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2021年度(令和3年度)介護医療院の経営状況について(PDF) (4 ページ)
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公開元URL | https://www.wam.go.jp/hp/keiei-report-r4/ |
出典情報 | 2021年度(令和3年度)介護医療院の経営状況について(9/29)《福祉医療機構》 |
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2022-004
1.3
コロナ禍での入退所経路の変化
活支援ハウスといった福祉施設からの入所割合
家庭からの入所、医療機関への退所はコロナ
禍の影響を受け変化
が増加した可能性が考えられる。あるいは、福
祉施設に入所していた療養を必要とする方が、
病床ひっ迫により医療機関への入院ができず、
続いて、入退所経路の経年変化をみていきた
介護医療院への入所につながった可能性なども
い。入退所経路は、併設施設の状況などの影響
考えられる。
が大きいことから、条件を合わせるため 3 か年
退所経路をみると、医療機関への退所割合が
度ともにデータが揃っている同一の施設につい
2021 年度はそれ以前より低下している。その要
て確認した(図表 3)。
因として考えられるのは、退所先の医療機関に
入所経路は、いずれの年度も医療機関からが
おいて、新型コロナウイルス感染症に対応する
約 9 割と差はみられなかったが、2019 年度と比
のための病床が確保されたことである。厚生労
較し、2020 年度と 2021 年度は家庭からの入所
働省の「療養状況等及び入院患者受入病床数等
割合が低下していた。これは、発熱症状がある
に関する調査について3」によると、2020 年度よ
患者などの受入れを一定程度制限せざるを得な
りも 2021 年度のほうが年度を通じて確保病床
かったことなどが要因の 1 つであると考えられ
数は多かった。医療機関が専用病床を多く確保
る。一方、割合が上昇したのはその他からの入
し、通常医療で使用できる病床数に制限がかか
所である。その要因は憶測の域を出ないが、介
ったことによって、医療機関への退所割合が低
護医療院への移行から数年が経過し、地域でそ
下した可能性が考えられる。
の機能が認識された結果、障害者支援施設や生
2.1
(図表 3)年度別入退所経路(同一施設)
差
2
施設類型別比較
単位 2019
2020
2021
施設類型別の経営状況
Ⅱ型は入所定員 1 人当たり事業収益などがⅠ
型よりも低く、赤字施設割合も高い
差
(2020- (20212019)
施設類型別の特徴を、2021 年度の経営状況の
2020)
うち主要な経営指標を用いてみていく(図表 4)。
施設数
-
18
18
18
-
-
入所計
人
949
831
799
家庭
%
6.2
3.9
4.8
△ 118
介護施設 %
4.7
4.6
5.3
△ 2.4
△ 32
0.7
施設数
-
医療機関 %
88.9
89.3
89.0
△ 0.2
0.4
定員数
%
0.1
2.3
1.0
2.2
△ 0.3
退所計
人
944
822
815
家庭
%
2.4
2.4
3.4
△ 122
介護施設 %
10.2
7.9
8.3
△ 0.0
△7
医療機関 %
41.1
45.7
39.9
4.6
死亡
%
45.9
43.6
46.1
その他
%
0.4
0.4
2.2
その他
3
△ 2.3
△ 2.3
△ 0.1
(図表 4)2021 年度
0.9
施設類型別の経営状況
指標名
△ 1.3
△ 5.9
Ⅱ型
28
人
78.3
60.9
入所利用率
%
93.1
92.3
在所日数(施設入所)
日
522.4
520.8
-
4.19
3.88
千円
6,043
5,366
利用者 1 人 1 日当たり事業収益
円
17,368
14,053
入所定員 10 人当たり従事者数
人
7.08
7.00
千円
8,899
7,667
%
24.6
46.4
入所定員 1 人当たり事業収益
0.4
Ⅰ型
57
要介護度(施設入所+短期入所)
1.0
単位
2.6
従事者 1 人当たり事業収益
1.8
赤字施設割合
療養状況等及び入院患者受入病床数等に関する調査について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/newpage_00023.html
Copyright ⓒ 2022Welfare And Medical Service Agency (WAM). All rights reserved.
