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資料3-4 ペマフィブラートの電子化された添付文書 (2 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28092.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和4年度第13回 9/27)《厚生労働省》 |
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併用注意
(併用に注意すること)
(2)
薬剤名等
臨床症状・措置方法
HMG-CoA還元酵素
阻害薬
プラバスタチン
ナトリウム
シンバスタチン
フルバスタチン
ナトリウム等
5.高齢者への投与
一般に高齢者では生理機能が低下しているので、副作用発現に
留意し、
経過を十分に観察しながら慎重に投与すること。
産婦、授乳婦等への投与
6.妊婦、
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこ
(1)
と。
〔妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。〕
授乳中の婦人には投与することを避け、やむを得ず投与する
(2)
場合には授乳を中止させること。
〔動物実験(ラット)で乳汁
中への移行が報告されている。〕
7.小児等への投与
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確
立していない
(使用経験がない)。
8.適用上の注意
薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服
用するよう指導すること。
(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角
部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重
篤な合併症を併発することが報告されている。
)
9.その他の注意
マウスのがん原性試験(0.075mg/kg/日以上)で肝細胞癌及び
肝細胞腺腫の発現頻度の増加が認められた。ラットのがん原
性試験(雄0.3mg/kg/日以上、雌1mg/kg/日以上)で肝細胞癌及
び肝細胞腺腫、膵臓腺房細胞癌、膵臓腺房細胞腺腫、精巣ライ
ディッヒ細胞腺腫並びに甲状腺濾胞上皮細胞腺腫の発現頻度
の増加が認められた。
機序・危険因子
急激な腎機能悪化 危 険 因 子 :腎 機 能
を伴う横紋筋融解 に 関 す る 臨 床 検 査
症があらわれやす 値 に 異 常 が 認 め ら
い。自覚症状(筋肉 れる患者
痛、
脱力感)
の発現、
CK(CPK)上昇、血
中及び尿中ミオグ
ロビン上昇並びに
血清クレアチニン
上昇等の腎機能の
悪化を認めた場合
は直ちに投与を中
止すること。
クロピドグレル硫酸 併用により本剤の 左記薬剤のCYP2C8
塩
血漿中濃度が上昇 及びOATP1B1の阻
したとの報告があ 害 作 用 に よ る と 考
る の で 、併 用 す る えられる。
場合には必要に応
クラリスロマイシン
左記薬剤のCYP3A、
H I V プ ロ テ ア ー ゼ じて本剤の減量を O A T P 1 B 1 及 び
考慮すること。
(
「薬 OATP1B3の阻害作
阻害剤
物動態」
の項参照)
リトナビル等
用によると考えら
れる。
薬物動態
フルコナゾール
併用により本剤の
血漿中濃度が上昇
したとの報告があ
る。
(「薬物動態」の
項参照)
左記薬剤のCYP2C9
及びCYP3Aの阻害
によると考えられ
る。
1.血漿中濃度
単回投与1)
(1)
健康成人男性(16例)に本剤0.1mgを空腹時単回経口投与した
ときの血漿中濃度推移及び薬物動態パラメータを示す。
陰イオン交換樹脂
コレスチラミン
コレスチミド
本剤の血漿中濃度
が低下する可能性
が あ る の で 、併 用
す る 場 合 に は 、可
能な限り間隔をあ
けて投与すること
が望ましい。
同時投与により本
剤が左記薬剤に吸
着され吸収が低下
する可能性がある。
強いCYP3A誘導剤 本剤の血漿中濃度
カルバマゼピン が 低 下 し 、本 剤 の
フェノバルビター 効果が減弱するお
それがある。
ル
フェニトイン
セイヨウオトギ
リ ソ ウ( セ ン ト・
ジョーンズ・ワー
ト)
含有食品等
左記薬剤の強い
CYP3Aの誘導作用
により、本剤の代謝
が促進されると考
えられる。
(ng /mL)2.5
血
漿
中
ペ
マ
フ
1%以上
胆石症
*筋
肉
CK(CPK)上昇、血中ミオグ
ロビン増加、筋肉痛
** 皮
膚
発疹、そう痒
そ の 他
1
ト
濃
度
0.5
0
3
6
9
12
15
18
21
24(h)
図
健康成人男性における空腹時単回経口投与時の血漿中濃度推移
