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参考資料 薬害を学ぼう「指導の手引き」 (10 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000197733_00005.html |
出典情報 | 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬害を学び再発を防止するための教育に関する検討会(第21回 1/25)《厚生労働省》 |
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【用語解説】
ジフテリア
ジフテリア菌の感染によって生じる鼻や喉の病気。感染又は増殖した菌から生じた
毒素(ジフテリア毒素)により昏睡や心筋炎などの全身症状が起こると死亡する危
険が高くなり、致命率は平均 5〜10%とされている。
予防接種法に基づく定期接種の対象疾病とされており、現在、一般的にはジフテリ
アを含む四種混合ワクチン(ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ)の予防接種が
実施されている。
キノホルム
1900 年頃にスイスで外用薬(塗り薬)として販売が始まった薬で、日本では 1953
製剤
年から内服薬(飲み薬)の整腸剤として使われるようになった。
現在、日本では医薬品として承認されていないが、オーストラリア等の海外では外
用殺菌剤として使われている国がある。
スモン
キノホルム製剤を経口摂取すると全身のしびれ、痛み、視力障害等が生じるが、こ
の症状をスモンと呼んでいる。これは、症状を表す英語Subacute Myelo-Optico-Neuropathy
(亜急性脊髄・視神経・末梢神経障害)の頭文字を取ったもの(SMON)である。
サリドマイド
1957 年から睡眠薬や胃腸薬として日本での販売が始まった薬。この薬を妊娠初期に
服用した母親から手や足、耳、内臓などに障害のある子どもが誕生した。
現在、日本では多発性骨髄腫(血液のがんの一種)等の薬として使用されている。
クロロキン
1950 年からマラリアや腎疾患等の治療薬として日本での販売が始まった薬。
現在、日本では医薬品として承認されていないが、米国等の海外では抗マラリア薬
等として使われている国がある。
クロロキン
クロロキン製剤の副作用によって生じる網膜の障害で、視野狭窄による視野の欠損
網膜症
などを主要な特徴とする不可逆性の視覚障害。
四頭筋短縮症
四頭筋は大腿(ふともも)の前面にあり、4つの筋からなる筋肉である。四頭筋短
縮症は、四頭筋が硬くなって本来の機能が損なわれ、種々の症状(歩行異常、正座
不能等)を来した状態をいう。
血液製剤
人の血液から得られた医薬品で、
「輸血用血液製剤」と「血しょう分画製剤」の2つ
に分類される。
「輸血用血液製剤」は、人の血液そのものや、赤血球、血小板、血し
ょうといった成分を分離精製した製剤で、
「血しょう分画製剤」は、血しょうから治
療に必要な血しょうタンパク質を分離精製した製剤である。
現在、日本では様々な安全対策を施した上で使用されている。
HIV
人の体をさまざまな細菌などから守る働き(免疫)をするTリンパ球などに感染す
るウイルスであり、Human Immunodeficiency Virus(ヒト免疫不全ウイルス)の略
称である。
HIV感染により免疫力が低下することで、普段は感染しないような病原体に感染
しやすくなり、さまざまな症状を発症するようになる。代表的な 23 種の疾患に感染
した時点でエイズ(AIDS、後天性免疫不全症候群)と診断される。
血友病
出血したときに血を固めるために働くタンパク質が、生まれつき低下・欠乏してい
る病気。このため、一度出血すると、止血までに時間がかかる。
血友病の患者が出血した場合、低下・欠乏している血を固めるためのタンパク質を
補充するため、血液製剤を投与することがある。
-8-
ジフテリア
ジフテリア菌の感染によって生じる鼻や喉の病気。感染又は増殖した菌から生じた
毒素(ジフテリア毒素)により昏睡や心筋炎などの全身症状が起こると死亡する危
険が高くなり、致命率は平均 5〜10%とされている。
予防接種法に基づく定期接種の対象疾病とされており、現在、一般的にはジフテリ
アを含む四種混合ワクチン(ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ)の予防接種が
実施されている。
キノホルム
1900 年頃にスイスで外用薬(塗り薬)として販売が始まった薬で、日本では 1953
製剤
年から内服薬(飲み薬)の整腸剤として使われるようになった。
現在、日本では医薬品として承認されていないが、オーストラリア等の海外では外
用殺菌剤として使われている国がある。
スモン
キノホルム製剤を経口摂取すると全身のしびれ、痛み、視力障害等が生じるが、こ
の症状をスモンと呼んでいる。これは、症状を表す英語Subacute Myelo-Optico-Neuropathy
(亜急性脊髄・視神経・末梢神経障害)の頭文字を取ったもの(SMON)である。
サリドマイド
1957 年から睡眠薬や胃腸薬として日本での販売が始まった薬。この薬を妊娠初期に
服用した母親から手や足、耳、内臓などに障害のある子どもが誕生した。
現在、日本では多発性骨髄腫(血液のがんの一種)等の薬として使用されている。
クロロキン
1950 年からマラリアや腎疾患等の治療薬として日本での販売が始まった薬。
現在、日本では医薬品として承認されていないが、米国等の海外では抗マラリア薬
等として使われている国がある。
クロロキン
クロロキン製剤の副作用によって生じる網膜の障害で、視野狭窄による視野の欠損
網膜症
などを主要な特徴とする不可逆性の視覚障害。
四頭筋短縮症
四頭筋は大腿(ふともも)の前面にあり、4つの筋からなる筋肉である。四頭筋短
縮症は、四頭筋が硬くなって本来の機能が損なわれ、種々の症状(歩行異常、正座
不能等)を来した状態をいう。
血液製剤
人の血液から得られた医薬品で、
「輸血用血液製剤」と「血しょう分画製剤」の2つ
に分類される。
「輸血用血液製剤」は、人の血液そのものや、赤血球、血小板、血し
ょうといった成分を分離精製した製剤で、
「血しょう分画製剤」は、血しょうから治
療に必要な血しょうタンパク質を分離精製した製剤である。
現在、日本では様々な安全対策を施した上で使用されている。
HIV
人の体をさまざまな細菌などから守る働き(免疫)をするTリンパ球などに感染す
るウイルスであり、Human Immunodeficiency Virus(ヒト免疫不全ウイルス)の略
称である。
HIV感染により免疫力が低下することで、普段は感染しないような病原体に感染
しやすくなり、さまざまな症状を発症するようになる。代表的な 23 種の疾患に感染
した時点でエイズ(AIDS、後天性免疫不全症候群)と診断される。
血友病
出血したときに血を固めるために働くタンパク質が、生まれつき低下・欠乏してい
る病気。このため、一度出血すると、止血までに時間がかかる。
血友病の患者が出血した場合、低下・欠乏している血を固めるためのタンパク質を
補充するため、血液製剤を投与することがある。
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