(チキサゲビマブ300mg及びシルガビマブ300mgを逐次投与)又
はプラセボを単回筋肉内投与した。主要評価項目は、ベースライン
150mgを逐次投与)又はプラセボを単回筋肉内投与した。主要評
時に入院しておらず、
症状発現から7日以内に治験薬を投与した被
価項目は、治験薬投与後183日目までのSARSCoV2による感染
験者(mFAS)における治験薬投与後29日目までのSARSCoV2
症の症状の発現、かつRTPCR陽性の確認(イベント)に基づく相
による感染症の重症化又は理由を問わない死亡の発現(イベント)
対リスク減少率[(1−本剤群のイベント発現割合/
プラセボ群のイ
に基づく相対リスク減少率[(1−本剤群のイベント発現割合/
プラ
ベント発現割合)
×100]
であった。
セボ群のイベント発現割合)
×100]
であった。
主要解析(投与後追跡期間の中央値は本剤群及びプラセボ群とも
主要解析(投与後追跡期間の中央値は本剤群及びプラセボ群とも
に83日)では、ベースライン時のSARSCoV2のRTPCR検査が
に84日)では、イベント発現割合は本剤群4.
4%
(18/407例)、プラ
陰性又は欠測の被験者(FPAS)において、イベント発現割合は本
セボ群8.
9%
(37/415例)であり、相対リスク減少率は50%
(95%信
剤群0.
2%
(8/3441例)、プラセボ群1.
0%
(17/1731例)であり、相
頼区間:15%,71%)であった(p = 0.
010)。mFASにおける日本
対リスク減少率は77%
(95%信頼区間:46%,90%)であった(p
人は9例(本剤600mg群6例、プラセボ群3例)であり、いずれの被
<0.
001)
。
表173 主要評価項目に対する有効性
験者でもイベントは認められなかった。
表171 主要評価項目に対する有効性
(主要解析)
本剤300mg群
本剤600mg群
プラセボ群
ベースライン時のSARSCoV2のRTPCR検査が陰性又は欠測(FPAS、主
4.
4%
(18/
407例)
8.
9%
(37/
415例)
イベント発現割合
相対リスク減少率注1)
要解析)
50%
(95%信頼区間:15%,71%)
イベント発現割合
0.
010
相対リスク減少率注1)
77%
(95%信頼区間:46%,90%)
p値注2)
<0.
001
p値注2)
注1)症状発現からの日数(5日以下、5日超)及びSARSCoV2による感染症の
注2)有意水準両側5%、症状発現からの日数(5日以下、5日超)及びSARS-
イベント発現割合
CoV2による感染症の重症化リスク(高、低)を層別因子としたCochr
an-
相対リスク減少率注1)
Mant
el
Haens
zel
検定
1.
0%
(17/
1731例)
15.
8%
(3/
19例)
0%
(0/
6例)
算出できず
全体
なお、
本試験の主な選択・除外基準は表172のとおりであった。
イベント発現割合
表172 主な選択・除外基準
相対リスク減少率注1)
1.
SARSCoV2陽性(組入れ前3日以内に採取された口咽頭、
鼻咽頭、鼻腔スワブ、唾液等の検体を用いた抗原検査又は核
0.
3%
(11/
3460例)
1.
0%
(17/
1737例)
68%
(95%信頼区間:32%,85%)
注1)投与群及び同意取得時の年齢(60歳以上、60歳未満)を共変量、追跡期間
の対数変換値をオフセット変数としたロバスト分散を用いたポアソン回
酸検査により確認)
帰モデルにより推定
2.
W HOのCl
i
ni
calPr
ogr
essi
on Scal
eスコアが>1かつ
注2)
有意水準両側5%
<4a)
より長期間の有効性を検討するために行った追加解析(投与後追
3.
軽症から中等症のSARSCoV2による感染症の症状b)発現
が治験薬投与前7日以内であり、かつ治験薬投与前24時間以
跡期間の中央値は本剤群及びプラセボ群ともに196日)では、
内においてSARSCoV2による感染症の症状c)が1つ以上
FPASにおいて、イベント発現割合は本剤群0.
3%
(11/3441例)、
プラセボ群1.
8%
(31/1731例)であり、相対リスク減少率は83%
認められる
4.
治験薬投与前24時間以内の酸素飽和度が92%以上(室内
(95%信頼区間:66%,91%)
であった
(p <0.
001)。
d)
気)
除外基準
0.
2%
(8/
3441例)
ベースライン時のSARSCoV2のRTPCR検査が陽性
重症化リスク(高、
低)
を層別因子としたMant
el
Haens
zel
法により推定
選択基準
プラセボ群
なお、
本試験の主な選択・除外基準は表174のとおりであった。
1.
