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参考資料16    新型コロナワクチンの接種について(令和4年11月4日第40回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会資料1) (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00055.html
出典情報 第 88 回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会、令和4年度第 18 回薬事・食品衛生審 議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(11/11)《厚生労働省》
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2.本日の論点:【1】武田社ワクチン(ノババックス)の追加接種について
(1)添付文書の改訂について

(参考)武田社からPMDAへ提出された資料
武田ワクチン(ノババックス)の4回目接種の有効性(中和抗体価)
武田社からPMDAに相談する際に提出された資料によれば、武田社ワクチン(ノババックス)の4回目接種後の中和抗

体価について、初回シリーズ接種後(2回目接種後)に対する非劣性が示された。
武田社(ノババックス)臨床試験(武田社提出資料) (抜粋・要約)
方法・結果 :
・海外第1/2相試験の101試験第2相パート4回目接種で得られた、4回目接種14日後
(Day 371) までの免疫原性の中間解析。Day 189(3回目接種前)の無作為化でB2群に
割り付けられた104例のうち、46例が4回目の接種を受け、Day 371の評価例数として
34例を用いた免疫原性の解析を行った。
・中和抗体価について3 回目接種の評価時と同様にDay 35(2 回目接種14 日後)に対す
る非劣性を検証。3 回目接種の評価時と同一の非劣性マージンを用い、幾何平均の比を
0.67、抗体陽転率の差を-10%と設定し、それぞれ95% CI の下限で評価するものとした。
考察:
・従来株に対する中和抗体価は、本剤の4回目接種14日後に4回目接種前から増加し、従
来株に対する2回目接種14日後の抗体価を上回った。また、年齢層別の解析では、非高齢
者、高齢者ともに、本剤の4回目接種14日後の抗体価は年齢を問わない集団における2 回
目接種14日後の抗体価を上回った。
∙ オミクロン株(BA.1)、デルタ株、ベータ株に対する中和抗体価は、いずれも本剤の4
回目接種14日後に4 回目接種前から増加した。本剤の4回目接種14日後時点で、デルタ株
及びベータ株に対しての抗体価は、従来株に対する2 回目接種14日後の抗体価と同程度で
あったものの、オミクロン株に対する抗体価は、従来株に対する2 回目接種14日後の抗体
価を下回った。オミクロン株に対する中和抗体価の減弱は、コミナティ筋注及びスパイク
バックス筋注での報告と一貫していた。
∙ 中和抗体価とCOVID-19 発症予防の相関関係(Correlate of Protection)はまだ確立さ
れていないものの、有効性と相関することが示唆されている。したがって、これらの中和
抗体価の成績から、従来株、デルタ株、ベータ株に対しては本剤の4回接種によりピボタ
ル第3相試験で示された高い有効性が得られることが期待される。

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