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「かかりつけ医」の制度・環境の整備について〈議論の整理〉 (13 ページ)

公開元URL https://www.kenporen.com/press/
出典情報 「かかりつけ医」の制度・環境の整備について(議論の整理)(11/8)《健康保険組合連合会》
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「かかりつけ医機能の明確化」のイメージ(例)
 全てのかかりつけ医が他の医療機関とネットワークを構築していることを前提に、基本的機能と
して「地域医療連携の要となる共通の機能」を有したうえで、付加的機能として「国民・患者の
希望や状態に合った機能」を選択できるようにすることで、国民・患者にメリットが生じる。
地域医療連携の要となる共通の機能(例)








生活背景を含めて患者の情報を一元的に把握・管理
幅広い症状について診察
休日や夜間等の診療時間外における相談
必要に応じて専門医等を紹介し、逆紹介を受け入れる
他の医療機関や産業医、学校医、介護施設等と連携
保険者の求めに応じて保健事業・加入者教育に協力
重複処方や頻回検査がある場合、他の医療機関と調整

加入者の希望や状態に合った機能(例)


医 
療 







注意







国民・患者のメリット(例)
 自分のことを良く知る医師に、一般的な症
状を幅広く診てもらえることによる安心の
確保
 地域のネットワークによる医療の充足
 無駄な医療の抑制による安全の確保と自己
負担の軽減(医療費適正化)
国民・患者のメリット(例)

初診からのオンライン診療
感染症流行時における発熱外来や自宅療養の支援
適切なタイミングで生活習慣病の治療を開始
重症化や合併症の抑制を含めた慢性疾患の計画的管理
オンライン診療やリフィル処方
在宅医療、緩和ケア、看取りへの対応

 急な体調不良にも安心して対応
 早期の治療開始による治癒・軽快(医療費
適正化)
 適切な治療の継続
 自分の意思が尊重された療養生活

健康診査・保健指導の実施
健康の維持・増進、生活習慣の改善に関する相談
セルフメディケーションや適切な受診に関する助言
仕事や生活に関する不安の相談
ワクチン接種

 健診・保健指導の満足度の向上
 治療に直接関係のない相談が可能
 必要な医療に関する理解と納得(医療費適
正化)
 ワクチン難民の回避

ハードルが低い場合、対応可能な医師・医療機関は多いが、現状追認に近く、実態は変わらない。
ハードルが高い場合、現状では対応可能な医師・医療機関が限られるが、機能の強化が促される。

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