SARSCoV2による感染症による入院歴がある者又は入院
中である(経過観察又は感染拡散防止の理由のみでの入院
を除く)
2.
治験責任(分担)医師により、入院又は診療室や救急室での
救急治療が必要であると判断される
3.
SARSCoV2による感染症に対するワクチン、モノクロー
ナル抗体又は生物学的製剤(承認の有無を問わない)の接種
歴若しくは投与歴がある、又は組入れ後に接種若しくは投
与する予定がある
a)
スコアが>1かつ<4は、
非入院かつ症候性の患者が該当5)
b)主観的発熱又は発熱感、咳嗽、安静時又は労作時の息切れ又は呼吸困難、咽
喉痛、体の痛み又は筋肉痛、疲労、頭痛、悪寒、鼻閉塞又は鼻閉、鼻汁、新たな
味覚消失又は嗅覚消失、悪心又は嘔吐、下痢、体温37.
8˚
C/100˚
F超、新たな
錯乱(60歳以上のみ)、食欲不振又は摂食量減少(60歳以上のみ)、酸素投与
の必要量の増加(ベースライン時に酸素投与を受けていた場合のみ)
c)咳嗽、咽喉痛、安静時又は労作時の息切れ又は呼吸困難、体の痛み又は筋肉
痛、疲労、頭痛、悪寒、鼻閉塞又は鼻閉、鼻汁、悪心又は嘔吐、下痢、新たな味覚
消失又は嗅覚消失
d)
肺の基礎疾患を有し、
長期的に酸素補給を受けている患者を除く
本剤群の主要解析時点(投与後追跡期間の中央値は84日)の副作
用の発現割合は5.
1%
(23/452例)であり、発現割合が1%以上の副
作用は注射部位仏痛1.
8%
(8/
452例)
であった。
−3−
17.臨床成績
17.
1.
2海外第I
I
I
相試験
(PROVENT試験)
17.
1 有効性及び安全性に関する試験
SARSCoV2による感染症に対するワクチンの効果が不十分と
〈SARSCoV2による感染症〉
考えられる若しくは接種が推奨されない、又はSARSCoV2の感
17.
1.
1国際共同第I
I
I
相試験
(TACKL
E試験)
18歳以上のSARSCoV2による感染症患者を対象としたプラセ
染リスクが高い場所若しくは状況に置かれる18歳以上の被験者
ボ対照無作為化二重盲検並行群間比較試験4)であり、本剤600mg
を対象としたプラセボ対照無作為化二重盲検並行群間比較試験6)
であり、本剤300mg
(チキサゲビマブ150mg及びシルガビマブ
(チキサゲビマブ300mg及びシルガビマブ300mgを逐次投与)又
はプラセボを単回筋肉内投与した。主要評価項目は、ベースライン
150mgを逐次投与)又はプラセボを単回筋肉内投与した。主要評
時に入院しておらず、
症状発現から7日以内に治験薬を投与した被
価項目は、治験薬投与後183日目までのSARSCoV2による感染
験者(mFAS)における治験薬投与後29日目までのSARSCoV2
症の症状の発現、かつRTPCR陽性の確認(イベント)に基づく相
による感染症の重症化又は理由を問わない死亡の発現(イベント)
対リスク減少率[(1−本剤群のイベント発現割合/
プラセボ群のイ
に基づく相対リスク減少率[(1−本剤群のイベント発現割合/
プラ
ベント発現割合)
×100]
であった。
セボ群のイベント発現割合)
×100]
であった。
主要解析(投与後追跡期間の中央値は本剤群及びプラセボ群とも
主要解析(投与後追跡期間の中央値は本剤群及びプラセボ群とも
に83日)では、ベースライン時のSARSCoV2のRTPCR検査が
に84日)では、イベント発現割合は本剤群4.
4%
(18/407例)、プラ
陰性又は欠測の被験者(FPAS)において、イベント発現割合は本
セボ群8.
9%
(37/415例)であり、相対リスク減少率は50%
(95%信
剤群0.
2%
(8/3441例)、プラセボ群1.
0%
(17/1731例)であり、相
頼区間:15%,71%)であった(p = 0.
010)。mFASにおける日本
対リスク減少率は77%
(95%信頼区間:46%,90%)であった(p
人は9例(本剤600mg群6例、プラセボ群3例)であり、いずれの被
<0.
001)
。
表173 主要評価項目に対する有効性
験者でもイベントは認められなかった。
表171 主要評価項目に対する有効性
(主要解析)
本剤300mg群
本剤600mg群
プラセボ群
ベースライン時のSARSCoV2のRTPCR検査が陰性又は欠測(FPAS、主
4.
