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「かかりつけ医」の制度・環境の整備について〈議論の整理〉 (4 ページ)

公開元URL https://www.kenporen.com/press/
出典情報 「かかりつけ医」の制度・環境の整備について(議論の整理)(11/8)《健康保険組合連合会》
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「かかりつけ医」の制度・環境を整備する背景
 医療提供体制と医療保険制度の限界(マクロの視点)
少子高齢化の更なる進展による影響
 2022年から団塊の世代が75歳に到達し始め、高齢者人口がピークを迎える2040年に向け、
現役世代が減少するなかで、高齢者への医療がさらに増加する【ニーズ量の問題】
 慢性疾患の管理や心身の衰えを支える在宅医療や介護等のニーズが高まり、急性疾患の治
療を中心とする従来の体制では、多様なニーズを充足できなくなる【ニーズ構成の問題】
 医療・介護に従事する人材の不足により、質の高いサービスを国民・患者が受けられなく
なる【サービス供給の問題】
 人口減少により社会保障の支え手となる現役世代の負担は限界を超える【財源の問題】
医療機能の分化と連携による効率的で効果的な医療提供体制が必要であり、かかりつ
け医の制度整備は、医療システム全般に関わる極めて重要な改革。

 過剰な医療の可能性や必要な医療の不足(ミクロの視点)
高齢者や生活習慣病等の慢性疾患だけでなく、幅広い年齢層・疾患で現状には問題がある。
以前から指摘されている問題






はしご受診・コンビニ受診
重複投薬・残薬
頻回検査・重複検査
大病院に患者が集中
⾧期入院・社会的入院

コロナ禍で生じた問題






不適切な受診控え
発熱患者の診療中止(発熱外来難民)
ワクチン接種の制限(ワクチン難民)
コロナ専用病床の逼迫
自宅療養・ホテル療養の不安

身近に信頼できるかかりつけ医がいれば、医療の過不足が改善に向かうのではないか。

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