表
健康成人男性における空腹時単回経口投与時の薬物動態パラメータ
Cmax
(ng/mL)
AUC0-inf
(ng・h/mL)
tmax
(h)
t1/2
(h)
1.82±0.54
5.75±1.50
1.50
(1.00,2.00)
1.88±0.31
Cmax、AUC0-inf、t1/2:平均値±標準偏差
tmax:中央値(最小値,最大値)
n=16
反復投与2)
(2)
健康成人男性(8例)に本剤0.2mg/日又は0.4mg/日を1日2回
に分けて朝夕食後7日間反復経口投与したときの投与1及び7
日目の薬物動態パラメータを示す。血漿中濃度は2日目で定
常状態に達した。AUC0-τに関する累積係数(反復投与時/初
回投与時、平均値±標準偏差)は、それぞれ1.0997±0.0688及
び1.1169±0.1814であった。
表
健康成人男性における反復経口投与時の薬物動態パラメータ
本剤投与量 測定時期
肝機能異常、
AST
(GOT)
上昇、
ALT(GPT)上昇
臓
平均値+標準偏差(n=16)
ブ
ラ
時間
0.1〜1%未満
肝
1.5
0
4.副作用
承認時までに実施された臨床試験において、1,418例中206例
(14.5%)に副作用が認められた。主な副作用は胆石症20例
(1.4%)、糖尿病20例(1.4%)、CK(CPK)上昇12例(0.8%)等で
あった。
(承認時)
重大な副作用
(1)
横紋筋融解症(頻度不明):筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、
血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症
があらわれ、これに伴って急性腎不全等の重篤な腎障害があ
らわれることがあるので、このような場合には直ちに投与を
中止し、適切な処置を行うこと。
その他の副作用
(2)
次のような副作用が認められた場合には、症状に応じて適切
な処置を行うこと。
**
2
0.2mg/日
1日2回
0.4mg/日
1日2回
糖尿病
(悪化を含む) グリコヘモグロビン増加、低
比重リポ蛋白増加、血中尿酸
増加
2
AUC0-τ
tmax
Cmax
(ng/mL)
(ng・h/mL) (h)
t1/2
(h)
1日目
1.401±
0.249
4.884±
2.000
1.201 (1.00,3.00)
7日目
1.593±
0.366
5.404±
2.000
1.528±
1.515 (1.00,3.00) 0.402
1日目
2.968±
0.905
10.975±
2.000
2.335 (1.00,3.00)
7日目
3.572±
1.021
12.207±
2.000
1.708±
2.900 (1.00,3.00) 0.158
−
−
(併用に注意すること)
(2)
薬剤名等
臨床症状・措置方法
HMG-CoA還元酵素
阻害薬
プラバスタチン
ナトリウム
シンバスタチン
フルバスタチン
ナトリウム等
5.高齢者への投与
一般に高齢者では生理機能が低下しているので、副作用発現に
留意し、
経過を十分に観察しながら慎重に投与すること。
産婦、授乳婦等への投与
6.妊婦、
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこ
(1)
と。
〔妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。〕
授乳中の婦人には投与することを避け、やむを得ず投与する
(2)
場合には授乳を中止させること。
〔動物実験(ラット)で乳汁
中への移行が報告されている。〕
7.小児等への投与
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確
立していない
(使用経験がない)。
8.適用上の注意
薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服
用するよう指導すること。
(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角
部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重
篤な合併症を併発することが報告されている。
)
9.その他の注意
マウスのがん原性試験(0.075mg/kg/日以上)で肝細胞癌及び
肝細胞腺腫の発現頻度の増加が認められた。ラットのがん原
性試験(雄0.3mg/kg/日以上、雌1mg/kg/日以上)で肝細胞癌及
び肝細胞腺腫、膵臓腺房細胞癌、膵臓腺房細胞腺腫、精巣ライ
ディッヒ細胞腺腫並びに甲状腺濾胞上皮細胞腺腫の発現頻度
の増加が認められた。
機序・危険因子
急激な腎機能悪化 危 険 因 子 :腎 機 能
を伴う横紋筋融解 に 関 す る 臨 床 検 査
症があらわれやす 値 に 異 常 が 認 め ら
い。自覚症状(筋肉 れる患者
