Ｃ型肝炎

Ｃ型肝炎を引き起こすウイルスであり、血液が主な感染経路である。

ウイルス

肝臓は体に必要なタンパク質や栄養分の生成や貯蔵、不要となった老廃物や薬物の
解毒などを行う器官で、Ｃ型肝炎ウイルスの感染により、肝臓の細胞が破壊される
肝炎の状態になる。肝炎が慢性化した場合、約 20 年かけて肝硬変や肝がんに進行す
ることも多い。

ＭＭＲ

平成元年から予防接種法に基づく予防接種で使用され始めたはしか（Measles）・お

ワクチン

たふくかぜ（Mumps）
・風疹（Rubella）の３種混合ワクチン。はしかと風疹は予防接
種法の対象疾病であり、おたふくかぜは対象でなかったが、ＭＭＲワクチンを使用
すれば３疾病同時に予防接種を受けられるようになった。

髄膜炎

脳を覆う髄膜に炎症が起こる病気。発症すると、発熱・頭痛・嘔吐がみられ、多く
の場合にうなじが硬くなって首が前に曲げにくくなる、意識が薄れるなどの症状が
ある。

ヒト乾燥硬膜

脳を覆う髄膜の１つである硬膜をヒトの遺体から採取し、製造された医療用具。主
に、脳外科手術の際に切除した硬膜を補充するために使用された。
現在、日本ではヒトの遺体から採取した硬膜は使用されておらず、人工硬膜が使用
されている。

プリオン

ヒトの脳に存在するタンパク質で、その機能に関しては諸説があり、まだ解ってい
ない。
正常なプリオンの立体構造が何らかの原因で変化し、異常プリオンと呼ばれる伝播
性のタンパク質になると、主に中枢神経内に蓄積し、急速に神経細胞の変性を起こ
す。

クロイツフェ

脳に異常プリオンが蓄積し、神経細胞の変性が起こって機能が障害される病気。急

ルト・ヤコブ病 速に認知症が進行し、発病から数ヶ月で無言・無動状態となり、１～２年で全身衰
弱、呼吸麻痺、肺炎などで死亡する。
独立行政法人

医薬品の副作用や生物由来製品を介した感染等による健康被害に対して、迅速な救

医薬品医療機

済を図り（健康被害救済）
、医薬品や医療機器などの品質、有効性および安全性につ

器総合機構

いて、治験前から承認までを一貫した体制で指導・審査し（承認審査）
、市販後にお

（ＰＭＤＡ）

ける安全性に関する情報の収集、分析、提供を行う（安全対策）ことを通じて、国
民保健の向上に貢献することを目的とした独立行政法人。平成 16 年４月に設立。

医薬品

「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」の略称。

医療機器等法

薬機法ともいう。医薬品・医療機器・再生医療等製品等の品質・有効性・安全性の

（旧薬事法）

確保並びにこれらの使用による保健衛生上の危害の発生・拡大の防止のために必要
な規制を行うとともに、指定薬物の規制に関する措置を講ずるほか、医療上特にそ
の必要性が高い医薬品・医療機器・再生医療等製品の研究開発の促進のために必要
な措置を講ずることにより、保健衛生の向上を図ることを目的とする法律。

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