4%
(18/
407例)
8.
9%
(37/
415例)
イベント発現割合
相対リスク減少率注1)
要解析)
50%
(95%信頼区間:15%,71%)
イベント発現割合
0.
010
相対リスク減少率注1)
77%
(95%信頼区間:46%,90%)
p値注2)
<0.
001
p値注2)
注1)症状発現からの日数(5日以下、5日超)及びSARSCoV2による感染症の
注2)有意水準両側5%、症状発現からの日数(5日以下、5日超)及びSARS-
イベント発現割合
CoV2による感染症の重症化リスク(高、低)を層別因子としたCochr
an-
相対リスク減少率注1)
Mant
el
Haens
zel
検定
1.
0%
(17/
1731例)
15.
8%
(3/
19例)
0%
(0/
6例)
算出できず
全体
なお、
本試験の主な選択・除外基準は表172のとおりであった。
イベント発現割合
表172 主な選択・除外基準
相対リスク減少率注1)
1.
SARSCoV2陽性(組入れ前3日以内に採取された口咽頭、
鼻咽頭、鼻腔スワブ、唾液等の検体を用いた抗原検査又は核
0.
3%
(11/
3460例)
1.
0%
(17/
1737例)
68%
(95%信頼区間:32%,85%)
注1)投与群及び同意取得時の年齢(60歳以上、60歳未満)を共変量、追跡期間
の対数変換値をオフセット変数としたロバスト分散を用いたポアソン回
酸検査により確認)
帰モデルにより推定
2.
W HOのCl
i
ni
calPr
ogr
essi
on Scal
eスコアが>1かつ
注2)
有意水準両側5%
<4a)
より長期間の有効性を検討するために行った追加解析(投与後追
3.
軽症から中等症のSARSCoV2による感染症の症状b)発現
が治験薬投与前7日以内であり、かつ治験薬投与前24時間以
跡期間の中央値は本剤群及びプラセボ群ともに196日)では、
内においてSARSCoV2による感染症の症状c)が1つ以上
FPASにおいて、イベント発現割合は本剤群0.
3%
(11/3441例)、
プラセボ群1.
8%
(31/1731例)であり、相対リスク減少率は83%
認められる
4.
治験薬投与前24時間以内の酸素飽和度が92%以上(室内
(95%信頼区間:66%,91%)
であった
(p <0.
001)。
d)
気)
除外基準
0.
2%
(8/
3441例)
ベースライン時のSARSCoV2のRTPCR検査が陽性
重症化リスク(高、
低)
を層別因子としたMant
el
Haens
zel
法により推定
選択基準
プラセボ群
なお、
本試験の主な選択・除外基準は表174のとおりであった。
1.
SARSCoV2による感染症による入院歴がある者又は入院
中である(経過観察又は感染拡散防止の理由のみでの入院
を除く)
2.
治験責任(分担)医師により、入院又は診療室や救急室での
救急治療が必要であると判断される
3.
SARSCoV2による感染症に対するワクチン、モノクロー
ナル抗体又は生物学的製剤(承認の有無を問わない)の接種
歴若しくは投与歴がある、又は組入れ後に接種若しくは投
与する予定がある
a)
スコアが>1かつ<4は、
非入院かつ症候性の患者が該当5)
b)主観的発熱又は発熱感、咳嗽、安静時又は労作時の息切れ又は呼吸困難、咽
喉痛、体の痛み又は筋肉痛、疲労、頭痛、悪寒、鼻閉塞又は鼻閉、鼻汁、新たな
味覚消失又は嗅覚消失、悪心又は嘔吐、下痢、体温37.
8˚
C/100˚
F超、新たな
錯乱(60歳以上のみ)、食欲不振又は摂食量減少(60歳以上のみ)、酸素投与
の必要量の増加(ベースライン時に酸素投与を受けていた場合のみ)
c)咳嗽、咽喉痛、安静時又は労作時の息切れ又は呼吸困難、体の痛み又は筋肉
痛、疲労、頭痛、悪寒、鼻閉塞又は鼻閉、鼻汁、悪心又は嘔吐、下痢、新たな味覚
消失又は嗅覚消失
d)
肺の基礎疾患を有し、
長期的に酸素補給を受けている患者を除く
本剤群の主要解析時点(投与後追跡期間の中央値は84日)の副作
用の発現割合は5.
1%
(23/452例)であり、発現割合が1%以上の副
作用は注射部位仏痛1.
8%
(8/
452例)
であった。
−3−