痛、
脱力感)
の発現、
CK(CPK)上昇、血
中及び尿中ミオグ
ロビン上昇並びに
血清クレアチニン
上昇等の腎機能の
悪化を認めた場合
は直ちに投与を中
止すること。
クロピドグレル硫酸 併用により本剤の 左記薬剤のCYP2C8
塩
血漿中濃度が上昇 及びOATP1B1の阻
したとの報告があ 害 作 用 に よ る と 考
る の で 、併 用 す る えられる。
場合には必要に応
クラリスロマイシン
左記薬剤のCYP3A、
H I V プ ロ テ ア ー ゼ じて本剤の減量を O A T P 1 B 1 及 び
考慮すること。
(
「薬 OATP1B3の阻害作
阻害剤
物動態」
の項参照)
リトナビル等
用によると考えら
れる。
薬物動態
フルコナゾール
併用により本剤の
血漿中濃度が上昇
したとの報告があ
る。
(「薬物動態」の
項参照)
左記薬剤のCYP2C9
及びCYP3Aの阻害
によると考えられ
る。
1.血漿中濃度
単回投与1)
(1)
健康成人男性(16例)に本剤0.1mgを空腹時単回経口投与した
ときの血漿中濃度推移及び薬物動態パラメータを示す。
陰イオン交換樹脂
コレスチラミン
コレスチミド
本剤の血漿中濃度
が低下する可能性
が あ る の で 、併 用
す る 場 合 に は 、可
能な限り間隔をあ
けて投与すること
が望ましい。
同時投与により本
剤が左記薬剤に吸
着され吸収が低下
する可能性がある。
強いCYP3A誘導剤 本剤の血漿中濃度
カルバマゼピン が 低 下 し 、本 剤 の
フェノバルビター 効果が減弱するお
それがある。
ル
フェニトイン
セイヨウオトギ
リ ソ ウ( セ ン ト・
ジョーンズ・ワー
ト)
含有食品等
左記薬剤の強い
CYP3Aの誘導作用
により、本剤の代謝
が促進されると考
えられる。
(ng /mL)2.5
血
漿
中
ペ
マ
フ
1%以上
胆石症
*筋
肉
CK(CPK)上昇、血中ミオグ
ロビン増加、筋肉痛
** 皮
膚
発疹、そう痒
そ の 他
1
ト
濃
度
0.5
0
3
6
9
12
15
18
21
24(h)
図
健康成人男性における空腹時単回経口投与時の血漿中濃度推移
表
健康成人男性における空腹時単回経口投与時の薬物動態パラメータ
Cmax
(ng/mL)
AUC0-inf
(ng・h/mL)
tmax
(h)
t1/2
(h)
1.82±0.54
5.75±1.50
1.50
(1.00,2.00)
1.88±0.31
Cmax、AUC0-inf、t1/2:平均値±標準偏差
tmax:中央値(最小値,最大値)
n=16
反復投与2)
(2)
健康成人男性(8例)に本剤0.2mg/日又は0.4mg/日を1日2回
に分けて朝夕食後7日間反復経口投与したときの投与1及び7
日目の薬物動態パラメータを示す。血漿中濃度は2日目で定
常状態に達した。AUC0-τに関する累積係数(反復投与時/初
回投与時、平均値±標準偏差)は、それぞれ1.0997±0.0688及
び1.1169±0.1814であった。
表
健康成人男性における反復経口投与時の薬物動態パラメータ
本剤投与量 測定時期
肝機能異常、
AST
(GOT)
上昇、
ALT(GPT)上昇
臓
平均値+標準偏差(n=16)
ブ
ラ
時間
0.1〜1%未満
肝
1.5
0
4.副作用
承認時までに実施された臨床試験において、1,418例中206例
(14.5%)に副作用が認められた。主な副作用は胆石症20例
(1.4%)、糖尿病20例(1.4%)、CK(CPK)上昇12例(0.8%)等で
あった。
(承認時)
重大な副作用
(1)
横紋筋融解症(頻度不明):筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、
血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症
があらわれ、これに伴って急性腎不全等の重篤な腎障害があ
らわれることがあるので、このような場合には直ちに投与を
中止し、適切な処置を行うこと。
その他の副作用
(2)
次のような副作用が認められた場合には、症状に応じて適切
な処置を行うこと。
**
2
0.2mg/日
1日2回
0.4mg/日
1日2回
糖尿病
(悪化を含む) グリコヘモグロビン増加、低
比重リポ蛋白増加、血中尿酸
増加
2
AUC0-τ
tmax
Cmax
(ng/mL)
(ng・h/mL) (h)
t1/2
(h)
1日目
1.401±
0.249
4.884±
2.000
1.201 (1.00,3.00)
7日目
1.593±
0.366
5.404±
2.000
1.528±
1.515 (1.00,3.00) 0.402
1日目
2.968±
0.905
10.975±
2.000
2.335 (1.00,3.00)
7日目
3.572±
1.021
12.207±
2.000
1.708±
2.900 (1.00,3.00) 0.158
−
−