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04 専門家によるモニタリングコメント・意見 (4 ページ)

公開元URL https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1021348/1022808.html
出典情報 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第111回 1/12)《東京都》
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モニタリング項目

グラフ
①−6

1 月 12 日 第 111 回モニタリング会議のコメント
都内の医療機関から報告された新規陽性者数の保健所区域別の分布を人口 10 万人当たりで見ると、都内全
域に感染が広がっており、特に、区部の中心部が高い値となっている。


② #7119 における
発熱等相談件数

#7119 の増加は、感染拡大の予兆の指標の 1 つとしてモニタリングしてきた。都が令和 2 年 10 月 30 日に発
熱相談センターを設置した後は、その相談件数の推移と合わせて相談需要の指標として解析している。
(1) #7119 における発熱等相談件数の 7 日間平均は、前回の 176.1 件/日から、1 月 11 日時点で 148.0 件/日に減

少した。また、小児の発熱等相談件数の 7 日間平均は、前回の 34.0 件/日から、1 月 11 日時点で 30.7 件/日
となった。
(2) 都の発熱相談センターにおける相談件数の 7 日間平均は、前回の約 6,183 件/日から、1 月 11 日時点で約
5,200 件/日に減少した。
【コメント】
#7119 における発熱等相談件数及び都の発熱相談センターにおける相談件数は、依然として高い値で推移し

ている。発熱相談センターでは、今後の相談件数の更なる増加に備え、体制を強化している。
PCR 検査・抗原検査(以下「PCR 検査等」という。
)の陽性率は、感染状況をとらえる指標として、モニタリ
ングしている。なお、抗原定性検査キット等による自己検査で陽性となり、東京都陽性者登録センターへ登録
した方は、陽性率の計算に含まれていない。

③ 検査の陽性率
(PCR・抗原)

行政検査における 7 日間平均の PCR 検査等の陽性率は、前回の 42.1%から、1 月 11 日時点で 37.8%に低下
した。また、7 日間平均の PCR 検査等の人数は、前回の約 8,849 人/日から、1 月 11 日時点で約 25,790 人/日と
なった。
【コメント】
ア)検査の陽性率は、前回の 42.1%から、今回は 37.8%と、依然として高い値で推移している。
イ)症状があるにもかかわらず検査を受けない、あるいは自主検査で陽性と判明したにもかかわらず登録をし
ないなど、報告に表れない感染者が多数存在していることが予想される。新規陽性者数や陽性率の数値の評価
には、十分な注意が必要である。
ウ)
「濃厚接触者」及び「有症状者」となった場合に備え、抗原定性検査キットを事前に薬局等で個人購入し、
備蓄しておくことが望ましい。

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