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資料3-3-②西浦先生提出資料 (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00395.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード (第104回 10/26)《厚生労働省》
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1.2. 数理モデル
2022年10月16日までにHersysに登録されている報告日別感染者数に7日間移動平均
をとり、2日間後ろにずらしそれを発症日とした。データを8年齢群(0-9, 10-19,
20-29, 30-39, 40-49, 50-59, 60-69, 70+)に離散化し、年齢群𝑎の時刻𝑡における発症
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𝑡−1
者𝑖𝑎,𝑡 は、以下の式で表される。
(式1)
𝑖𝑎,𝑡 = ෍ 𝑅𝑎𝑏,𝑡 ෍ 𝑖𝑏,𝑡−𝜏 𝑔𝜏
𝑏=1

𝜏=1

ここで、𝑔𝜏 は発症間隔の確率密度関数(オミクロン株の世代時間は英国での推定値
を用いた:ガンマ分布 平均 2.1 日、標準偏差 1.4)であり、次世代行列𝑅𝑎𝑏,𝑡 は時刻
依存の感染性をもった1人の年齢群𝑏から生み出される年齢群𝑎の2次感染者数の平均
𝑘𝐶𝑎,𝑡−1
値の行列であり:
(式2)
𝑅𝑎𝑏,𝑡 = 𝑠𝑎 𝑚𝑎𝑏 (1 − 𝑞𝑙𝑎,𝑡 −
)

𝑁𝑎

とした。𝑠𝑎 𝑚𝑎𝑏 は次世代行列(K)でMunashinge et al. (2019) の接触行列𝑚𝑎𝑏 を基に、年
齢群別の感染に対する相対的な感受性𝑠𝑎 を大阪における第4波の流行初期データ用い
て求めた(Sasanami ,Infect. Dis.,2022)。𝑙𝑎,𝑡 は免疫保持者割合(発症予防効果)の免疫ラ

ンドスケープでこれまでのADB資料3-3参照。𝐶𝑎,𝑡 はシミュレーション以降に発生した
累積報告者数で、2022年10月10日を流行開始時期Tとおいた。報告バイアスを1/kと
する。すなわち、報告される感染者𝑖𝑎,𝑡 のk倍が実際に感染していることを仮定してい
る。𝑁𝑎 は年齢群別人口、 𝑞は新規変異株を想定した免疫回避割合を表す(q<1とし
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て対BA.5免疫保持者割合を定数倍することで免疫逃避を捕捉)。