よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


医療機関における医療機器のサイバーセキュリティ確保のための手引書案 (18 ページ)

公開元URL
出典情報 医療機関における医療機器のサイバーセキュリティ確保のための手引書案に関する御意見の募集について(12/26)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

医療機関向け手引書 V33B

480

守しているかのチェックリストではなく、幅広くサイバーセキュリティ対策に特化した内

481

容 となっていることに留意されたい。』となっており、IoT 機器を利用する場合の項目も含

482

まれている。

483
484

【参考 3】薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)

485

我が国においては、医療機器の製造販売を規制する医薬品、医療機器等の品質、有効性及

486

び安全性の確保等に関する法律(昭和 35 年法律第 145 号、以下「薬機法」という)に紐づ

487

く医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第四十一条第三項

488

の規定により厚生労働大臣が定める医療機器の基準(平成 17 年 3 月 29 日付け厚生労働省

489

告示第 122 号、以下「基本要件基準」)によってサイバーセキュリティを含むリスクマネジ

490

メントが求められ、使用者に対する情報提供や注意喚起を含めて最新の技術に立脚して医

491

療機器の安全を確保しなくてはならないこととされている。

492

具体的には、
「医療機器におけるサイバーセキュリティの確保について」
(平成 27 年通知)

493

によって、サイバーセキュリティ上のリスクが懸念される医療機器のうち、無線又は有線

494

により、他の医療機器、医療機器の構成品、インターネットその他のネットワーク、又は

495

USB メモリ等の携帯型メディア(以下「他の機器・ネットワーク等」という。
)との接続

496

が可能な医療機器について、不正なアクセス等が想定されるため、製造販売業者は、サイ

497

バーセキュリティ上のリスクを含む危険性を評価・除去し、防護するリスクマネジメント

498

を行い、使用者に対する必要な情報提供や注意喚起を含めて適切な対策を行うこととして

499

いる。また、必要なサイバーセキュリティの確保がなされていない医療機器については、

500

使用者に対して必要な注意喚起を行うことや、サイバーセキュリティの確保が適切に実施

501

されるよう、医療機関に対し、必要な情報提供を行うとともに、必要な連携を図ることが

502

示されている。その後、医療機器のサイバーセキュリティに関する具体的な対策及び処置

503

の考え方について「医療機器のサイバーセキュリティの確保に関するガイダンス」
(平成 30

504

年通知)として取りまとめられた。さらに、このガイダンスを置き換えるものとして 2021

505

年 12 月に「医療機器のサイバーセキュリティ導入に関する手引書」が発出され、医療機器

506

へのサイバー攻撃に対する国際的な耐性基準等の技術要件を我が国へ導入して整備するこ

507

とが示されている。

508

医療機器の使用環境の特定、意図する使用環境におけるサイバーセキュリティ上のリスク

509

に対するリスクマネジメントの実施、必要な対策、その結果リスクが受容可能になること

510

の説明、サイバーセキュリティ上のリスクに伴う医療機器の不具合等についても GVP 省令

511

に基づき、GVP 省令における安全性情報として取り扱い、関係者と連携を図り、適切な市

512

販後の安全確保が求められている。

513
514

【参考 4】IMDRF ガイダンス(医療機器サイバーセキュリティガイダンス)

515

・発行:IMDRF(国際医療機器規制当局フォーラム)、2020 年 3 月 18 日

516

・原文URL:http://www.imdrf.org/documents/documents.asp

517

・ガイダンスの一般原則:

518

医療機器を開発、規制、使用、監視する際に責任関係者が検討すべき、医療機器のサイバ

18 / 19