4
1.3
コロナ禍での入退所経路の変化
活支援ハウスといった福祉施設からの入所割合
家庭からの入所、医療機関への退所はコロナ
禍の影響を受け変化
が増加した可能性が考えられる。あるいは、福
祉施設に入所していた療養を必要とする方が、
病床ひっ迫により医療機関への入院ができず、
続いて、入退所経路の経年変化をみていきた
介護医療院への入所につながった可能性なども
い。入退所経路は、併設施設の状況などの影響
考えられる。
が大きいことから、条件を合わせるため 3 か年
退所経路をみると、医療機関への退所割合が
度ともにデータが揃っている同一の施設につい
2021 年度はそれ以前より低下している。その要
て確認した(図表 3)。
因として考えられるのは、退所先の医療機関に
入所経路は、いずれの年度も医療機関からが
おいて、新型コロナウイルス感染症に対応する
約 9 割と差はみられなかったが、2019 年度と比
のための病床が確保されたことである。厚生労
較し、2020 年度と 2021 年度は家庭からの入所
働省の「療養状況等及び入院患者受入病床数等
割合が低下していた。これは、発熱症状がある
に関する調査について3」によると、2020 年度よ
患者などの受入れを一定程度制限せざるを得な
りも 2021 年度のほうが年度を通じて確保病床
かったことなどが要因の 1 つであると考えられ
数は多かった。医療機関が専用病床を多く確保
る。一方、割合が上昇したのはその他からの入
し、通常医療で使用できる病床数に制限がかか
所である。その要因は憶測の域を出ないが、介
ったことによって、医療機関への退所割合が低
護医療院への移行から数年が経過し、地域でそ
下した可能性が考えられる。
の機能が認識された結果、障害者支援施設や生
2.1
(図表 3)年度別入退所経路(同一施設)
差
2
施設類型別比較
単位 2019
2020
2021
施設類型別の経営状況
Ⅱ型は入所定員 1 人当たり事業収益などがⅠ
型よりも低く、赤字施設割合も高い
差
(2020- (20212019)
施設類型別の特徴を、2021 年度の経営状況の
2020)
うち主要な経営指標を用いてみていく(図表 4)。
施設数
-
18
18
18
-
-
入所計
人
949
831
799
家庭
%
6.2
3.9
4.8
△ 118
介護施設 %
4.7
4.6
5.3
△ 2.4
△ 32
0.7
施設数
-
医療機関 %
88.9
89.3
89.0
△ 0.2
0.4
定員数
%
0.1
2.3
1.0
2.2
△ 0.3
退所計
人
944
822
815
家庭
%
2.4
2.4
3.4
△ 122
介護施設 %
10.2
7.9
8.3
△ 0.0
△7
医療機関 %
41.1
45.7
39.9
4.6
死亡
%
45.9
43.6
46.1
その他
%
0.4
0.4
2.2
その他
3
△ 2.3
△ 2.3
△ 0.1
(図表 4)2021 年度
0.9
施設類型別の経営状況
指標名
△ 1.3
△ 5.9
Ⅱ型
28
人
78.3
60.9
入所利用率
%
93.1
92.3
在所日数(施設入所)
日
522.4
520.8
-
4.19
3.88
千円
6,043
5,366
利用者 1 人 1 日当たり事業収益
円
17,368
14,053
入所定員 10 人当たり従事者数
人
7.08
7.00
千円
8,899
7,667
%
24.6
46.4
入所定員 1 人当たり事業収益
0.4
Ⅰ型
57
要介護度(施設入所+短期入所)
1.0
単位
2.6
従事者 1 人当たり事業収益
1.8
赤字施設割合
療養状況等及び入院患者受入病床数等に関する調査について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/newpage_00023.html
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